ガネしゃん

「人生に悔いはない」生き方がしたい主婦です。

1950年代の映画おすすめ名作洋画【5選】

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1950年代といえば、オードリー・ヘップバーンやジェームズ・ディーン等が活躍した時代。

ヒッチコックのサスペンス映画「裏窓」や「雨に唄えば」などのミュージカルの名作もこの時代です。

時代が生んだ不朽の名画とスターたちが続々登場したあの頃の思い出を振りかえってみてください。

 

ローマの休日

ジョー・ブラッドレ―/グレゴリー・ペック

アメリカ人新聞記者のジョーを演じたのは40年代から活躍していたグレゴリー・ペック。

62年製作の「アラバマ物語」の誠実な演技でアカデミー賞主演男優賞受賞。

主な作品に「白い恐怖」「白鯨」「大いなる西部」「アラバマ物語」「オーメン」などがあります。

真実の口を見る度、驚くアン王女を優しく包み込んでくれるジョーを思い出します。

アン王女/オードリー・ヘップバーン

王女アンを演じたのはベルギー生まれのオードリー・ヘップバーン。

50年代に「麗しのサブリナ」などで妖精の魅力を存分に発揮されてしました。

主な作品に「パリの恋人」「昼下がりの情事」「ティファニーで朝食を」「シャレード」「おしゃれ泥棒」「いつも2人で」「暗くなるまでまって」などがあります。

どの映画も美しくて本当に素敵な女優さんです。

 

Audrey Hepburn | オードリー・ヘプバーン肖像権

アーヴィング・ラドヴィッチ/エディ・アルバート

ジョンの友人でカメラマンのアーヴィングを演じたのは、エディ・アルバート。

72年製作の「ふたり自身」でニューヨーク映画批評家協会助演男優賞受賞。

主な作品に「コネチカット・ヤンキー」「オクラホマ」「明日泣く」「攻撃」などがあります。

 

ローマの休日のあらすじ

ローマ訪問中のヨーロッパの某王国の王女アン(オードリー・ヘップバーン)は、激務に疲れ、大使館から抜け出します。

偶然アメリカ人の新聞記者ジョー(グレゴリー・ペック)ど出会い、彼の下宿先で一夜を過ごします。

泊めた女性がアン王女だと気づいたジョーは独占スクープを狙い、証拠写真を撮るためにカメラマンのアーヴィン(エディ・アルバート)を呼びます。

数々のローマの名所を巡る楽しいひととき。しだいにジョーと王女の間に淡い恋心が芽生えてきて…

ローマの休日の有名なセリフ

一日中、気ままなことをして過ごしたいの。カフェに座ったり、お店を見たり、雨の中を歩いたり…楽しいでしょうね。

スペイン広場でアイスクリームを食べるシーンは有名ですね。

完璧だ

あなたは長い髪でなくとも素敵だ

 

ローマの下町で魚の屋台や果物やをのぞいて、サンダルを買った王女は、美容室でカットを頼みます。前髪を短く切り、後ろはウェーブがかったショートカットに。

あまりにも可愛さに美容師は夜の船上パーティでのダンスに誘います。

この髪型は、日本でもヘップバーン旋風が巻き起こりました。

 

ローマです。今回の訪問は永遠に忘れることはできないでしょう。

記者会見の終わりに、自ら席を降り、記者団と言葉を交わすアン王女。

アーヴィングは撮った写真を女王にプレゼントします。

王女は「So happy」とジョーに伝えます。

その言葉には「うれしく思います」と「幸せでした」の両方の意味が込められているのでした。

初公開から半世紀以上も経つというのに、未だに世界中の人々に感動を与えているこちらの映画。

何度みても美しい。

猛暑ローマでの撮影

ローマ市内の中心にあるトレヴィの泉。

撮影時は34度の猛暑で汗でメイクが流れ落ち、俳優陣はワンカットごとに顔を洗っていたそうです。

真実の口のシーンはグレゴリー・ペックのアドリブだった!?

サンタ・マリア・イン・コスメディン協会の「真実の口」

嘘をつくと差し入れた手は食いちぎられるんだとジョーは手を入れ、悲鳴を上げる。

信じるアン王女が可愛すぎる。

 

 

帰らざる河

マット/ロバート・ミッチャム

マットは寡黙な開拓農民。演じるのはロバート・ミッチャム。

14歳で家出をし、各地を転々としボクサーとして鍛えたがっちりした肉体を売りにGIジョーでアカデミー助演男優賞候補となります。

その後、マリファナ所持の容疑で2年間投獄。主な作品は「恐怖の岬」「ライアンの娘」など。

 

ケイ/マリリン・モンロー

人生に疲れたしがない酒場の歌姫を演じるのはマリリン・モンロー。

主な作品は「ナイアガラ」「紳士は金髪がお好き」「七年目の浮気」「お熱いのがお好き」

ハリウッドでマリリン・モンローの手形と足跡を見た時、こんなにも小さいんだと驚きました。

 

帰らざる河のあらすじ

1875年、ゴールドラッシュに沸く西部。

ロッキー山脈の麓でマット(ロバート・ミッチャム)は、泣き妻との息子マークを育てながら開拓にはげんでいました。

そこへ、筏で流れ着いたのが賭博師のハリーと酒場の歌手ケイ(マリリン・モンロー)。ハリーは金鉱区陶器をする町に行くため、マットの銃と馬を強奪して逃げてしまいます。

それを追いかけるため、3人は筏で危険な河下りを始めるのですが、襲い掛かるインデアンや野獣を逃れながらようやく町につき、ハリーと対決します。

父親の危機に息子はハリーを撃ち、マットは3人で家へと向かうのでした。

帰らざる河の主なセリフ

生きるために稼いで逃げ出したかったの

今の暮らしから、人間として暮らせるところへ

舞台は激流。どんな境遇や危機にあっても自分の力だけを頼りに生きる開拓者魂と、大自然の猛威と闘う人間ドラマの映画。

マリリン・モンローがブロンドの髪をなびかせ、哀愁に満ちた歌声が胸に響きます。

 


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赤と黒

ジュリアン・ソレル/ジェラール・フィリップ

製材屋の末息子。ナポレオンを崇拝しており、出世のために聖職者を志します。

演じるのはジェラール・フィリップ。

カンヌ出身で40~50年代のフランス映画界で二枚目スターとして活躍。

主な作品は「赤と黒」「モンパルナスの灯」「危険な関係」

一瞬、ローレンス・オリヴィエかと思わせるように感じるのは私だけでしょうか。

レナール夫人/ダニエル・ダリュー

ヴェリエール町長レーナル氏の妻。

フランスの女優。

主な作品は「たそがれの女心」「赤と黒」「8人の女たち」

マチルド/アントネラ・ルアルディ

ジュリアンを誘惑し、やがて恋に落ちる。

赤と黒のあらすじ

1830年代のフランス。

貧しい職人の息子ジュリアン・ソレル(ジェラール・フィリップ)は、上流階級への野心に燃え、僧侶か軍人になろうとします。

町長の子の家庭教師となったジュリアンは、町長の妻レナール夫人(ダニエル・ダリュー)と深い中になり、それが原因でジュリアンは町長邸から僧院へと移ります。

そしてパリのラモール侯爵邸で秘書となり、侯爵令嬢マチルド(アントネラ・ルアルディ)と結ばれます。

念願の赤い軍服を着て軍人として出世の階段を上り始めるジュリアンでしたが、罪を認めたレナール夫人の手紙が侯爵へと届きます。

すべてを失ったジュリアンは教会でレナール夫人を撃ち、夫人は助かりますが、ジュリアンは死刑判決を受けるのでした。

赤と黒の有名なセリフ

僕は死に値します。しかし神よ、我が愛する人を我に返したまえ

死刑を待つジュリアンとレナール夫人。

死なんか問題じゃない、ただ愛があるだけ。神にも人間にもどうにもできない愛が…

貴族社会と教会権力だった1830年の時代背景と映画とスタンダールの原作を読み比べてみても面白い。

愛とは何か?

男と女の駆け引きや内面が描かれてあります。

人間にとって愛とは何なのか、私は未だに分からないでいます。

 

 

ダイヤルMを廻せ!

マーゴ/グレイス・ケリー

同時代に活躍したマリリン・モンローの明るさとセクシーさとは対照的な気品に満ちた美しさでモナコ公妃となりました。

主な作品に「裏窓」「真昼の決闘」「泥棒成金」などがあります。

こんなに美しい顔立ちだと鏡を見ている本人も飽きないんだろうなぁ。

なんて思ってしまいます。

 

マーク(ロバート・カミングス)

マーゴ(グレースケリー)の愛人でアメリカ人の探偵作家マーク(ロバート・カミングス)は、死刑を宣告されたマーゴを救うため、推理を働かせます。

演じたのはロバート・カミングス。

ダイヤルМを廻せ!のあらすじ

裕福なイギリス人夫婦のマーゴ(グレイス・ケリー)とトニー(レイ・ミランド)。平穏な夫婦生活を送っているように見えた2人の心はじつはすでに離れ、マーゴはアメリカ人の探偵と恋に落ちていました。

それに気づいたトニーは、大学時代の級友レズゲットに妻の殺害を依頼します。

綿密な計画のはずだったのに、マーゴが逆にレズケットを視察してしまい…!?

ヒッチコック監督の【ダイヤルМを廻せ!】魔術

よき夫を装いながら次第に冷酷な正体を現していく夫の様子が怖い。

妻役のグレースケリーの美しさと恐怖の演技も見ていてドキドキします。

緊張の連続で胸のすくような結末はいったい!?

 


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波止場

テリー/マーロン・ブランド

主人公役のマーロン・ブランドはアカデミー主演男優賞を受賞。

それまで3年連続でノミネートされてようやくの受賞だった為、「死にたいくらいくすぐったい感じだよ」と語り、満面の笑みでオスカー像を握りしめたんだそうです。

当時29歳で批評から幾つも評価をうけ、1954年に約420万ドルの収入をもあげたのでした。

主な作品に「欲望という名の電車」「片目のジャック」「ゴッドファーザー」「地獄の黙示録」などがあります。

イディ/エヴァ・マリー・セイント

恋人役のエヴァ・マリー・セイントは、この作品が映画初主演。

アカデミー助演女優賞を受賞しています。

主な作品は「北北西に進路を取れ」「栄光への脱出」「レッド・ムーン」など。

波止場のあらすじ

ボクサーくずれのテリー(マーロン・ブランド)は、岸壁から積み荷の作業を仕切るボスジョニーの配下でした。

ある日、照りは兄のチャーリー(ロッド・スタイガー)がボスの指示で仲間の一人を殺すのを見てしまいます。

被害者の妹イディ(エヴァ・マリー・セイント)が嘆く姿に心を動かされたテリーは、波止場の神父に真相を告白。

しかし、ジョニーはチャーリーをも殺害してしまいます。

テリーは意を決して法定に立ち、ジョーに―の犯罪を証言します。

波止場の名セリフ

何もいうな、命が危ないぜ

それが波止場の知恵ってもんだ

マーロン・ブランド演じるテリーは孤独なボクサーくずれ。それでも屋上で鳩を飼う心優しい一面もあります。

 

 

この時代の映画や俳優さんたちが好きです。
ゆっくりとした時間ですが、現代にも通じる人間の弱さや愛。
人間の孤独さや叶わぬ恋を乗り越えることで人はまた強くなれるのは昔も今も同じですね。