ガネしゃん

「人生に悔いはない」生き方がしたい主婦です。

ビートルズ好きなら【ビーセルズB-SELS】奈良レコード店

ビートルズが好きな人やビートルズに興味がある方ならレコードを持っていなくても、行って良かったと思えるお店です。

 

私はレコードを持っていません。

それでも奈良に行った際にどうしても寄ってみたい所がありました。

それが、奈良駅前のビルにあるビーセルズ「B-SELS」のお店。

 

世界各国のビートルズファン達から収集されたレコードが並びます。

 

 

奈良駅を出て、東向北通りに向かって信号を渡ります。

各階段の踊り場にはビートルズのメンバー達のポスターが共にお出迎え。

3階に到着。

ビーセルズ3階

入口には、ビートルズファンには嬉しいビートルズのポスターがお出迎え。

入りやすい雰囲気です。

 

扉を開けると、ビートルズの曲がレコードから流れ(あ〜来れた)って思いました。

ほどよい広さの店内にはシングル、EP、LPがメンバーのソロも含めて約2000点以上はありそうです。

(あれ?誰もいない)

店長さんは、バックヤードにおられましたが、すぐに気付いて出てきて下さいました。

 

どこを見渡してもビートルズばかり。

カセットテープとCDの時代でレコードプレーヤーは持っていないけれど、とにかくビートルズファンである自分が嬉しくなりました。

本国のUK盤や流通量の多いUS盤だけでなく、インドやスウェーデンといった国のレコードがあるのに驚きです。

 

入ってすぐ左手にある棚

ビートルズのレゴ

身長163cmの私のお腹辺りまである三段の棚の上段は、ビートルズメンバーのレゴやイエローサブマリンのレゴが!!

開店記念にと頂いたものだそうです。

もうこれだけでも、見る価値はあります。

上段にあるグッズは非売品です。

超貴重なプロマイド



棚には1960年代中頃のプロマイドやポストカードがあります。

超貴重なもので、ケンリック社製で入手困難なものらしいです。1枚税込み2500円

 

1冊300円

1番下にはレコード・コレクターズの雑誌が1冊300円となっています。

ポールがウイングス結成秘話などが書かれたのが1冊あったので、購入してみました。

 

入って真正面から右に向かってレコードがズラッと並んでいます。

右には新聞や雑話誌に掲載された記事があり、その隣にレコードプレーヤーが置かれ、ビートルズの曲が流れていました。

スーパーやラジオで時々流れてくるビートルズの曲には敏感ですが、専門店のレコード店で聞く音楽はしびれる感じがしました。

 

ビートルズ一色

 

ビートルズが好きでビートルズに囲まれた仕事場で訪れるお客さんはビートルズ好きだとモチベーションはあがります。

大きくなったらビートルズで埋め尽くした部屋を作ろうと思い描かれていたそうです。

単純な私は夢が叶って良かったと思いましたが、実はまだまだこれからが本当のやりたい事なのでしょうね。

ビートルズ好きが集まるお店、そこから広がっていく人とのつながり。

今後も「夢の先」が楽しみです。

もう一度行く機会があれば今度はもっとビートルズの事やレコードのお話が聞きたいなぁと思う私でした。

レコードがずらり

入手困難な品も多く取り揃えてあります。

レアなレコードを探されているなら見つかるかもしれません。

レコードを持っていなくても、雰囲気を味わうだけでも価値があります。

ビートルズ好きなら是非一度訪れてみてくださいね。

B-SELSビーセルズ

営業時間:11:00~20:00[ 定休日:毎週月曜日 ]
〒630-8237 奈良県奈良市中筋町5-1 扶桑ビル3F
TEL:0742-93-6963

 

 

ヴィヴィアン・リーと【哀愁】おすすめ映画

映画「風と共に去りぬ」では情熱的で激しい性格のスカーレットの役を見事に演じたヴィヴィアンリーでしたが、ロバート・テイラーと共演の「哀愁」は、繊細な女性を演じていました。

どちらも好きな作品ですが、どんなに厳しい世界でも強く生き抜く事が出来るスカーレットの様な強い女性に私は憧れてしまいます。

マービン・ルロイ監督

1900年10月15日サンフランシスコで生まれる。

8年間ボードビルの軽演劇の舞台にたった後映画界に入った。

27年ファースト・ナショナルで監督となり、駆け出しの頃は軽い喜劇が多かったが、次第に頭をもたげ、グロリア・スワンソン主演の「仮面の米国」などで一流監督の仲間入りをした。だがなんといっても、彼の力を十分に発揮するようになったのは、1939年にMGMに転じたからでその年ジュディ・ガーランド主演の野心作「オズの魔法使い」の製作に当たった。その後はこの「哀愁」を皮切りに「塵に咲く花」「心の旅路」「キュリー夫人」などグリア・ガースン主演で一連の美しい作品を監督した。

 

【哀愁】主な登場人物

マイラ(ヴィヴィアン・リー)

オルガ・キロワ・バレー団の踊り子

ロンドン空襲の時ロイに助けてもらう

ロイ(ローバート・テイラー)

現在:ロイ・クローニン大佐48歳

マイラと知り合った時は25歳の大尉

キティ(バージニア・フィールド)

マイラの親友 バレー団の踊り子

【哀愁】舞台イギリスウォータールー橋

ウォータールー橋は、イギリス、ロンドンのテムズ川に架かる橋。

この橋中央から見るテムズ川の景色は西にビッグベンやロンドンアイ、東はセントポール寺院などロンドンの名所があります。

 

 

【哀愁】のあらすじとネタバレ感想

第2次世界大戦が起こって、ロイ・クローニン大佐(ロバート・テイラー)は、フランス戦線に赴任のため、夕霧が立ちこめるロンドンの街を、ウォータールー駅に向かって車を走らせていました。

 

大佐は、48歳独身。

ハンサムで気品溢れた感じですが、どこかさみしげな感じがします。

大佐は途中ウォータールー橋のたまとに車をとめ、ひとり橋の欄干にもたれます。

彼の手には、ビリケンの幸運のお守りが握りしめられていました。

 

ここから、回想シーンとなります。

マイラとの出会い

第1次世界大戦の最中、ウォータールー橋を散歩する若い士官。

彼は当時25歳の青年大尉ロイ。

フランス戦線から休暇で帰国中でしたが、前線帰任を翌日に控え、ロンドンに別れを惜しんでいるのでした。

空襲警報が鳴り響き、通りがかった一団の少女たちが地下鉄へと走り、ロイも逃げおくれた1人の少女を助け、そのあとを追います。

 

少女の名前はマイラ(ヴィヴィアン・リー)。

オリンピック劇場に公演中のオルガ・キロワ・バレー団の踊り子でした。

 

空襲が終わり地上に出ると、マイラはロイの武運を祈り、ビリケンの幸運のお守りを彼に手渡すと急いで劇場へと向かいます。

この時すでに2人は惹かれ合っていたのですね。

いつの時代であろうと恋は芽生えるものです。

永遠の愛を誓う2人

その夜、舞台で踊るマイラは上官の宴席に行ったはずのロイが、客席から微笑みかける姿を見て嬉しさでいっぱいになります。

楽屋で、彼女はロイから夜食の誘いの手紙を貰うのですが、厳格なキロワ女史(マリア・オースペンスカヤ)に見つかり、断りの返事を書かなければなりませんでした。

女史に対しては厳しすぎるやろ~そんな食事くらいいいやんかと思いながら当時映画を観た記憶があります。

 

けれども、親友のキティ(バージニア・フィールド)のおかげでキャンドル・クラブで再会する事が出来ました。キティは本当にマイラ思いの頼りになる存在です。

 

このクラブでは「蛍の光」のメロディとともにキャンドルが次々に消されていき、ついには窓からの夜明けの光だけになっていきます。

物悲しい曲の中で恋人たちは踊り続ける幸せなひととき。

2人は夢のような時間を過ごし、「いつまでも」と愛情を誓い合うのでした。

 

出発の延期

翌朝、マイラはキロワ女史に厳しくしかられます。

女史は兵隊の気まぐれな情に教え子が傷つく事を恐れ、2度とこのような事をすれば解雇するとマイラに言い渡します。

 

ロイへの想いと悲しみでいっぱいのマイラ。

キティにロイへの想いを話し、降りしきる雨と同じ思いでふと窓の外を見ると、今朝ロンドンを去ったはずの彼が雨の中、たっているではありませんか!?

 

彼の出発がドーバー海峡の機雷のため、2日間延びたためでした。

 

彼女は我を忘れて雨の中に飛び出します。

 

雨の中での軍服姿のロバート・テイラーはかっこいい。

あの飛び出していくヴィヴィアン・リーの姿もとても可愛い。

 

運命のいたずら

ロイは隊長の結婚許可をもらい、明日午前に式を挙げる手筈をととのえていました。

マイラもまた結婚を発表し、キティをはじめ同僚の祝福を受け幸せに酔っていました。

ところが突然ロイから電話がかかってきて、「今晩急に出発する」と知らされるのでした。

マイラは舞台を捨て、ウォータールー駅に駆け付けますが、もう2度と会えないかもしれないロイの姿をようやく一目見ることが出来ただけでした。

 

無情な解雇

傷心のマイラを待っていたのは、解雇でした。

女史の無情な仕打ちに腹を立てたキティも女史にはむかい、解雇されてしまいます。

彼女たちは、働く口も見つからず生活していくことの厳しさを目の当たりにするのでした。

ロイの母親と

そんなある日、マイラはロイの母親マーガレット(ルシル・ワトソン)から上京するので会いたいという手紙を貰います。

約束のレストランで待っている間マイラは新聞でロイの死を知ってしまいます。

あまりのショックに気を失ってしまうマイラ。

店員に気付けのアルコールを貰い目を覚ますマイラ。

思わず残りのアルコールを飲み干します。

その姿を目の前で驚きの顔をしながらみていたのがロイの母親でした。

つい取り乱してしまったところを、ロイの母親に不快感を残してしまうマイラ。

マイラは思わず手にした新聞を隠します。

そして「話す事は何もありません」と母親に伝え店を後にするのでした。

 

生きていくために

それ以来マイラは病で病床にいました。

2~3か月が経ちようやく起き上がれるようになったある日、舞台に出ていると思っていたキティが、夜の女となって自分の世話をしてくれていた事を知ります。

 

絶望のあまり自暴自棄となったマイラはキティと同じ道を歩むようになるのでした。

 

街娼に身をおとしたマイラですが、駅のあたりを行きかう男たちに流し目をくれながら歩くシーンは無理に娼婦らしいポーズを取っているといった感じではなくて、上品だけれど、男性の視線をあびることが快楽なのですという表情を見せながら歩いていく姿はヴィヴィアン・リーだから出来る演技なのではと思いました。

ヴィヴィアン・リーの美しすぎる顔を見ているだけでうっとりしてしまいます。

ロイとの再会

1年ほど経ったある日、いつものようにウォータールー駅で客を引いていたマイラは、元気で帰還したロイにバッタリ出くわします。

ロイは彼女がこうして自分を待っていてくれたものと思い喜びでいっぱいになります。

固く抱きしめた腕のなかで、嬉しさと困惑に戸惑っているマイラを昔のままの彼女だと信じて疑わなかったロイ。

いやいや、分かるやろ~。マイラの恰好を見たら気づくで~と思うのですが。

鈍感すぎるやろ~。

すぐ結婚式を挙げようと、彼女をつれ、喜び勇んでスコットランドの母の許へ帰ります。

ロイの家族

マイラは、ロイの家族はじめ誰からも愛され、祝福されます。

なかでもロイの母親マーガレットの信頼と美しい心にふれ、このまま黙って結婚する気になれず、事実を夫人に打ち明けもう2度とロイに会わない決心をし、出奔するのでした。

マイラを追って

彼女を追ってロンドンにきたロイ。

キティと一緒に、安酒場やカフェと心当たりを探しまわります。

そこで初めてロイはマイラ達のどん底に落ち込んだ生活を知るのでした。

(え?気づいたの今?)遅いって…イチイチ映画にツッコミを入れたくなる当時の私は

映画ですが鈍感なロイにイライラしていました。

当時は分かるやろ~とツッコミを入れたくなるような気持ちで観ていましたが、この歳になって思うのは、実際になってみないと分からないものや気づく事、思う事は意外とあるものだと思います。

 

大切なのはその瞬間に気付くこと。

出来ないからすれ違いや思い込みがあるんですよね。

それが出来ると後悔なんてないのかもしれません。

 

この映画のスゴイ所はキティやマイラがどん底生活に落ち込んでいても汚い言葉は一切使われず、「白鳥の湖」の悲し気なメロディーとともに美しいイメージを保ったまま流れていきます。

探しまわったところで、彼女の行方は分かりませんでした。

もっと早く気づいてと思いましたがどうすることも出来ないんですよね。

 

その頃、マイラはウォータールー橋に立って深い物思いに沈んでいました。

将来に生きる希望を見いだせず、折から疾走してくる軍用トラックの前に身を投げて死んでしまいます。

霧に濡れた歩道には、スコットランドの家で、ロイが返してくれた幸運のお守りが転がっているのでした…

 

どんなに科学が進歩しても生活が便利になったとしても、人間の愛情は割り切れないものなのだと思います。

愛するがゆえに、その人のしあわせを願い、美しい愛情とイメージをそのまま恋人の胸に残して去ったマイラ…ただひとつの愛をつらぬきたかったマイラ。

 

純粋で繊細で心優しいマイラを思うと今でも胸がぎゅっと苦しくなるのでした。

 

読書できる隠れ家的お店【ミジンコブンコ】

奈良を訪問した際に訪れて欲しいお店の1つ【ミジンコブンコ】

古民家の風情ある空間でくつろぎながらゆっくりとした時間を味わえます。

読書できる隠れ家的お店【ミジンコブンコ】

ミジンコブンコ

初めてのお店に入る時、ちょっと緊張してしまいませんか?

雑誌に載ってあったお店だけれど、どんな雰囲気なのかとか店主さんはどんな感じの人なんだろうとか。

どれだけ事前に調べていても実際に自分の目で見てみないと、自分にとって居心地が良いかは分かりません。

というわけで、前々から気になっていた【ミジンコブンコ】に実際行ってきました。

想像通りゆったりとした空間が心地よくて店主さんも優しくて気さくな方でした。

ぶらぶら「きたまち」歩き

奈良公園から少し離れた場所にあるこちらのお店。

近鉄奈良駅から徒歩約20分。近くには東大寺・転害門があります。

近鉄奈良駅からトコトコ県庁東を目指して歩いていきます。

その間鹿さんたちがお出迎え。

のんびり日陰で座っている鹿さんや、鹿せんべい欲しさにひたすらお辞儀をしておせんべいをねだる鹿さん。どの鹿さんたちもとっても可愛い。

おせんべいをあげる人間はほとんどが外国人。

なでなでしながら鹿さんのうんちを気にしつつ、スマホ片手に動画を撮りながら笑顔で鹿せんべいをあげる姿を見ながら進んでいくと、県庁東。奈良県庁や奈良公園バスターミナルにスターバックスコーヒーがあります。

次は旧京街道を北へと進みます。

旧京街道はかつて宿場町として栄えていました。

近くにはおよそ築100年の対象家屋のゲストハウス「奈良バックパッカーズ」や刺繍でつくる動物雑貨のお店アトリエ「リジッタ」、長屋をリノベしたカフェ「火と実コーヒー」などがあります。

歩くこと約20分小さな入口の昔ながらのお店が見えてきます。

あらゆる場所に文庫本が

ミジンコブンコ

引き戸を開けて中に入ります。

カラカラカラ、「いらっしゃいませ~」メガネをかけた優しそうな雰囲気の店主さんが席をご案内。私と夫だけでしたので、好きな場所をと言われたので入ってすぐ右側の背もたれに絵本が置いてある席に座りました。

 

店主セレクトの文庫本が並ぶ

メニューと一緒に小さめの可愛いグラスにお水とおしぼりを持ってきていただいたので、縦長の木枠に縁どられたメニュー表を見せて頂きます。

ランチはカレー(スープ付き)

ミジンコプレート(カリィ1種+野菜や豆のおかず4種)1200円を注文。

カリィは3種類あるうちから選ぶのですが、

夫はチキンカリィ(辛口)900円を私はポークカリィを選びました。

メニュー表にはカレーではなくてカリィと書かれてあります。

どんなカリィなのか楽しみです。

食事がくるまであらゆる場所に本が置いてあるので手にとってお気に入り本を選びます。

お気に入りの本を探します

本は店主セレクトの本。

現代小説から古い雑誌のバックナンバーまでたくさんの本が大きな旅行カバンに置いてあったり、本棚に並べてあったりと素敵なインテリアになっています。

食事がくるまで、お互いに好きな本を読んで待ちます。

クセになる味!!酸味が効いたさっぱりなのにコクがあるスープ

トマトの冷製スープ

カリィが出来るまでスープが先にきました。

かわいいホーローのコップのような所に入っています。

飲んでみると冷たくて、トマトとニンニクがよく効いたさっぱりのスープ。

たくさんの野菜がトロトロになるまで煮込まれていて野菜の旨味がギューっと凝縮された冷製スープです。

先に全部飲んでしまうともったいないので、カリィがきてからも飲めるように残しておきます。

 

15種類以上のスパイスが効いた辛口のチキンカレー

15種類以上のスパイスが効いた辛口チキンカリィ

暫くすると、カリィが運ばれてきました。

スープの器と同じく白い器に縁が深い青い色をしたホーローのプレートです。

4種のおかずもプレートに一緒に並べられてありました。

食べてみると、カレーの深い味わい。いくつものスパイスがお互い主張せず、程よい加減で自分たちの良い所を上手く引き出してくれている感じがします。

なんとスパイスは15種類以上。

店主さんが研究を重ねた結果なんだそうです。

お肉たちは、よく煮込まれていてホロホロで、周りに並べられてたおかずと少しずつ混ぜ合わせながら頂きました。

見た目よりもボリュームがあって、最後まで美味しく頂きました。

ちなみに自宅でスパイスカレーを作る場合は、クミン、コリアンダー、ターメリックの3種は必須なんだそうです。これだけあれば、自宅でも美味しいスパイスカレーが出来るそうですよ。

その後もゆっくりしたかったのですが、時間の関係でもう一冊だけ本を読みお店を後にしました。

時間が許す限り、自分だけの大切な時間を楽しむことが出来るお店でした。

本が好きな方におすすめです。

ミジンコブンコ場所

電話:0742-24-8231

住所:奈良市東笹鉢町41

時間:11:30~17:00

休:日・月曜日

 

 

【ソング・オブ・アース】あらすじとネタバレ感想

パリの小さなオーケストラに引き続き観たい映画があったので、鑑賞してきました。

大自然を舞台にした映画は映画館で観ると迫力満点で見応えがあります。

 

【ソング・オブ・アース】

四季が織りなす大地の歌を聴いてごらん人と自然の繋がりを、年老いた父は娘にやさしく語りかける
ノルウェーの人里離れた渓谷「オルデダーレン」。
厳しくも美しい自然に囲まれた場所に、年老いた父母が生きている。
成長し、作家となった娘が二人の姿をカメラに留めようとすると、
84歳となった父親はこの国で最も美しい渓谷と呼ばれる場所を案内しながら、
彼の人生と最愛の妻、そして何世代も自然と共に生きてきた人々の暮らしについて
静かに語りはじめるのだった。

映画『SONG OF EARTH/ソング・オブ・アース』9月20日(金)公開

 

ノルウェー

ノルウェーは氷河、沿岸部のフィヨルドを擁する北欧の国。

ノルウェーといえば思い浮かぶのがオーロラとフィヨルド。そしてなんといってもサーモンと鯖。

鯖やサーモンは脂がのって美味しいのでスーパーではノルウェー産をつい買ってしまいます。

首都はオスロ。通貨はノルウェー・クローネです。

主な観光地

オスロ市庁舎

1950年に建てられ、その内部はムンクなどノルウェーの芸術家の作品で飾られています。

オスロ大聖堂

ノルウェー国教の総本山。18世紀に作られたパイプオルガンはパイプが6000本も使われているんだそうです。

フログネル公園

ノルウェーの彫刻家グスタフ・ヴィーゲランの彫刻が集められた公園。

1本の石柱に人の一生が刻まれたモノリッテンは是非観たいものです。

ムンク美術館

ムンクからオスロ市に寄贈された絵画やスケッチなどがあります。

ゲイランゲルフィヨルド

全長約16㎞、断崖絶壁と無数の滝からなる景観は2005年ノルウェーで初めての世界自然遺産として登録されています。

ネーロイフィヨルド

ゲイランゲルフィヨルドとともに世界自然遺産に登録。

ハダンゲルフィヨルド

ノルウェーで2番目に長い。果樹園に囲まれていて5月にはリンゴの花が咲き乱れて見頃です。

リーセフィヨルド

教会の説教壇ともよばれ、垂直に立つ岩山から眺めるフィヨルドは最高です。

フィヨルドとは

今から100万年ほど前、北欧は1000mを超える氷河に覆われていました。

氷河が大きくなるにつれ、その重みに耐えきれずに谷へと流れ、谷底を掘り下げながら海へと押し出されていったのです。

そうして、氷河の後退と海水が入って、今のフィヨルドが形成されたのです。

 

 

 

 


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【ソング・オブ・アース】あらすじとネタバレ感想

美しい大自然を映画館で堪能できると思い、夫と二人鑑賞しました。

ノルウェーの1年を四季とともに生きる家族の姿を観ていく映画だったのですが…

ちょっと思っていた映画とは違うかったかもしれません。

もう少し動きや語りがあっても良かったように思います。

 

父親が84歳にして歩く姿は元気だなと思ったり、崩れ落ちる氷河、夜空に降りるオーロラはそれはもう素晴らしいものでした。

夏には動物の活き活きした姿や涼し気な水の音や風の音。

何もかもが美しく自然と共に過ごす姿を観ると人間とはなんて小さいのだろうと思ってしまいます。

両親が歌う伝統的の唄や自宅から見る景色は素晴らしいものです。

 

自然災害で家族が一瞬にして亡くなってしまう悲しい出来事も乗り越え、今があるということ以外はあまりストーリーもなく、ただずっと山を登りながら案内される映像を観るだけなので、涼しい館内で美しい映像を見ながら涼し気な水の音が「ぴちょ~ん」となる度に、心地よくなって睡魔が襲ってくるのでした。

 

個人的にはもう少し動きがあっても良かったのかなと思いました。

例えば、焚火がパチパチと燃え上がる部分ではそこでちょっとご飯を作って食べるシーンがあると(おぉ!!)と思えたかもしれません。

動物も馬が出てくるのですがこれといって何もなく、大自然の中で動物が大地へと帰るであろうシーンも、生きるために必用な内容がもう少しあってもよかったのかなぁなんて思ってしまいました。

 

この地球で生きていくにはいつか終わりもくる。

 

それが自然で悲観するのではなく、楽しかったこと、美しい思い出を考えるようにするということ。

幸せとはだれかと分かち合うもの

シンプルで人生とは何かを自然をとおして教えてくれる映画だったのですが、深すぎて私にはちょっと難しかった映画となりました。

山好きな方、大自然が好きな方、ノルウェーの1年を堪能されたい方は是非映画館へ足を運んでくださいね。

【パリの小さなオーケストラ】あらすじとネタバレ感想

映画館の宣伝で「パリのちいさなオーケストラ」を知りました。

独学での勉強、女性だからという理由で相手にされない、お金の問題など。

壁は高いけれど、乗り越えていく実話のお話。

クラッシック音楽が好きな人必須です!!

 

 

【パリの小さなオーケストラ】あらすじ

パリの名門音楽院へ編入を認められた少女が、世界中で6%しかいない女性指揮者への夢に挑む。巨匠チェリビダッケに師事し、自らオーケストラを立ち上げた実話を描く驚きの感動作!!

 

パリ近郊の音楽院でヴィオラを学んできたザイアは、パリ市内の名門音楽院に最終学年で編入が認められ、指揮者になりたいという夢を持つ。

だが、女性で指揮者を目指すのはとても困難な上、クラスには指揮者を目指すエリートのランベールがいる。

超高級楽器を持つ名家の生徒たちに囲まれアウェーの中、ランベールの仲間たちには田舎者とやじられ、指揮の練習の授業では指揮台に立っても、真面目に演奏してもらえず、練習にならない。

しかし、特別授業に来た世界的指揮者に気に入られ、指導を受けることができるようになり、道がわずかに拓き始める-

映画『パリのちいさなオーケストラ』公式サイト


www.youtube.com

劇中で演奏される楽曲

ボレロ/ラヴェル

ラヴェルのボレロは1928年に作曲したバレエのための音楽

CMにもよく使われています。

サントリー「キレ味生」
スズキ「エクシード」
マクドナルド「たまごダブルマック」など。

 

夢のあとに/フォーレ

フォーレが1877年に作曲した歌曲で美しい旋律と独特の哀愁が特徴的

七重奏曲 変ホ長調 作品20/ベートーヴェン

7つの楽器(クラリネット、ファゴット、ホルン、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス)による室内楽曲

アルルの女第2組曲 第4曲:ファランドール/ビゼー

アルフォンス・ドーデの短編小説アルルの女に基づく戯曲の上演のために1872年に作曲されました。

交響曲第9番「新世界より」ホ短調 作品95/ドヴォルザーク

1893年に作曲した交響曲であり、ドヴォルザークが作曲した最後の交響曲

 

交響曲第7番 イ長調 作品92/ベートーヴェン

ベートーベンが1811年から1812年にかけて作曲した交響曲でリズム重視の曲想から現代においても人気が高い曲。

 

無伴奏チェロ組曲第1番 ト長調 BWV1007/バッハ

無伴奏チェロ組曲は、チェロ独奏用の組曲で、6曲あります。
6曲の組曲はそれぞれひとつの調性で統一されています。
前奏曲(プレリュード)で始まり、アルマンド、クーラント、サラバンド、メヌエット(第3番・第4番はブーレ、第5番・第6番ではガヴォット)、ジーグの6曲構成となっています。
第5番はスコルダトゥーラを前提とし、第6番は5弦の楽器のために書かれています。

無伴奏チェロ組曲 - Wikipedia

『ロメオとジュリエット』作品64「騎士たちの踊り」/プロコフィエフ

ソ連の作曲家、セルゲイ・プロコフィエフが作曲したバレエ音楽である。イギリスの劇作家シェイクスピアによる悲劇『ロミオとジュリエット』に基づく。バレエ音楽からプロコフィエフ自身によって管弦楽組曲3つとピアノ独奏用組曲1つが作られている。

ロメオとジュリエット (プロコフィエフ) - Wikipedia

交響曲第5番 変ロ長調 /シューベルト

交響曲第5番は第4番と同じ年、1816年9月に作曲され、10月3日に完成されたと自筆譜に記されている。前作とは趣を全く異なる交響曲であるが、モーツァルトなどの古典派の作曲家の作風を思わせるような心地よい旋律と優美な雰囲気が醸し出される作品で、シューベルトの初期の交響曲の中では最も人気が高い作品である。

交響曲第5番 (シューベルト) - Wikipedia

ピアノ・ソナタ第14番「月光」嬰ハ短調 作品27/ベートーヴェン

ピアノソナタ第14番(ピアノソナタだいじゅうよんばん)嬰ハ短調 作品27-2 『幻想曲風ソナタ』("Sonata quasi una Fantasia")は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが1801年に作曲したピアノソナタ。『月光ソナタ』という通称とともに広く知られている。

1801年、ベートーヴェンが30歳のときの作品。1802年3月のカッピによる出版が初版であり、ピアノソナタ第13番と対になって作品27として発表された。両曲ともに作曲者自身により「幻想曲風ソナタ」という題名を付されており、これによって曲に与えられた性格が明確に表されている。

ピアノソナタ第14番 (ベートーヴェン) - Wikipedia

 

ディベルティメント 変ロ長調 /ハイドン

ハイドンの管弦楽曲一覧では、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンの管弦楽曲(序曲・ディヴェルティメント他)の作品リストを示す。ホーボーケン番号 (Hob.) では1a番 (Ia) と2番 (II)、8番 (VIII) と9番 (IX) まで分類される。

ハイドンの管弦楽曲一覧 - Wikipedia

 

チェロ協奏曲第1番 イ短調 作品33/サン=サーンス

チェロ協奏曲第1番 イ短調 作品33は、カミーユ・サン=サーンスが作曲した2曲のチェロ協奏曲のうちの第1作である。


この曲は壮年期の1872年に書き上げられた。前後してオペラ『サムソンとデリラ』、ピアノ協奏曲第4番、4曲の交響詩などの傑作が生まれている。1873年1月19日、パリ音楽院にてオーギュスト・トルベック独奏により初演された。独奏者はパリ音楽院のチェロ教授であり、本作が献呈されている。1902年に作曲された第2番は、作曲家としての経験を一層積んだ老年期の作品であるが、第1番ほどの評価を得られず、今日ではほとんど演奏されない。単にサン=サーンスのチェロ協奏曲というと、もっぱら第1番のほうを指す。

チェロ協奏曲第1番 (サン=サーンス) - Wikipedia

 

『アルルの女』第1組曲第4曲「鐘(カリヨン)」/ビゼー

『アルルの女』(アルルのおんな、フランス語: L'Arlésienne)は、ジョルジュ・ビゼーによる全27曲の付随音楽であり、アルフォンス・ドーデの同名の短編小説『アルルの女(フランス語版)』およびそれに基づく戯曲の上演のために1872年に作曲されたものである。付随音楽から編曲された2つの組曲が一般には最も広く知られている。

アルルの女 - Wikipedia

交響詩「死の舞踏」作品40/サン=サーンス

フランスの詩人アンリ・カザリス(英語版)の奇怪で幻想的な詩に霊感を得て、1872年にまずは歌曲として作曲され、1874年に管弦楽曲としてまとめられた。午前0時の時計の音とともに骸骨が現れて不気味に踊り始め、次第に激しさを増してゆくが、夜明けを告げる雄鶏の声が響きわたるや墓に逃げ帰り、辺りが再び静寂に包まれるまでを描写的に描いている。

死の舞踏 (サン=サーンス) - Wikipedia

交響曲第1番 ハ長調 作品21 /ベートーヴェン

交響曲第1番 ハ長調 作品21(こうきょうきょくだい1ばん ハちょうちょう さくひん21)は、ベートーヴェンが1799年から1800年に作曲した自身1曲目の交響曲である。ピアノソナタ第8番「悲愴」や七重奏曲、6つの弦楽四重奏曲などともに、ベートーヴェンの初期の代表作として知られている。

ベートーヴェンの交響曲のうち、第1番、第2番はベートーヴェンの「初期」の作品に含まれ、第1番もハイドン、モーツァルトからの影響が強く見られるが、既にベートーヴェンの独自性が現れている。

交響曲第1番 (ベートーヴェン) - Wikipedia

 

『サムソンとデリラ』 作品47「バッカナール」/サン=サーンス

『サムソンとデリラ』(Samson et Dalila)は、カミーユ・サン=サーンスが作曲した3幕からなるオペラ。旧約聖書「士師記」第13章から第16章のサムソンの物語に基づく。『サムソンとダリラ』とも表記される。

サムソンとデリラ (オペラ) - Wikipedia

『魔笛』「これはなんと素晴らしい響き」/モーツァルト


『魔笛』は、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトが1791年に作曲したジングシュピール(歌芝居、現在では一般にオペラの一種として分類される)。モーツァルトが生涯の最後に完成させたオペラである。台本は興行主・俳優・歌手のエマヌエル・シカネーダーが自分の一座のために書いた。現在もモーツァルトのオペラの中で筆頭の人気を持つ(「オペルンヴェルト(英語版)」誌の毎年の作品別上演回数統計、「音楽の友」誌の定期的な人気作品投票など)。

魔笛 - Wikipedia

交響曲第102番 変ロ長調/ハイドン

交響曲第102番 変ロ長調 Hob. I:102 は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが1794年に作曲した交響曲。
イギリス訪問時のロンドンで作曲された、いわゆる『ロンドン交響曲』のうちの1曲である。


1795年2月2日に行われたロンドンの国王劇場で第1回オペラコンサートのプログラム第2部の最初の曲目として初演された。

なお、本作の初演時にハイドンがステージに姿を見せたところ、観客がハイドンをよく見ようとステージ近くまで押し寄せホールの中央に空席ができた。その直後にホールの中央の大きなシャンデリアが突然落下し砕け散ったものの、そこは空席となっていたために怪我人は出ず、観客から「奇跡だ、奇跡だ」という声が起こったと伝えられている。しかし理由は不明であるが、現在ではこのエピソードが本作ではなく第96番の初演時の出来事として誤って語り継がれており、現代ではもっぱら第96番が『奇蹟』(あるいは『奇跡』)という愛称で呼ばれている(そのため、近年発売されたCDや出版物によっては、第96番ではなく本作に『奇蹟』の愛称を付けているものもある)。

交響曲第102番 (ハイドン) - Wikipedia

 

知らない曲があれば、もったいないので取りこぼしがないように事前に予習しておくとより映画を楽しむことができますよ。

 

ディヴェルティメント・オーケストラとは

1998年にザイア・ジウアニがパリとセーヌ・サン・ドニの音楽院の学生や指導者と一緒に設立。現在も70人程の団員を有し、交響曲に加えてワールドミュージック、伝統音楽、ポピュラー音楽など幅広いレパートリーで年間約40のコンサートを開催している。

 

【パリの小さなオーケストラ】のネタバレ感想

ユナイテッドシネマにて時間帯が微妙な12時10分からの上映でした。

この時間帯に映画を観るのは初めてだったので、あまり観る人がいないだろうなぁと思っていたのですが、思ったよりも観に来られている人がいて、音楽が好きな方は多いのだと思いました。

主人公のザイアは、小学校低学年の頃、両親が夜遅くに観ていたテレビのクラッシック演奏での指揮者に感動します。

10年後のザイアは双子の妹と共に、パリ市内の名門音楽院に最終学年で編入が認められるのですが、女性であるという事や田舎出身ということで、クラス内でまともに取り合ってもらえない日々が続くのでした。

親が音楽家やお金があるというだけで本気で音楽の道に進む気がない子達。

自分がいかに恵まれた環境にいるという事が分からないのはもったいないことですね。

 

私は小さいころ少しだけピアノをやっていましたが、クラッシックに詳しいわけではありません。

こういった映画を観ると、チェロや他の楽器も自分で演奏出来ればいいなぁと思います。

若い頃そういった機会があるなら、自分の恵まれた環境に感謝し出来る事なら早く気づきたいものです。

 

ザイアはその中でも必死に音楽の勉強をし頑張る毎日を送ります。

 

映画の中で、「指揮者がいなくても、オーケストラはやっていけるのでは?」という疑問があったのですが、指揮者というのは、指揮棒を振りながらテンポや音楽的雰囲気を伝えて全体を統一してるんですよね。

同じ作品でも、指揮者の解釈や音楽の方向性、オーケストラの持ち味によって全然違って聴こえるのがクラシック音楽の面白いところみたいなんです。

異なる指揮者の同じ曲で聞き比べをすると違いがよく分かるそうですよ。

 

ザイアも「ロミオとジュリエット」のロミオが登場するシーンでのロミオの心境を思い描きながらピアノの指揮を練習すると言う場面がありました。

感じ方は人によって異なるのだから、指揮者によっても異なるのは同じですね。

 

ザイアが指揮者として勉強しているシーンで、どの楽器がどこの部分でどう演奏するかなど、細かく全部暗記しているのは大変だと思いました。

楽譜だけではなく、当時の作曲家やその時代の風景などやるべきことはたくさんあります。

 

特別授業で世界的指導者チェリビダッケ師に「作曲家の気持ちを引き出すことが分からない」みたいな質問をし、ザイアは彼の前で指揮をすることになります。

彼に気に入られたザイアは彼の指導のもとで勉強することができるのですが、技術を身に着けていくうちに、スランプもあり指揮者としての味がないと言われてしまいます。

以前「シェフ」の映画でも似たようなセリフがあったのですが、技術だけじゃダメ。それだとただの真似になってしまうということ。

その人自身のオリジナリティや持ち味というものがないと人の心には響かないのです。

 

ザイアが指揮台に立つ孤独を味わう恐怖というものは、まだ指揮者として完全ではなく、オーケストラ全体と一体になった時奇跡が起きるという師匠のアドバイスは良い師匠に出会って良かったなぁと思いました。

 

ザイアは優しい家族に見守られ彼女は、パリっ子や地元の子達と一緒に組む地元のオーケストラを作ります。

彼女の音楽に対しての熱い想いと友情があって、若いっていいなぁと思いました。

 

映画の最後にザイアは指揮者として妹はチェロ奏者として活躍されている事が書かれてありました。世界中で女性指揮者はわずか6%、フランスは4%とまだまだ少ないですが、ザイアが築いてきた道を今後も広がっていけばいいなと思います。

 

飽きがこないクラッシックは、何百年経った今でもやはりいいものだなぁと思います。

フランスパリを舞台にした映画はこちら☟

 

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【スオミの話をしよう】ネタバレと感想

ある日、大富豪の妻【スオミ】が姿を消します。

失踪した女性の元夫たちが、【スオミ】にについて色々と語り合うのですが、5人とも【スオミ】に対しての感じ方が違います。

彼女は一体何ものなのでしょうか。

あらすじ

著名な詩人の妻スオミが行方不明となり、詩人の豪邸に刑事がやってくる。

彼はすぐに正式な捜査を開始すべきだと主張するが、詩人は「大ごとにするな」と言って聞かない。やがてスオミの元夫たちが続々と屋敷に集まり、「誰が一番スオミを愛していたのか」「誰が一番スオミに愛されていたのか」とスオミの安否そっちのけで熱く語り合う。

すると、彼らの思い出の中のスオミは、見た目も性格も、まるで別人であることが明らかになっていく。

シネマトゥデイより抜粋

 

 


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【スオミの話をしよう】主な登場人物紹介

スオミ(長澤まさみ)

突如失踪した大富豪の妻

魚山大吉(トトヤマダイキチ)(遠藤憲一)

スオミの1番目の夫。血の気の多い庭師

 

十勝座衛門(トカチザエモン)(松坂桃李)

スオミの2番目の夫。自信家で見栄っ張りのユーチューバー。

宇賀神守(ウガジンマモル)(小林隆)

スオミの3番目の夫。情に厚くお人好しな警察官。

草野圭吾(クサノケイゴ)(西島秀俊)

スオミの4番目の夫。かなり神経質な警察官。

寒川しずお(サムカワシズオ)(坂東彌十郎)スオミの5番目の夫。

自分勝手な詩人。

映画『スオミの話をしよう』公式サイト

 

【スオミの話をしよう】ネタバレと感想

【スオミ】が行方不明と聞きつけ、元夫で刑事の草野が部下と共に駆けつけてきます。

現夫は「心配ない」といい、警察には知らせないようにと言うのですが…

 

現夫と元夫たちが、自分と【スオミ】の過ごした時間や別れた後もどのくらいの頻度で会っているか、別れた理由などをお互いにマウントを取り合いながら話が進んでいきます。

 

元夫たちは【スオミ】が本当に誘拐されたのか、犯人の心当たりなどを考えるよりも「いかに彼女を愛していたか」と意地の張り合いを見ていると、(本当に誘拐されているのか?)と思ってしまいます。

 

私が一番面白かったのは、彼女の身代金請求が3億に対して、現夫はなぜか出し惜しみをしてきます。

観ているこちらも(えっ?払わへんの?)と思いますし、命とお金とどっちが大事?と元夫たちにも呆れられるのですが、なぜか現夫は2億5000万は出せるけど、それ以上は出せないと言い張ります。

仕方がないので、1番目の夫がカッコよく「俺が出す」と言い切ったので(おっ!!)と思ったのですが、金額を聞かれ「7500円」と自信ありげに言う所。(…え?)出すって言うから5000万とは言わなくても4000万位言うのかなぁと思いますが、後の2人もお互いの出方を探りあいます。

「っで草野さんは幾ら出せるんですか?」

草野と宇賀神が互いに顔を見合わせる。

草野:「200万」

宇賀神:「205万」

そうしたら魚山が「やっぱ7000円で」

関係ない草野の部下にも「参加しませんか」みたいに言われ、身代金の金額が、まるでオークションの様な感じになって、クスっと笑えて面白かったです。

 

お互いが回想のシーンで自分の知っている【スオミ】を話すシーンでは、

1番目の夫の魚山は、彼女の中学時代の教師で、ツンデレ好き。【スオミ】は彼の性格に合わせて態度をコロコロ変えていました。

イタリアンレストランにて、ダイエット中の魚山は、自分は食べなくてもいいから、【スオミ】は好きな料理を食べてと言います。

それならこんな所で無理して食べなくても良いと【スオミ】は言うのですが…

魚山に対してイラっとする【スオミ】の言い方が迫力ありましたねえ。私も魚山に対してイラっとしました。(そんなんで来る?)って。

 

2番目の夫の十勝は、マルチまがいの商法ばかりして、逮捕されたのをきっかけに【スオミ】と別れます。

彼だけが【スオミ】から逃げられずに自分から別れを切り出したのですが…

結局は見栄っ張りなだけという事が最後に分かってしまいます。

 

3番目の夫は、中国語で話す【スオミ】のことを理解しようとはせず、中国語を勉強しようとすらしませんでした。

 

4番目の夫の草野の場合は「【スオミ】は不器用で何もできないから」と決めつけていて、全部自分で何でもやってしまいます。

 

その分、現夫の寒川は自己中のため、【スオミ】自身居心地は良かったようですが、自由に使えるお金はなかったようです。

 

異なるタイプの夫と過ごすうちに、【スオミ】は自分自身でさえ、自分が何者なのかがわからなくなったんだと思います。

 

果たして【スオミ】は5人の夫を愛し、愛されていたのでしょうか?

 

こちらの映画では、夫婦として妻が夫の立場や性格に合わせて態度を変えていますが、家族や友人でも同じことだと思います。相手に合わすと疲れます。相手にばかり会わせていると本当の自分が見えなくなってしまうのでは?

たとえ夫婦や親子であってもその人本人の事なんて誰にも分からない。

本人ですら分からないのかもしれません。

 

【スオミ】は5人の違うタイプの男性と結婚していき、常に身に着けていたネックレスを手に自分の出生地であるフィンランドで年を重ねていきたいと思う夢を抱くのでした。

【スオミ】とは「フィンランド」という意味なんだそうです。

 

結局は戸塚純貴演じる寒川の世話係「乙骨直虎」が【スオミ】の協力者とし自作自演だった誘拐ですが、【スオミ】と乙骨とは何の関係もなくただ利用されただけの乙骨。

最後は泣きながら走り去っていくのでした。

 

映画の内容としては、まぁ面白かった。という感想なのですが出演者の演技は素晴らしかったです。

特に最後の長澤まさみが元夫との質疑応答のシーンは、それぞれの夫に対して、当時の妻を演じながら話すという名演技をされていました。

この演じ分けは素晴らしく長澤ファンにとってはたまらないと思います。

回想シーンでは、中学生を演じるセーラー服姿、水商売風の派手な感じのその母親、チャイナドレスを着た中国人、料理が出来ない不器用な女性、タクシーの運転手と多くの役をこなされていました。

 

最後にはミュージカルで締めくくられていて、長澤まさみの歌唱力と元夫たちのダンスも良かったです。

舞台としてフィンランドは出てこないのですが、首都はヘルシンキだというのは最後の唄で何度も歌われています。

気になる方は映画館で堪能されてみてはいかがでしょう。

ロンドンで憧れの【アフタヌーンティ】を楽しむ

ロンドンに来たら紅茶とともにゆっくり過ごすアフタヌーンティーを思い浮かべる方も多いのでは?

今日はロンドン本場のアフタヌーンティーで優雅なひとときを過ごすための紅茶の選び方や基本マナーについてご紹介します。

 

アフタヌーンティマナー

アフタヌーンティー

アフタヌーンティーは、スコーン、サンドイッチ、お菓子と紅茶がセットになっており、ロンドンで大人気です。

ロンドン滞在中に一度は体験したいものです。

【アフタヌーンティー】とは

伝統的なスタイルは三段トレイにスイーツ、スコーン、サンドイッチ。紅茶とともにゆっくりと楽しめます。

【クリームティー】とは

スコーンと紅茶のセット。スコーンはクロテッドクリームとジャムをつけて頂きます。

【シャンパン・アフタヌーンティー】とは

サンドイッチ、スコーン、お菓子が載ったケーキスタンド+お茶に加えて、グランシャンパンが付きます。

【ハイティー】とは

昔夕食前に食べた軽食。メイン付きなので夕食代わりにもなります。

【ティー・ハウス】とは

お茶とホームメイド菓子がメイン。

個性的なお店が人気です。

【モダンテイスト】とは

伝統スタイルをベースにさまざまな趣向を凝らしたアフタヌーンティー・セットです。

新しいスタイルの仕上がりが人気でメンズメニューもあります。

【アフタヌーンティー】の予約について

予約が可能な店は出来る限り予約をして言った方がベター。

事前に直接出向いて予約をしてもOKです。

【アフタヌーンティー】の時間にご注意を

通常は15時~18時くらいですが、最近は12時からオープンしているお店もあります。

決まった時間に入店しないとアフタヌーンティーのメニューが注文できない可能性もあるので、ご注意を。

【アフタヌーンティー】のドレスコード

基本的にはTシャツとジーンズという服装は避けた方がいいでしょう。

ネクタイまではいきませんが、ジャケットは羽織っていきたいですね。

【アフタヌーンティー】の注文の仕方

2人で訪れてひとりはセット、もうひとりはティーだけ注文してシェアするのはマナー違反です。人数分注文しましょう。2人で注文した場合はひとつの3段トレイに2人分をまとめて持ってきてくれます。

 

【アフタヌーンティー】の3段トレイは下から順番に

一般的なトレイは下段にサンドイッチ、中段にスコーン、上段にケーキが乗っています。厳密に決まっているわけではありませんが、下段・中断・上段に食べていくのが暗黙のルールとなっています。

中段のスコーンはナイフで真横に切り、開いたとおろにクリームやジャムを塗っていただきましょう。

 

紅茶の選び方

紅茶の選び方

茶葉のサイズ

オレンジ・ペコorange pekoe(OP)

茶葉の大きさを表すグレードのひとつ。

細長くて7~12㎜程度の長さ

ペコpekoe(P)

幅が広く、オレンジ・ペコと同じ程度の長さの茶葉

ブロークン・オレンジペコboroken orange pekoe(BOP)

オレンジ・ペコをさらに細かくカットした茶葉

 

定番の紅茶

一度は名前を耳にしたことがある英国紅茶です。

ダージリンティー

インド東北部原産の茶葉。香りと味のバランスがおいしい。

ストレートで飲むのが一般的な飲み方。

 

アッサムティー

インド東北部アッサム原産の茶葉。

味が濃いのでミルクティーに合います。

 

アールグレイティー

中国産などの茶葉にベルガモットで香りづけしたもの。メーカーによって風味が違います。

 

イングリッシュ・ブレックファストティー

朝食用にブレンドされた強めの紅茶。こちらもミルクティーにして飲むのが一般的。

 

セイロンティ

スリランカの紅茶。栽培する場所の標高によって3つに分類されています。

 

紅茶の飲み方

茶葉を選べることが多いですが、ミルクで飲むのが基本(ミルクは冷たいです)日本によくあるレモンティーは一般的ではありません。

お茶を継ぎ足す場合はポットからティーカップへ自分で注ぎます。

茶器やティーセットの名前

紅茶を頂く時の道具の名前についてご存知でしょうか。

いくつかご紹介しておきます。

ティー・ポット

紅茶用ポット。陶磁器が理想的ですが、レストランなどではステンレス製のものも多いです。

ティーカップ&ソーサー

カップと受け皿。昔の貴族はカップのお茶をソーサーに移して飲んでいたとか…

ティー・ストレイナー

茶こし器

ホット・ウォーター・ジャグ

ティーポットに追加で入れるお湯のポット。

クリーマー/ミルク・ジャグ

ミルクティー用のミルクを入れる容器

マグ

普段から紅茶をたくさん飲むイギリス人たちは自宅では大きなマグカップを使う人が多いです。日本でも同じですね。

キャディ・スプーン

茶さじのこと。茶葉をすくい、ティーポットへ

ティー・キャディー

茶葉を保管する容器

シュガー・ポット

砂糖を入れる容器

ティー・コージー

ポットにかぶせる保温用のカバー

ティー・マット

保温などのためにティーポットの下に敷くマット

 

英国にある人気店&カフェ

イングリッシュ・ティールーム

ブラウンズホテルの入口は地図上でわかりにくいですが、グリーンパーク駅前のピカデリー通りから見て、建物右側の道沿いになります。

アガサ・クリスティーが「バートラム・ホテルにて」執筆中にアフタヌーンティーを楽しんだことで有名です。

スイーツが豊富で食べ放題。

出てくる種類・量の多さは食べきれないくらいで食べたと思ったら次々とおかわりを持ってきてくれます。

 

キャピタル

イギリスの伝統的なアフタヌーンティーを楽しめます。

温かみのある店内は座席数が16席と少ないのでスタッフのサービスも行き届いています。

 

オランジェリー

ケンジントン・ガーデンの中でアフタヌーンティーを楽しめます。

オランジェリーとはオレンジ温室という意味。

ここでは1704年にアン女王が作らせた由緒あるものです。

 

コリンズ・ルーム

ナイツブリッジにある高級ホテル、バークレーにティールームで味わえるアフタヌーンティー。

毎年の最新ファッションコレクションをモチーフにドレスやカバン、シューズなどをかたどったケーキがトレイに飾られます。

 

 

プロムナード

ハイドパークに面したホテルの中でもひときわ高級感にあふれた高級ホテルで伝統的なアフタヌーンティーの雰囲気を味わえます。

スコーンは冷めない様、シャンパンとサンドイッチからサーブされ、その後にスコーンとお菓子がでてきます。

 

 

フォイエ

マライア・キャリーやマドンナなど、世界の有名なアーティストや貴族が宿泊するロンドン最高級五つ星ホテル。

1920代にデザインされたアールデコ様式のインテリアは優雅そのもの。

入口は大きなユニオンジャックを目印に。黒と白の市松模様が美しい大理石のロビーはセレブの気分を味わえます。

天才的ヘッド・シェフが作り出すお菓子が人気。

お勧めはシャンパンアフタヌーンティ。大人気なので予約必須。

 

サンダーソン

繁華街にあるデザイナーズホテル。サンダーソンというイギリスで有名なファブリック・ブランドの元本社だったビルを有名な建築家、フィリップ・スタルクが大規模なホテルとして改装。コートヤード・ガーデンは、そのサンダーソン・ホテルの中庭にあるレストランバーで夜にはライトアップされます。

リップ型のオブジェが迎えてくれるエントランスや水のせせらぎがとても心地よいテラス。

注目はなんといっても「不思議の国のアリス」をイメージしたマッドハッターズのアフタヌーンティー。アリスをイメージしたマッドハッターズ・アフタヌーンティーは是非食べてみたいです。

 

 

ダイヤモンド・ジュビリー・ティーサロン

フォートナム&メイソン内のティールーム。

アフタヌーンティーでも有名ですが、夕方のハイティメニューも捨てがたいメニュー。

 

リフォーム・ソーシャル&グリル

男性向けのアフタヌーンティーも人気です。ミニステーキやサンドイッチがあってスイーツはやや少なめ。勿論、女性もオーダーできます。

 

香り高い紅茶に優雅に盛り付けられたアフタヌーンティー。

伝統と格式あるクラッシックホテルで味わうアフタヌーンティーはどれも素敵。

予算や好みなど、あなたにぴったり出合う本場イギリスでの優雅なひとときを味わってみてください。