ガネしゃん

「人生に悔いはない」生き方がしたい主婦です。

【ボケ日和】お父さんの頭の中はどうなってるの?と思った時

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ガネしゃんです。ご覧頂きありがとうございます。

 

父は3度目の脳梗塞を発症し、現在入院中です。

 

www.yumepolly.com

面会できない

コロナが落ち着いたとはいえ、

入院中の父とまだ面会は出来ません。

 

現在は荷物交換の際、玄関口まで荷物を持ってきて下さる看護師さんとの少しの会話から父の状態を確認している状況です。

 

母は父の状態をとても心配しています。

 

私自身も対面の大切さを感じています。

 

顔を一目みるだけでも、違う様に思います。

 

父がスマホを使え、スマホでの対面があればかなり違うのですが…

 

5分程の会話では父が元気であること以外はあまり情報がないまま、

退院前の医師の結果を待つ前に自分なりに出来る事をしようと思っています。

 

今私が出来る事は、

 

(・・・もしかしたら?)という誰もが一番不安に考える認知症について、

 

どう付き合っていけばいいのか?を調べる事です。

 

読もうと思ったキッカケ

まだ医師からの診断がありませんので何とも言えませんが、

何か良い本がないかと調べていました。

 

すると心の準備のために読んでおく本として認知症専門医である長谷川嘉哉さんの

 

【ボケ日和】と出会いました。

 

文字も大きく読みやすかったので、半日で読めてしまう量です。

 

不安だった気持ちが和らぎ、同じように「これからどうなるのだろう?」と不安に思っている方に是非読んで頂きたい本だと思うので、ここでご紹介させて頂きます。

 

著書の紹介

長谷川嘉哉

経歴

1966年、名古屋市生まれ。名古屋市立大学医学部卒業。

認知症専門医、医学博士、日本神経学会専門医、医学博士、日本神経学会専門医、日本内科学会総合内科専門医、日本老年病学会専門医。

 

祖父が認知症になった経験から医師の道を志し、夢を実現。

病気だけでなく生活、家族も診るライフドクターとして活動し、医療、介護、社会保障サービスから民間保険の有効利用にまで及ぶ。在宅医療では開業以来、50000件以上の訪問診療、500人以上の在宅看取りを実践している。

 

本の紹介

『ボケ日和―わが家に認知症がやって来た!どうする?どうなる?』(かんき出版 2021年)


『一生稼げる脳の作り方―定年に縛られずに自由に生きていく「お金」と「健康」と「働き方」の話』(KADOKAWA 2020年)


『ノートを書くだけで脳がみるみる蘇る』(宝島社 2019年)


『ならない・なおす認知症―20万人以上を診察した専門医が教える』(扶桑社 2019年)


『認知症専門医が教える!脳の老化を止めたければ歯を守りなさい!』(かんき出版 2018年)


『一生使える脳―専門医が教える40代からの新健康常識』(PHP研究所 2018年)


『親ゆびを刺激すると脳がたちまち若返りだす!』(サンマーク出版 2015年)


『公務員はなぜ認知症になりやすいのか―ボケやすい脳、ボケにくい脳』(幻冬舎 2013年)


『介護にいくらかかるのか?―いざという時、知っておきたい介護保険の知恵』(学研教育出版 2011年)


『患者と家族を支える認知症の本』(学研メディカル秀潤社 2010年) 他

 

brain-gr.com

【ボケ日和】

本の構成と読みやすさ

認知症を正しくしる事で安心して不安から解消され、後悔しない人生を送る事が出来ると書いてありました。


心配性で後悔しない人生を送りたい私にピッタリの本だと思いました。

 

目次

認知症について書いた家族の物語が春夏秋冬の季節で書かれているので読みやすかったです。

 

簡単な説明を順番に見ていきますね。

第1章 ちょっと変な春【認知症予備軍】

早期認知症の段階です。


家族や周りの方も認知症とは思っていないことがほとんどです。

 

なので、早期認知症であることを知らずに、
ケンカしたり熟練離婚になる方もいるそうです。

 

もっと早い段階で「早期認知症では?」と気づいてあげることが大切だと思いました。

 

そうすることで、本人は勿論、家族も誤解せずにすむからです。

 

・歳をとって頑固になる
・怒りっぽくなった
・車の運転が下手になった


これらはいずれも早期認知症の症状であること。


作者が春と題したように、

認知症の気配も春の草花の様にそっと芽を出し始めるのだそうです。

第2章 かなり不安な夏【初期・軽度】

季節は夏になります。

 

ここからは認知症の中核症状と言わる物忘れが主体の状態です。

 

いわば、本格的な「物忘れ」ということです。

 

今まで出来ていた事が出来なくなります。

 

認知症本人に質問をして、

答えられない事に対して家族も落ち込み、混乱する状態です。


ただし、この段階は抗認知症薬で、進行を押さえたり改善も期待できます。

 

この段階で家族は本人に関心をもって、積極的に関わる時期になります。

第3章 困惑の秋【中期・中等度】

秋になりました。

 

認知症の周辺症状と呼ばれる暴言・妄想・徘徊・幻覚がでてくる状態です。

 

私も被害妄想により、あることないことを言いふらされたといった方のお話を、
以前に聞いた事があります。

 

家族にとって最もつらい時期になるとの事です。

第4章 決断の冬【末期・重度】

そうして冬になりました。

 

認知症にも終わりがあります。

 

認知症の症状よりも、全身状態の悪化で、人生の終幕を迎える気配が近づいてきます。
雪が降る前のどこか物悲しい時期で、上手く表現されているなぁと感じます。

 

この段階になると、延命処置をするのかの判断をする時期になります。

 

この冬、この世を去った叔父や近所の方々を思い出しました。
現実を感じます。

 

親戚の方は高齢であったため、家族と相談し延命処置はしないとしていました。

最後のひとときをどう過ごす事が本人と家族にとって良いのかを選択する時期です。

 

暮らしに役立つ内容だった

父の症状は一体どんな感じなのか、分からないまま不安な状態である今、

この本を読み、不安を払拭出来たのは言うまでもありません。

 

過度に心配せず、今後老いていく両親としっかり向き合いながら周りの協力を得て上手に付き合っていく事が大切だという事が分かりました。

 

最も大切な事

父は、周りに気を遣う人です。

けれども返ってそれが迷惑となる場合があります。

 

それは、自分がどうして欲しいのか言ってくれない事です。

 

病院の方やデイサービスの方々は医療のプロです。

 

自分がどうしたいのかをハッキリと伝え、出来る事は自分で、

出来ない事は、上手に甘える事が大事なのだと思います。

 

お勧めの理由

季節が「春」の様に、まだ症状が初期の状態「もしかして・・・」と疑う状態の時に

お勧めしたい本だなと思いました。

 

勿論、現在介護を頑張っておられる方にもお勧めです。

 

誰にも話せないとか、1人で悩んでる方、

この本を読むと「そうそう」と思える事が沢山あると思います。

 

そして、「私だけじゃないんだ」と思えたり、

「甘えてもいいんだ」と自分を大事にする事が出来るのではないかと思いました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

 

季節ごとに区切られて書かれているので、読みやすかったです。

 

大切な家族。

 

「あの時、ああしとけばよかった」と後悔しないように

正しい選択をするために、是非読んで欲しい一冊だと思いました。

 

こちらはマンガバージョンです。

気になる方は本書で続きを読んでみてくださいね。