ガネしゃん

「人生に悔いはない」生き方がしたい主婦です。

どうする?10代のネット依存

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ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。

 

日常生活に支障を来すほどインターネットやゲームにのめり込む子供や若者が増えているとの事。

 

我が家にもティーンエイジャーの息子と娘がおり、10代のネット依存について興味深い記事がありましたので紹介したいと思います。

 

世界保健機構(WHO)は昨年5月「ゲーム障害」を新たな依存症と認定しました。

どう取り込むかが社会の大きな課題ともなっていますが、行政も家庭も手探り状態。

 

多くの人にとって、もはや生活になくてはならないスマートフォンとどうすれば上手に付き合っていけるのでしょうか???

 

 時間規則は効果疑問

「保護者はこどものスマホ使用にルールを作る」

「ゲーム時間は平日60分、休日90分まで」

香川県議会は先月全国発の「ネット・ゲーム依存症対策条例」(仮称)の素案を公表した。罰則はないが、盛り込まれた時間規制に対し、ネットを中心に「家庭のことに介入するのか」と批判の声が上がったらしい。

 

条例を検討している県議らは「あくまで家庭内で作るルールの基準を示したもの」と説明している。だが、地元の高校生が「ゲームを長時間しても勉強のできる人はいる」と約600人分の反対署名を提出するなど紛糾が続いている。条例案は2月県議会に提出される予定だそう。

 

そもそも、一律に利用時間を区切ったところで依存を防げるだろうか?

 

ネットに費やす時間が長いだけでは依存症とは認められない。

依存度を自己診断する尺度として長年使われてきたのは米国の心理学者、キンバリー・ヤング氏が考案した基準だ。利用時間の長さでなく「現実逃避にネットを使っている」など8項目中5項目以上当てはまれば、依存度が高いとみなされる。

 

ヤング氏のネット依存度診断基準

①ネットを利用していない時もネットの事を考えている

②より多くの時間、ネットを利用しないと満足できない

③ネットの利用時間をコントロールしようとしても、上手くいかない

④ネット利用を控えようとすると、落ち着かなくなったり、いらいらしたりする

⑤もともと予定していたよりも長時間ネットを利用してしまう

⑥ネットのせいで、家族・友人との関係が損なわれたり、仕事や勉強などがおろそかになったりしそうになっている

⑦ネットを利用している時間や熱中している度合いについて、家族や友人にうそをついたことがある

⑧現実から逃避したり、落ち込んだ気分を盛り上げたりするためにネットを利用している

※5項目以上当てはまれば依存度が高い※

 

10代の依存度

この基準を使って東京大と総務省が行ってきた共同調査では、10代の依存傾向が近年急激に強まり、依存度の高い人が同世代の約2割に達した。きっかけはスマホの所持率の上昇とみられるが、背景には複合的な要因がある。

 

調査にあたっている橋元良明・東大大学院教授は「オンラインゲームでは、他人から注目される事が自分を確認する事に繋がる。SNS(会員制交流サイト)では他人とのきずなが孤独の癒しとなる。そうした心理的報酬が依存を一層深めさせる」と指摘する。

 

橋元教授らの別の調査では、依存から脱却したきっかけで多いのは、進学で新しい人間関係が生まれるなどの環境の変化だった。一方で家族による利用時間の制限はあまり脱却に繋がっていなかった。

 

親が子供に干渉しすぎたり、逆に無関心だったりして、家庭から満足感を得られず、学生生活もつまらない。。。依存を助長するのは、そんな不満や孤独だという。

 

心の問題に向き合わず、しゃくし定規にルールで縛ろうとしても、根本的な解決にはならない。

 

ネットやゲームへの依存が強まるとどうなる?

ネットやゲームへの依存が強まると、引きこもりや睡眠障害につながることもある。

専門外来を持つ医療機関は近年、徐々に増えてきているものの、まだ人材が不足している。厚生労働省は対策として、治療指針の策定や相談対応できる専門人材の育成を図る。

 

ただ、依存対策は医療分野にとどまらない。医療機関を受診しなければならないほど深刻化する前にブレーキをかけるための教育が必要となる。

いま、その分野で重要な役割を果たしているのは民間団体だ。

 

愛知県一宮市のNPO日本次世代育成支援協会は東海地方を中心として、学校などの依頼に応じ、子供、保護者、教員らを相手に依存防止対策の講習を行っている。

 

保護者の役割は?

保護者には、子供が自発的にゲームから距離を取るよう働きかける事の重要性を説く。「いきなり勉強しろた言っても無理だ。例えば、1日10時間ゲームをしている子供にはそのうち1時間だけはマンガを読むという目標を持たせる。それを1週間続けられれば家族で祝う」

 

協会の鷲津秀樹代表はそう話す。子供の達成感が、徐々にゲームの時間を減らす事に繋がるという。

 

文部科学省は

一方、文部科学省は、依存症の怖さを伝える教材を公開するなどしているが、重点的に対策に取り組んでいるとは言い難い。まず国が民間の防止教育を支援する事を皮切りに省庁の垣根を越えて医療、教育の両面からこの問題に対応すべきだ。

 

香川県議会の条例素案は、乳幼児期からの安定した親子関係が依存を防ぐとして、ケンに国や学校と連携して啓発に努めるよう求めている。

 

時間規則だけが注目を集めてしまったが、意義のある項目も多い。

 

子供がネットに依存する背景を広く社会で理解し、大人も子供とともにスマホとの上手な付き合い方を覚えていく事が大事だ。

 

ところで、ヤング氏のネット依存度診断娘と私とでやってみました。

2人共結果は2個当てはまりました。

当てはまった番号は⑤と⑥の仕事や勉強がおろそかになりそうになるでした。

 

私の場合、子供達が小さい頃スマホがない時代であったのと私も仕事をしてない時期だったので、時間の余裕があり子育ては自然と触れ合ったり、常に子供を見ている事が出来ました。

 

小さい子供に手がかかる時、忙しくてスマホゲームを渡すと大人しくしてくれてるからと、ついつい渡してしまうかも知れません。けれど、ほんの少し深呼吸して子供とのふれあいをする事で依存を防ぐ事が出来るかもしれません。

 

子供達が楽しく生活していく為にできる事を考えて行きたいです。

 

 

 

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インターネット中毒―まじめな警告です

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