中身は同じで体だけが若返ったら!?
そんな薬があれば、飲んでみたい。
あなたなら、どう使いますか!?
【アーサーズ・ウイスキー】あらすじ
イギリスの郊外。
その日は嵐の夜でした。
アマチュアの発明家アーサーは、若返りの薬が完成したことで、喜びのあまり外に出た瞬間、落雷に見舞われ、亡くなってしまいます。
彼の葬儀後、妻のジョーン(パトリシア・ホッジ)は友人リンダ(ダイアン・キートン)とスーザン(ルル)の手を借りて、アーサーの小屋を大掃除します。
あまりの汚さに驚く3人ですが、そこでウィスキーを発見します。
3人は、リビングで若い頃を思い出しながら、ウイスキーでアーサーに向けて献杯し、そのまま眠りについたのでした。
翌朝目覚めた3人は、お互いの顔を見て驚きます。
そして若返った自分の体を見て嬉しさを隠しきれないでいるのでした。
若返った3人はカフェに向かい、それぞれ若くなった体でやりたいことリストを作ります。
けれども、若返りの効果が切れ始め、急いで店を出て行きます。
飲む量が少なかったのか、若返りの薬は持続性がないようでした。
次は、体だけでなくファッションやメイクも今風にし、3人の“ガール”たちはクラブへと繰り出します。
久しぶりのクラブで、ダンスや強いお酒を楽しんだものの、飲み過ぎた3人は失態してしまい…
映画『アーサーズ・ウイスキー』公式サイト/ 2025.1.17(金)公開
【アーサーズ・ウイスキー】登場人物
リンダ/ダイアン・キートン
夫に逃げられた離婚経験を持つ。
自分に自信がなく生きてきたけれど、自分の道を歩くことに。
ジョーン/パトリシア・ホッジ
発明家の夫を亡くし、若返ったことで、思い出の場所シャーウッドの森を訪れ、昔の自分を取り戻していきます。
スーザン/ルル
キッチンカーの男性に恋する独身女性。
若返ったらやりたい事リストに書かれたこととは…
【アーサーズ・ウイスキー】ネタバレ感想
気づかないうちに、知らない間に老けていくというのは、ふと自分の顔を鏡で見た時にショックを受けます。
髪の毛のハリはなくなり、薄くなって顔はシワやたるみにシミ。
ほうれい線なんてなかったらいいのに…
そんな時、中身は同じで体だけ若返ったら、と思うと嬉しくなってしまいます。
飲む量にもよるみたいだけれど、どうやら効き目は約6時間。
最初は嬉しくて、飲んでしまうけれど、やっぱり自分が自分でなくなる気がして飲むことを辞めてしまうかもしれません。
結局無理してしんどくなってしまう気がします。
気になったのは、ベネズエラ料理
思い出の場所、シャーウッドの森に行く途中に出会ったキッチンカーではベネズエラの代表的料理アレパを注文していました。
「アレパ」ってどんなの?と思ったら、白いトウモロコシの粉から出来たパンに、いろんな具材を挟んで食べる料理。
タコスのような感じに見えました。
レストランに行くと、アレパにスープ料理も添えられるそうです。
具材には、チーズやチキン、ツナやスクランブルなどの具材を入れることが多いようです。
やりたい事って
ある日突然20代に若返った3人ですが、やりたい事は思い出の場所に行ったり、元夫に復讐したり、クラブに行って楽しんだりとそれぞれ。
そうして残り少ない最後のウィスキーで人生最後の冒険と、ラスベガス旅行に行くのでした。
私も旅行が好きなので、やりたい事は旅行です。
知らない街に行って、未だ食べた事のない、現地のおいしい料理を食べてみたい。
行った事のない土地に足を踏み入れてみたい。
初めてのあのワクワクさをいつまでも感じていたいです。
どれだけ歳をとっても、冒険はしたいです。
それぞれの思い
ジョーンは、定職についていない1人息子と話します。
いろいろとあったみたいですが、息子が小さかった頃に大病をしたとき、痛みを取り除けるなら何でもしたと話します。
けれども、どれだけ手を伸ばしても、病室の外側からしか、息子には触れることが出来ず、そんな息子を守ってあげられないというやるせない思いを伝え、そうやって子どもを大きくしていった事など振り返ると、どれだけ空回りしても、愛情を持って必死に子育てをしたものだなぁと私も感慨深かったです。
今まで受け入れて生きるしかなかった人生。
特にリンダは自分の寿命がもうあまりないことに気づいています。
そのことを承知のうえ、やりたい事をし、ラスベガスでは、様々な体験や人と出会います。
ボーイ・ジョージの「カーマは気まぐれ」を歌うシーンはどこか懐かしく、当時聞いていた時よりも、もっと前向きになる歌でした。
ボーイ・ジョージ
ボーイ・ジョージ(Boy George、1961年6月14日 - )は、ロンドン生まれのアイルランド系イギリス人ミュージシャン。
本名はジョージ・アラン・オダウド(George Alan O'Dowd)。
カルチャー・クラブのヴォーカリストとして知られ、ソロ歌手やミュージカル俳優としても活動している。
ポップ・アイコンの一人であり、ゲイ・アイコンとしても有名
リンダは、「若返らずに、そのままの自分を楽しみたい。若返った自分は自分じゃないみたい」と2人に言い、3人はウィスキーを飲まずに乾杯します。
人生を上手に楽しむ方法
ありのままの自分、自分の道を歩くだけ
年齢は関係なく時間は限られています。
残りの人生は好きな人といたい。
私も、残りの人生は好きな人と過ごしたいです。
残りの人生をどう過ごしたいか?
リンダは自分に正直に生きました。
何が大切かが分かれば平穏でいられるのですね。
ジョーンもスーザンも、正直に自分を見せることにしました。
スカイダイビングにも挑戦します。
年齢は関係ない。
人生は楽しんだもん勝ち。
自分に正直に生きることが一番!!
ほとんどの人が、分かっているのに出来ないのはどうしてなんでしょうね。
映画を観ると、気持ちに変化が起こるかも!?