ガネしゃんです。
ご覧いただきありがとうございます。
息子は4月から新社会人。
大学生の間に旅行や友人との食事を楽しんでいます。
そんな彼等は、結婚について前向きに考えられないそうです。
経済的にも治安の面でも不安定な時代の中で、息子達は自分達の負荷を最小限に抑えようとしているのが息子との会話で感じました。
広がる格差
日本経済新聞(2023/7/4)に子育て世帯の平均所得は785万で、全世帯の平均所得(545.7万円)の1.4倍という記事がありました。
収入が子どもを持つかどうかの選択に影響するのではという内容でした。
高収入の家庭ほど子どもを育てやすい、収入が少ないと子どもを持ちにくいといった実態です。
子育て世帯、所得は一般の1.4倍 世帯数初の1000万割れ - 日本経済新聞 (nikkei.com)
息子の話の内容も新聞の記事と同じで、息子やその友人達は結婚に対して消極的な事が分かります。
子ども持つ事に対しても、「子どもは好きで将来子どもは欲しいけれど1人でいいかな」と話します。
その理由は将来への不安が大きすぎるということ、子どもに習い事や、やりたい事をさせてあげたいと考えると、所得がある程度ないと…と考えてしまうそうです。
将来への不安
息子の車好きの友人が将来の為に愛車を売却し、お金を貯めるという話から、
「買って間もない車なのに、好きな事もろくに出来ないまま売るのは悲しいな」と息子達は言っていました。
具体的な事は分かりませんが、息子やその友人達の話を聞いていると、新聞の記事にもあるように「収入が子どもを持つかどうかの選択に影響する」という様では今の政府の少子化対策は、若者達の間に蔓延している「将来への不安」を払拭させているのではなく、まるで不安をあおっているような印象を受けました。
今後、子どもを持とうと思うか?
・今後子どもを持とうと思うかどうかは、息子達の間では、将来結婚しても子どもを持とうとは思わない
・子供を持てても1人が精一杯
自身やまわりが子どもを持たない理由として考えられること
・経済的不安
・子育てに必要だと思う世帯年収は500万円以上
・若い世代が安心して結婚できるように必要なことは安定して賃金を得られる支援ということでした。
あなたならどの選択をしますか?
息子の周りには格差と言わんばかりにその実態が目の当たりになっている現実があります。
年収が高く、子どもに十分な教育費をかけている家庭
年収が高い家庭ほど、子どもの教育費にはお金をかけています。
それは勉強だけでなく、世界を知るという意味でも海外への旅行、芸術鑑賞やスポーツ等も含みます。
小さい頃から世界を知るということは、素晴らしい事だと思います。
彼等を知る限りでは、中学から私立の学校へ行き目標が定まっている子が多いです。
そのためにはそれなりのお金が必要です。
年収が高くなくても、子どもが望む習い事には教育費をかけたい家庭
子どもがやりたいと思う事はさせてあげたいと思う親御さんは多いのではないでしょうか?
出来るだけ子供には選択肢を広げてあげたいというのが親の気持ちだと思います。
そのために、夫、妻の両方が働いている家庭が多いです。
ただし、忙しく時間的に余裕がなくなる場合もあり、子どもへの関心が少なくなる場合があるので注意が必要です。
年収は少なく子どもは多いけれど、義務教育だけで充分という家庭
親が何も言わなくても勉強をする子はします。
けれども実際そういう子は多くはありません。
一概には言えませんが、ある程度環境があるという事も大切な事かなと思います。
子どもが多いという事では、大人数にまみれてメンタルが強くなります。
習い事が出来なくてもそういった経験から人生を学ぶ事ができます。
色んな家庭があり、どの家庭においても綺麗ごとでは済まされない現実を実際に知ると、何とも言い難いです。
人生を国任せにしない
息子も含め若者達がこういった不安を払拭できる政治の期待は今後も薄いと思います。
現在国民や企業が所得から税金や社会保険料をどれだけ払っているかを示す「国民負担率」が50%に近づいているにも関わらず、それらに対して何も言えないサイレントマジョリティーが多い中やるべきことは、自分の人生は自分で決めていく事だと思います。
息子と話していると、しっかりと地に足をつけて物事について考えている息子が幸せならそれでいいと心からそう思いました。
息子の人生は息子の人生。
好きなように毎日を楽しく過ごしてくれればそれでいいと思います。
周りがどうこう言う事ではありません。誰も責任はとってくれないのです。
自分が決めた事に向かって進んで楽しい人生を送って欲しいと息子世代の子供達が幸せな人生を送れるように願っています。