奈良を訪問した際に訪れて欲しいお店の1つ【ミジンコブンコ】
古民家の風情ある空間でくつろぎながらゆっくりとした時間を味わえます。
読書できる隠れ家的お店【ミジンコブンコ】
初めてのお店に入る時、ちょっと緊張してしまいませんか?
雑誌に載ってあったお店だけれど、どんな雰囲気なのかとか店主さんはどんな感じの人なんだろうとか。
どれだけ事前に調べていても実際に自分の目で見てみないと、自分にとって居心地が良いかは分かりません。
というわけで、前々から気になっていた【ミジンコブンコ】に実際行ってきました。
想像通りゆったりとした空間が心地よくて店主さんも優しくて気さくな方でした。
ぶらぶら「きたまち」歩き
奈良公園から少し離れた場所にあるこちらのお店。
近鉄奈良駅から徒歩約20分。近くには東大寺・転害門があります。
近鉄奈良駅からトコトコ県庁東を目指して歩いていきます。
その間鹿さんたちがお出迎え。
のんびり日陰で座っている鹿さんや、鹿せんべい欲しさにひたすらお辞儀をしておせんべいをねだる鹿さん。どの鹿さんたちもとっても可愛い。
おせんべいをあげる人間はほとんどが外国人。
なでなでしながら鹿さんのうんちを気にしつつ、スマホ片手に動画を撮りながら笑顔で鹿せんべいをあげる姿を見ながら進んでいくと、県庁東。奈良県庁や奈良公園バスターミナルにスターバックスコーヒーがあります。
次は旧京街道を北へと進みます。
旧京街道はかつて宿場町として栄えていました。
近くにはおよそ築100年の対象家屋のゲストハウス「奈良バックパッカーズ」や刺繍でつくる動物雑貨のお店アトリエ「リジッタ」、長屋をリノベしたカフェ「火と実コーヒー」などがあります。
歩くこと約20分小さな入口の昔ながらのお店が見えてきます。
あらゆる場所に文庫本が
引き戸を開けて中に入ります。
カラカラカラ、「いらっしゃいませ~」メガネをかけた優しそうな雰囲気の店主さんが席をご案内。私と夫だけでしたので、好きな場所をと言われたので入ってすぐ右側の背もたれに絵本が置いてある席に座りました。
メニューと一緒に小さめの可愛いグラスにお水とおしぼりを持ってきていただいたので、縦長の木枠に縁どられたメニュー表を見せて頂きます。
ランチはカレー(スープ付き)
ミジンコプレート(カリィ1種+野菜や豆のおかず4種)1200円を注文。
カリィは3種類あるうちから選ぶのですが、
夫はチキンカリィ(辛口)900円を私はポークカリィを選びました。
メニュー表にはカレーではなくてカリィと書かれてあります。
どんなカリィなのか楽しみです。
食事がくるまであらゆる場所に本が置いてあるので手にとってお気に入り本を選びます。
本は店主セレクトの本。
現代小説から古い雑誌のバックナンバーまでたくさんの本が大きな旅行カバンに置いてあったり、本棚に並べてあったりと素敵なインテリアになっています。
食事がくるまで、お互いに好きな本を読んで待ちます。
クセになる味!!酸味が効いたさっぱりなのにコクがあるスープ
カリィが出来るまでスープが先にきました。
かわいいホーローのコップのような所に入っています。
飲んでみると冷たくて、トマトとニンニクがよく効いたさっぱりのスープ。
たくさんの野菜がトロトロになるまで煮込まれていて野菜の旨味がギューっと凝縮された冷製スープです。
先に全部飲んでしまうともったいないので、カリィがきてからも飲めるように残しておきます。
15種類以上のスパイスが効いた辛口のチキンカレー
暫くすると、カリィが運ばれてきました。
スープの器と同じく白い器に縁が深い青い色をしたホーローのプレートです。
4種のおかずもプレートに一緒に並べられてありました。
食べてみると、カレーの深い味わい。いくつものスパイスがお互い主張せず、程よい加減で自分たちの良い所を上手く引き出してくれている感じがします。
なんとスパイスは15種類以上。
店主さんが研究を重ねた結果なんだそうです。
お肉たちは、よく煮込まれていてホロホロで、周りに並べられてたおかずと少しずつ混ぜ合わせながら頂きました。
見た目よりもボリュームがあって、最後まで美味しく頂きました。
ちなみに自宅でスパイスカレーを作る場合は、クミン、コリアンダー、ターメリックの3種は必須なんだそうです。これだけあれば、自宅でも美味しいスパイスカレーが出来るそうですよ。
その後もゆっくりしたかったのですが、時間の関係でもう一冊だけ本を読みお店を後にしました。
時間が許す限り、自分だけの大切な時間を楽しむことが出来るお店でした。
本が好きな方におすすめです。
ミジンコブンコ場所
電話:0742-24-8231
住所:奈良市東笹鉢町41
時間:11:30~17:00
休:日・月曜日