予告では、野宿をしていそうな五郎が浜辺でヒクヒクしているシーンが!?
(あれ、ヤバいんじゃないの?)
いったい五郎に何があったのか?
美味しそうな料理も楽しみだけれど、五郎の行方も気になって…
鑑賞後はお腹が空いているので、食べ過ぎに注意が必要です。
【孤独のグルメ】あらすじ
なんであんなに美味しそうに食べられるんだろう…
映画では、それはもう美味しそうな料理がたくさん登場します。
そしてその美味しそうな食事に、ついつい見入ってしまうのです。
井之頭五郎は、元恋人・小雪の娘、千秋から依頼の連絡を受け、フランス・パリへと向かいます。
途中、楽しみにしていたはずの機内食を2食とも、食べ損ないます。
仕方なく、配られたナッツを口にする五郎。
飛行機は五郎が空腹のまま着陸態勢へと入るのでした。
パリに到着し、ル・ブクラ(Le Bouclard / 1 Rue Cavallotti, 75018 Paris, FRA)というお店で、空腹を満たしたところで、千秋と一緒に祖父の元へとむかいます。
そこで、千秋の祖父一郎が、五郎に依頼したのは、「いっちゃん汁」と呼ばれる「子どもの頃に飲んだスープをもう一度飲みたい」という内容。
最初は断る五郎でしたが、いつもの人の良さから依頼を引き受け、わずかな地名を頼りに、食材を探すことになってしまったのでした。
舞台は、フランス、韓国、長崎そして東京。
笑いあり、おいしさタップリの110分でした。
【孤独のグルメ】登場人物
井之頭五郎/松重豊
輸入雑貨の貿易商を営んでいて、商談でその土地の飲食店にて食事する事を楽しみに仕事をしている。
下調べはせずに、その時々でお店に入ります。
メニュー内容を吟味し、頼む品数はちょっぴり多め。
志穂/内田有紀
五郎が迷い込む韓国領の島のコミュニティで暮らす女性
元ラーメン屋
中川/礒村勇斗
中華ラーメン店「さんせりて」の常連客
結構食べる
彼の仕事は実は…
松尾千秋/杏
フランス在住で五郎のかつての恋人・小雪(さゆき)の娘
亡くなった母から「日本で何か困った事があれば、五郎を訪ねるといい」と言われている。
店主/オダギリジョー
中華ラーメン店「さんせりて」店主
コロナ禍依頼、ラーメンを作る気力がなくなりチャーハンのみの営業。
五郎が訪ねてきたことにより…
松尾一郎/塩見三省
千秋の祖父。小雪の父。
千秋と共にフランス・パリ在住
「子どもの頃に飲んでいた懐かしのスープ(いっちゃんじる)をもう一度飲みたい」と五郎に食材とレシピ探しを依頼。
食材は海の幸と山の幸の両方。
滝山/村田雄浩
五郎と旧知の仲。
パピコが好きでいつも食べている。
ヨガをしていて、意外と体が柔らかい。
【孤独のグルメ】感想
テレビをつけ、たまに【孤独のグルメ】がやってると「美味しそう!!」とつい見てしまいます。
見出したら、なぜか止まらなくなるくらい美味しそうなグルメがいっぱい。
松重さんの丁寧な食べ方が、見ていて飽きないのかもしれません。
そんな【孤独のグルメ】が映画になって登場。
早速映画館に足を運んできました。
それにしても、井之頭五郎はよく食べる。
見ていて気持ちが良いくらい。
毎回どこへ行き何を食べるのかとても楽しみです。
最初の舞台はフランス・パリ
フランス・パリに到着した五郎。
機内では、ビーフシチューか焼き鳥丼で迷う五郎でしたが、ビーフを注文するも、その後ぐっすり眠り込んでしまい、2食とも食事の機会を逃してしまいます。
そんなビーフを食べ損ねたこともあり、五郎の体はビーフを欲していました。
エッフェル塔や凱旋門などをバックにお店を探す五郎。
たまたま通りがかったおしゃれなお店の外窓から覗いたら、老人が1人、ロールキャベツを美味しそうに食べています。
老人が食べるロールキャベツは五郎のハートをしっかりとつかみ、そのお店へと入ったのでした。
お店は、フランス パリ ル・ブクラ
(Le Bouclard / 1 Rue Cavallotti, 75018 Paris, FRA)
五郎は、オニオンスープやビーフブルギニョンを注文します。
あつあつのオニオンスープを美味しそうに口へと運ぶ五郎。
スープに国境はない
世界中に配りたい
玉ねぎの甘味からのチーズの塩味。
とんでもなく美味しそうでした。
お店自慢のビーフブルギニョンは、肉厚でソースたっぷり。
やっとつかまえた
この牛、またたくまに胃袋に逃げていく
これぞフレンチの王道
ヤバい
白飯が欲しい
そのまま食べたり、パンの上にソースをたっぷりのせて食べる食べ方も食欲をそそります。
パンの上にビーフとタレ
これはフレンチのクーデター
いや、フランスパン革命
俺はナポレオンかもしれない
お店は通りに面した黒い外壁と、筆記体の「B」が特徴 のオシャレなお店です。
もう一品注文しようかとした時、杏演じる千秋がやってきて、2人は千秋のアパートへと向かいます。
2人乗れる?と思う位狭いエレベーターに乗って、自宅へと入ると何ともオシャレなお部屋。
そこで、千秋の祖父からもう一度飲みたいと言われ…
五島列島へ行ってみるしかないか
五郎の言葉でなぜか「行ってくれるのかい」となり、観ているこちらは(なんでそうなんの?)と思わず吹き出してしまいます。
結局そのまま五郎は、食材探しに五島列島へと向かうのでした。
ここでクロマニヨンズの「空腹と俺」の音楽が流れ、映画が進んでいきます。
長崎五島列島
世界遺産で知られる五島列島は千秋の祖父松尾氏が育った町。
分かっている食材は、海の幸は海藻と魚、山の幸はしいたけととんこつをベースにしたスープということ。
ところが、村の住民に「いっちゃんじる」を訪ねても誰も知らないと答えるばかり。
五郎はもっと重要な(腹が減った)ことを思い出し、店を探しはじめます。
見つけた食堂は「みかんや」とかわいらしい名前のついた食堂。
長崎といえば、ちゃんぽん。
早速ちゃんぽんを注文します。
野菜のシャキシャキ感、豊富な野菜と麺が胃の中でちゃんぽんになっていく。
たのしい。
しっているスープとは違う。
野菜のあまみを閉じ込めるあっさりスープ
ちくわにかまぼこ、王道の海の幸
地元の食材で作られる愛されスープ
(はぁ~ちゃんぽん食べたい!!)
そこで、五郎はスープについて有力な情報を耳にします。
えその煮干し
えそとは、深海魚のことで、ここでは扱っていないけれども、福江島の乾物屋には扱っているという。
福江島へは、目と鼻の先の様には見えるものの、船を利用します。
ところが台風が近づいている為運行中止となります。
そこで、五郎は福江島に向かおうとするのですが…
韓国
台風が近づいており、船もお店も閉まっている中、えその事で頭がいっぱいの五郎は、マリンアクティビティである、サップレンタル店で、サップを借り、福江島へ向かおうとしたのですが、強風と高波により漂流してしまいます。
辿り着いた先はなんと韓国でした。
そうとは知らず、のんきに五郎は調理道具一式を見つけ、海で採れた貝や山で採れた怪しいきのこを食材にしようとするのですが!?
そこで、あの予告で見た身体ヒクヒクが起きて…
韓国では、内田有紀演じる志穂たちと出会い、無農薬で作る野菜を使った料理をいただくことに。
もうどれも素晴らしく美味しそうな料理ばかりでした。
とんでもなくうまい。
やさしいフレンドリーな韓国の辛さ。
志穂たちと別れ、韓国の入国審査官を待つ五郎。
待てども待てども来ない審査官を待つ間、食堂を探す五郎。
近くにあった可愛いお店へと入っていきます。
ユ・ジェミョンが演じる(特別出演)審査官が到着し、早く行こうと言われた時に注文した料理がやってきます。
五郎は、随分と待たされ、お腹がすいたので、食べるまで待って欲しいと頼み…
審査官は五郎の隣で待つことに。
自分の食べる姿を横で見られながら、五郎はまた美味しそうに食事をします。
韓国料理は前菜軍団が頼もしい。
これだ、いかにも韓国キムチ。
へジャンクを食べる五郎。
それを見る審査官。
(しかしうまそうに食うな)
(食べられない人の前で)
審査官の心境を察したのか、五郎が「一口食べます?」と食事を差し出すのですが、一言「ダイジョウブデス」と返されます。
2人のやり取りがおもしろい。
東京
スープとなる材料を持って東京へ帰ってきた五郎。
五郎は松尾氏が求める「いっちゃんじる」の材料を集めることができたのでしょうか。
怪しげなラーメン店の店主、そして五郎の「人となり」、東京へ戻ってからも笑いあり、食事シーンありです。
続きは映画館でお楽しみください。
見終わった後は、「あ~腹が減った…」となります。