パリの小さなオーケストラに引き続き観たい映画があったので、鑑賞してきました。
大自然を舞台にした映画は映画館で観ると迫力満点で見応えがあります。
【ソング・オブ・アース】
四季が織りなす大地の歌を聴いてごらん人と自然の繋がりを、年老いた父は娘にやさしく語りかける
ノルウェーの人里離れた渓谷「オルデダーレン」。
厳しくも美しい自然に囲まれた場所に、年老いた父母が生きている。
成長し、作家となった娘が二人の姿をカメラに留めようとすると、
84歳となった父親はこの国で最も美しい渓谷と呼ばれる場所を案内しながら、
彼の人生と最愛の妻、そして何世代も自然と共に生きてきた人々の暮らしについて
静かに語りはじめるのだった。
ノルウェー
ノルウェーは氷河、沿岸部のフィヨルドを擁する北欧の国。
ノルウェーといえば思い浮かぶのがオーロラとフィヨルド。そしてなんといってもサーモンと鯖。
鯖やサーモンは脂がのって美味しいのでスーパーではノルウェー産をつい買ってしまいます。
首都はオスロ。通貨はノルウェー・クローネです。
主な観光地
オスロ市庁舎
1950年に建てられ、その内部はムンクなどノルウェーの芸術家の作品で飾られています。
オスロ大聖堂
ノルウェー国教の総本山。18世紀に作られたパイプオルガンはパイプが6000本も使われているんだそうです。
フログネル公園
ノルウェーの彫刻家グスタフ・ヴィーゲランの彫刻が集められた公園。
1本の石柱に人の一生が刻まれたモノリッテンは是非観たいものです。
ムンク美術館
ムンクからオスロ市に寄贈された絵画やスケッチなどがあります。
ゲイランゲルフィヨルド
全長約16㎞、断崖絶壁と無数の滝からなる景観は2005年ノルウェーで初めての世界自然遺産として登録されています。
ネーロイフィヨルド
ゲイランゲルフィヨルドとともに世界自然遺産に登録。
ハダンゲルフィヨルド
ノルウェーで2番目に長い。果樹園に囲まれていて5月にはリンゴの花が咲き乱れて見頃です。
リーセフィヨルド
教会の説教壇ともよばれ、垂直に立つ岩山から眺めるフィヨルドは最高です。
フィヨルドとは
今から100万年ほど前、北欧は1000mを超える氷河に覆われていました。
氷河が大きくなるにつれ、その重みに耐えきれずに谷へと流れ、谷底を掘り下げながら海へと押し出されていったのです。
そうして、氷河の後退と海水が入って、今のフィヨルドが形成されたのです。
【ソング・オブ・アース】あらすじとネタバレ感想
美しい大自然を映画館で堪能できると思い、夫と二人鑑賞しました。
ノルウェーの1年を四季とともに生きる家族の姿を観ていく映画だったのですが…
ちょっと思っていた映画とは違うかったかもしれません。
もう少し動きや語りがあっても良かったように思います。
父親が84歳にして歩く姿は元気だなと思ったり、崩れ落ちる氷河、夜空に降りるオーロラはそれはもう素晴らしいものでした。
夏には動物の活き活きした姿や涼し気な水の音や風の音。
何もかもが美しく自然と共に過ごす姿を観ると人間とはなんて小さいのだろうと思ってしまいます。
両親が歌う伝統的の唄や自宅から見る景色は素晴らしいものです。
自然災害で家族が一瞬にして亡くなってしまう悲しい出来事も乗り越え、今があるということ以外はあまりストーリーもなく、ただずっと山を登りながら案内される映像を観るだけなので、涼しい館内で美しい映像を見ながら涼し気な水の音が「ぴちょ~ん」となる度に、心地よくなって睡魔が襲ってくるのでした。
個人的にはもう少し動きがあっても良かったのかなと思いました。
例えば、焚火がパチパチと燃え上がる部分ではそこでちょっとご飯を作って食べるシーンがあると(おぉ!!)と思えたかもしれません。
動物も馬が出てくるのですがこれといって何もなく、大自然の中で動物が大地へと帰るであろうシーンも、生きるために必用な内容がもう少しあってもよかったのかなぁなんて思ってしまいました。
この地球で生きていくにはいつか終わりもくる。
それが自然で悲観するのではなく、楽しかったこと、美しい思い出を考えるようにするということ。
幸せとはだれかと分かち合うもの
シンプルで人生とは何かを自然をとおして教えてくれる映画だったのですが、深すぎて私にはちょっと難しかった映画となりました。
山好きな方、大自然が好きな方、ノルウェーの1年を堪能されたい方は是非映画館へ足を運んでくださいね。