
世界遺産条約の理念に大きな影響を与えたのは、エジプトのナイル川沿いにあるアブ・シンベル神殿からフィラエまでのヌビアの遺跡群救済キャンペーンでした。
今回は【古代文明】をテーマに、3つの説明文からどの世界遺産なのかを当てるクイズです。
- 世界遺産【古代文明】クイズ形式で学ぶ
- Q:この世界遺産は何というでしょう?
- Q:この世界遺産は何というでしょう?
- Q:この世界遺産は何というでしょう?
- Q:この世界遺産は何というでしょう?
- Q:この世界遺産は何というでしょう?
- Q:この世界遺産は何というでしょう?
- Q:この世界遺産は何というでしょう?
- Q:この世界遺産は何というでしょう?
世界遺産【古代文明】クイズ形式で学ぶ
世界遺産をクイズ形式で考えてみます。
ある世界遺産を3つの説明文で表しています。
説明文を読んで、どの世界遺産の事が書かれているのか考えてみてください。
今回は【古代文明】編です。
Q:この世界遺産は何というでしょう?
・古代の王たちが築いた巨大建造物
・古代エジプト古王国時代に築かれた世界的に有名なピラミッド
・石積みの方法は分かっておらず世界七不思議のひとつにも数えられている
正解:メンフィスのピラミッド地帯
ピラミッドが舞台となった映画【最高の人生の見つけ方】
ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン主演
2007年アメリカの映画です。
傲慢でお金持ちの実業家(ジャック・ニコルソン)と優しくて真面目な整備士(モーガン・フリーマン)
共通点のなかった2人でしたが、癌で共に余命半年と宣告され、病棟で同室になります。
絶望の中、彼らがやった事は、「死ぬまでにやりたいことリスト」
スカイダイビングや、憧れの車でレーストラックをしたりと人生の「今」を楽しみます。
リストはアメリカのみならず、海外へと飛び出します。
そこで「ピラミッド」を見るというリスト。
エジプトの三大プラミッドを見るシーンで、モーガン・フリーマン演じる整備士がジャック・ニコルソン演じる実業家にした質問で、彼の家族への真実の想いを知るのでした。
Q:この世界遺産は何というでしょう?
・ツタンカーメン王墓所などを含む新王国時代の遺跡
・エジプトのナイル川中流域にあるルクソールはかつてテーペと呼ばれていた
・第12王朝時代に築かれたアメン神を祀るカルナク神殿や都の廃墟、王族の墓所が残る
登録基準(ⅰ)(ⅲ)(ⅵ)
正解:古代都市テーベと墓地遺跡
ツタンカーメン王の墓があると思い出す映画【ナイトミュージアム2】
夜になると博物館の展示物が動きだす【ナイトミュージアム】の続編の映画です。
内容は、前作【ナイトミュージアム】古代エジプトのミイラ王子で石板の持ち主の兄カームンラーと呼ばれる古代エジプトのファラオが、石板の力によって動き出し、歴史上の悪を従えて、世界征服をたくらむというお話です。
実際の歴史上には存在しないキャラクターのようなのですが、エジプト、ミイラと聞くとツタンカーメンを思い出します。
エジプトだけでなく、博物館であったり、歴史上の人物たちが登場するので、世界遺産を学ぶのにぴったりの映画です。
Q:この世界遺産は何というでしょう?
・世界で最も古いと考えられる巨石構造物群
・先土器新石器時代の狩猟採集民によって築かれた巨石構造物群
・トルコのアナトリア半島の南東の小高い丘に位置する
正解:ギョベクリ・テペ
Q:この世界遺産は何というでしょう?
・史上初めて鉄の文明を手にしたヒッタイト王国の首都
・優れた製鉄技術を持つ騎馬民族
・楔形文字が記された2万枚以上もの粘土板が20世紀初頭に出土
正解:ヒッタイトの首都ハットゥシャ
Q:この世界遺産は何というでしょう?
・保存状態の良いインダス文明の遺跡
・モヘンジョ・ダーロに似た城塞と市街地で構成
・西側には共同墓地があり、6種類の慰霊碑がみられる
登録基準(ⅲ)(ⅳ)
正解:ドーラヴィーラ:ハラッパーの都市
Q:この世界遺産は何というでしょう?
・青銅器時代の繁栄を伝える中国最古の都市遺跡
・殷王朝後期の最後の首都
・遺跡から甲骨文字で記したカメの腹甲などが出土
正解:殷墟
Q:この世界遺産は何というでしょう?
・古代オリエント初の帝国の都市遺跡
・遺跡にはジッグラド(聖塔)や宮殿跡なども含まれる
・アッシリアの最初の首都となった
登録基準(ⅲ)(ⅳ)
正解:アッシュル(カラット・シェルカット)
Q:この世界遺産は何というでしょう?
・ダレイオス1世が築いたアケメネス朝ペルシアの都
・万国の門の別名はクセルクセス門
・意志を20mほど積み上げた大基壇の上に築かれている
正解:ペルセポリス
世界遺産を学ぶと世界の地理や歴史も、もれなく同時に学ぶことができます。
今回は【古代文明】というカテゴリでした。
ヌビアの遺跡群救済キャンペーンは、1952年エジプト政府が国家の近代化と国民の生活向上のためにアスワン・ハイ・ダムの建設計画をしたことが始まりでした。
ナセル大統領によりその計画が実行されると「アブ・シンベル神殿」や「フィラエのイシス神殿」などの遺跡群がダム湖に水没していまうので、遺跡群の救済をユネスコが取り組みました。
この遺産の救済に約50か国もの国や民間団体、そして個人が協力したことで「人類共通の遺産」という理念ができ、世界遺産条約の理念にもつながっていったのです。
1人1人が協力することで、こういった大がかりな救済も可能になります。
今後も世界遺産を学び、協力することで文化財や自然が後世に伝えていくことが出来るといいなと思っています。
