ガネしゃんです。
ご覧いただきありがとうございます。
2週間に1度、図書館で本を借りて読んでいます。
今日ご紹介する本の感想は「マーケット感覚を身につけよう」という本です。
作者は、はてなブログでもおなじみのちきりん。
私は以前ちきりんの「自分のアタマで考えよう」「自分の時間を取り戻そう」「徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと」の本を読みました。
当時の感想はブログには書いていなかったのですが、この機会にもう一度読み直して、感想を書きたいと思っています。
私はちきりんが書く本が好きです。
理由は簡単。ちきりんの本は、内容が分かりやすいから。
私の知りたい事が具体的に分かるから、とても読みやすいのです。
他の本も良い所はたくさんあるのですが、「知りたい事はそこじゃない」という本が多くて、似たような本を探してまた読んでしまいます。
ちきりんの本は痒いところに手が届く感じで「そうそう」と共感を得たり「そういう事か」と納得できることが多いのです。
著者のご紹介
ちきりん
関西出身。バブル期に証券会社に就職。その後、米国での大学院留学、外資系企業勤務を経て2011年から文筆活動に専念。2005年解説の社会派ブログ「Chikirinの日記」は日本有数のアクセスと読者を誇る。11万部のベストセラー「自分のアタマで考えよう」をはじめ、著作も多数。近著にブログの戦略的な運営方法をまとめた「自分メディアはこう作る!」など。
マーケット感覚を身につけよう
市場と価値とマーケット感覚
ウェブライターやウェブマーケティングの話をよく耳にしていたのですが、ライターの意味は分かっても、マーケティングの事はイマイチ分かりませんでした。
いや、分かっているつもりで全く分かっていなかったのかもしれません。
そしてマーケットなんて、実際にやってきた人がするお仕事だ!とどこかでそう思っていました。
けれども、読んでみてその考え方が全く別だったという事に気づかされました。
マーケット感覚は鍛えることで、誰でも身につけることが出来るのです。
市場化する社会
何よりも大切なのは、市場(マーケット)参加者が大きく変わった時、そのルールがどう変わったのか?を見極める力が大切な事なのです。
どんなに良い商品や作品を作っても、供給者が多すぎるとそれはダメになります。
需要に比べて供給が少ない商品は売れると学校で習いましたよね。
頭では分かっていても体がついて来ないとダメで、市場の動向をいち早く見極める力。
これさえあれば、だれでもマーケット感覚は身につくという事が非常に良く分かりました。
あなたは、自分のマーケット感覚はあると思いますか?
過去に経験のない場面に遭遇した時、自分で判断できるあなた自身の基準や感覚がありますか?
私の場合は、ゼロではないと思います。
理由は若い頃はそれなりに多くのアルバイトや旅行を経験をしてきたからです。
ただ私は単純で深く考える事ができないので、価値を見極める力はゼロではありませんが、まだまだ備わっていないのではないかと思います。
その訓練の1つとして、本の感想もブログで書くようにしています。
すべては「価値」から始まる
お金を払ってでも手に入れたいと考える人がいる➡あなたはここに気づけていますか?
残念ながら、私はまだ100%気づけないでいます。
その価値さえ分かればいいのです。
これがなかなか難しくないですか?
この本を読み進めながら、私はますますワクワクしてきました。
だって、それは宝探しのような感覚だからです。
その宝物は人それぞれが違っていて、その価値を最初から理解しているかどうか?によっても違ってきます。
だから、他人の真似をしても上手くいかないのです。
その答えがあるのは、頭の中で考える事であって、それが分かれば、少ないかもしれないけれど確実に収入になるかもしれないし、ものすごい収入になるかもしれない。
それがお金に結ばなくても、経験としては身につきます。
それは、やってみないと誰にも分からない。
人であって経験もいるから難しいけれど、面白いなぁと思いました。
マーケット感覚を鍛える5つの方法
プライシング能力
価値を判断するための自分独自の基準を身に着けるために、すでに値札つきで売られているものについても、自分の基準に基づき、プライシング(値付け)をしてみる。
これは、私は子どもの頃から好きでやっています。
誰にもいう必要もない、自分だけのゲームです。
私は自分自身の「お金の価値」の基準があります。
だから、自分がこれには価値があると思う商品には、惜しまずお金を支払いますが、私にとって価値がないと思ったものには、1円も出したくありません。
なので、知らない間にプライシング能力は出来ているのかもしれません。
子供には、「お金がないから買えない」のではなく、「私はそのものに対して支払う価値がない」と考えるから払わないという事を理解してもらいたいと思っています。
インセンティブシステム
人が何か特定の言動をとったときに、その背景にある要因やその要因が言動につながるまでの仕組みの「インセンティブ」を理解すること
インセンティブとは、馬の目の前に吊り下げられた人参のことです。
人間の行動には、常になんらかの理由があるということです。
人はそんなに単純ではないのに、私は物事を単純に考えてしまいます。
今の私に必要なのは、この複雑な人間のインセンティブについて、理解が必要なのかもしれません。
【目標】
次にどんな行動をとるのか?推測し予測する力。を考えて行動していく
市場に評価される方法を学ぶ
「組織」と「市場」の意思決定スタイルの違いを理解する
組織に評価されるのではなく、市場に評価される方法を学ぶということ。
もしあなたが、ブログをされているのであれば「市場に評価されたい」から、ブログで何かしら発信をされていると思います。
ということは、マーケット感覚を身につけるための方法として、市場に評価されるというのは、すでにご存知ですよね。
もし発信を迷っている方であれば、迷わず発信して下さいね。
すべての人にチャンスがあるという市場は素晴らしいと思います。
組織にいると、チャンスすらもらえない人はたくさんいます。
良いアイデアを持つ人は、雛形やマニュアルがなくても前に進めます!!
ただし!
スピード勝負でもあります。のんびりしていると、周りに追い越されてしまうので注意が必要です。
【目標】
これからは、上司(組織)に評価されるのではなく、顧客(市場)に指示される人を目指さす!!
責任は伴いますが、自分の人生の自由度もあがります。
自分で決めた事に責任を持ちながら行動するから、どうしていくのが良いか必死に考えますよね。
失敗と成功の関係を理解する
市場と向き合う。
あなたは市場と向き合っていますか?
私は、向き合っています。
もともと「やってみないとわからない」人なので、失敗しまくっている私はめげずに何でもやっているわけですが、それでも後悔はしていません。
今の私は、やった事がなかったワードプレスを自由に触れる機会があります。
最初は出来るか不安でしたが、今ではワードプレスの使い方が分かるようになりました。
きっかけはいつも「とりあえずやってみよう」だけれどそこから失敗➡やり直し➡2度と間違わない➡これを繰り返しています。
【目標】
これからも市場と向き合っていく
市場性の高い環境に身を置く
この本の内容は、共感することがいくつかありましたが、特に「うんうん」と頷けたのは、マーケット感覚を鍛えるには、ブログやツイッターのような市場性の高いSNSで発信する事が役立つということ。
そして、世の中には、市場性が高い場所と低い場所があるので、自分が鍛えたい能力の分野に応じ、どのタイミングでどこにどう身を置くのか、意識して選んでいく。ということです。
【目標】
意識して自分の居場所を決めていく
変わらなければ替えられる
守られているほど危ない会社ってどういうことか分かりますか?
今までの職場でも、守られているのから大丈夫と考えている人が何人かいました。
そんな彼らの共通点は、しなくてもいい事をあえて時間をかけてやっている事です。
生産性もあったものではありません。
私は、そんなつまらない考えを持つのなら、環境が変わったとしても、自分がやりたい事を自分の手でやっていきたいです。
それが、市場に認められた時は、たとえその金額が少なくても私にとって価値のあるものだと思うからです。
私はこれからも「私はどんな価値を提供できるのか?」「誰にどう位置づけされるか」を考え続けながら生きていきたいと思いました。
安定キャリアは? 【マーケット感覚を身につけよう】ちきりんのまとめ
「あ~おもしろかった!」一言でいうと、これです。
文章にすると、ちきりんの「マーケット感覚を身につけよう」は読みやすくて、非常に役に立つ本です。
読んで損はありません。
少しでも読んでみたいなと思われたら、是非手にとってご自身の目で読み確認してみてください。
自分の行動は正しかったんだ。と思えますよ!
これからも本を読み感想を書き続けていきたいと心からそう思いました。
最後までおつきあいありがとうございました。