カリフォルニアディズニーランドは1955年誕生しました。
パーク内のお城は「眠りの森の美女」のお城となっています。
もう一つの「眠りの森の美女」のお城はディズニーランド・パリに。
美しいお城を眺めているだけでも幸せになります。
ディズニー映画【眠りの森の美女】のあらすじ
舞台は14世紀の西ヨーロッパ。
オーロラ姫の誕生の宴に招待されなかった魔女マレフィセントが恐ろしい呪いの魔法をかけます。
それは「16歳の誕生日の日没までに糸車の針にさされて死ぬ」というものでした。
まだ最後の贈り物をしていなかった妖精の力でオーロラ姫は死なずにすむのですが…
ディズニー映画【眠りの森の美女】のキャラクターたち
オーロラ姫
森の奥でブライア・ローズとして育てられます。
フィリップ王子
隣国の王子でオーロラ姫の婚約者
フローラ(赤)・フォーナ(緑)・メリーウェザー(青)
オーロラ姫を助ける3人の妖精たち
マレフィセント
オーロラ姫に呪いをかけた魔女
ディズニー映画【眠りの森の美女】のみどころ
1959年初公開(日本では1960年)の長編アニメ。
「シンデレラ」と同様シャルル・ペロウの原作をもとに製作されました。
テクニラマという、初の70㎜映画ということもあって、完成まで9年も費やした映画になります。
音楽はチャイコフスキーが1889年に作曲した同名のバレエ音楽が原曲とされています。
みどころ①:3人の妖精(フローラ・フォーナ・メリーウェザー)によって森の奥深くで育てられたオーロラ姫。豪華な調度品や壁の装飾とは無関係の所で暮らしています。
みどころ②:幼い姫を見送ることになったステファン王と王妃の眼下には重厚な石造りの城の中庭が広がり、彼らの心中が分かります。
みどころ③:妖精たちの力をかりながら、とらわれていたマレフィセントの塔から抜け出すフィリップ王子。愛馬サムソンと向かう姿はかっこいいです。
知っておくとおもしろいディズニー映画【眠りの森の美女】の英訳ワンポイント!!
She was not supposed to speak「彼女は話をしてはいけないことになっていた」
be not supposed toは口語で「~してはいけないことになっている」
You're not supposed to smoke in this office.「このオフィスでは禁煙です」
肯定的用法のbe supposed toには、「~する義務がある」「~するように意図されている」「~考えられている」の3つの意味があります。
You are supposed to clean the windows.「君は窓ふきをする義務がある」
This plan is supposed to help the poor.「この計画は貧しい人々を援助するためのものである」
This dictionary is supposed to be a good one.「この辞書は良い辞書と考えられている」
いつか夢で英語/日本語の歌詞
16歳の誕生日、ブライア・ローズが森の中でイチゴを摘んでいると、馬に乗ったハンサムな若者に出会います。
彼はとても親切でしたが、ブライア・ローズは誰とも話してはいけないと日頃から言われていたため、とまどいます。
それでもいつかこんな若者に出会う事を夢見ていたブライア・ローズは彼との出会いを嬉しく思うのでした。
Once Upon a Dream
I know you,I walked with you
once upon a dream
I know you,the gleam in your eyes
is so familiar a gleam
Yet I know it's true that visions
are seldom all they seem
But if I know I know what you'll do
You'll love me at once
the way you did once
Upon a dream
But it I know you I know what you'll do
You'll love me at once
the way you did once
Upon a dream
いつか夢で
あなたのことを知っているわ
あなたといっしょに歩いたわ
いつか夢の中で
あなたのことを知っているわ
その瞳の輝きをよく知っているの
本当よ
そんなことあり得ないけど
も私の知っているあなたなら
きっとこうするわ
一目で私を好きになるの
夢の中で見たように
もし私の知っているあなたなら
きっとこうするわ
一目で私を好きになるの
夢の中で見たように
ディズニー映画【眠りの森の美女】の舞台へ
舞台は西ヨーロッパのある国とだけの舞台設定です。
お城のモデルは諸説ありますが、ドイツはファンタスティック街道から、深い森に包まれて眠るようにたたずむドイツ屈指のお城【ホーエンツォレルン城】そして原作のシャルル・ペローがフランス出身ということでフランスは【ピエルフォン城】を見ていきます。
ホーエンツォレルン城
ミュンヘンから鉄道でテュービンゲン駅まで約3時間。そこから鉄道で約20~30分でヘッヒンゲン駅まで。その後バスで約15分。
ファンタスティック街道
ヴァンハイムを起点にスイスの国境まで全長約400㎞にも及ぶ観光街道。
そのファンタスティック街道の一角にある天空のお城。
天気が良ければ、雲海に浮かび上がるような幻想的な姿をみることができるんだそうです。
城内はガイドツアーで見学もでき、クリスマスシーズンにはクリスマスマーケとが中庭で開催されます。
建築様式を確認しておこう
中世の建物が多く残るドイツのお城はさまざまな時代の様式を確認できます。
5つの様式を確認していきます。
11~12世紀ロマネスク様式
教会や修道院にみられるキリスト教建築様式。
アーチ型の天井や二重になった身廊などが特徴です。
主なロマネスク様式として、カイザーブルクの礼拝堂やバンベルクの大聖堂があります。
12~15世紀ゴシック様式
12世紀後半ごろにフランスで始まり13世紀にドイツに定着しました。
尖塔アーチや交差式のリブ・ヴォールトと呼ばれる天井、ステンドグラスが特徴的です。
主なゴシック様式として、ケルン大聖堂やベルリン大聖堂があります。
15~16世紀ルネサンス様式
15世紀にイタリアのフィレンツェで開花された美術様式で古典美術の再生を意味します。教会建築は古代ローマのモチーフを応用しながら、数学的、合理的に構築。
主なルネサンス様式は、ローテンブルクの市庁舎やハイデルベルク城になります。
17~18世紀バロック様式
絵画や彫刻などと一体となった過剰で重厚な装飾が特徴。
ドイツには17世紀末ごろに流入されました。18世紀に最盛期を迎えます。
主なバロック様式は、ヴイース教会やドレスデンのフラウエン教会です。
18~19世紀新古典主義様式
バロック・ロココ様式により古典主義から逸脱したことへの批判を背景にあり、ギリシア建築などの古典・古代への造形とした建築。
主な新古典主義様式として、旧博物館やベルリン国立歌劇場があります。
ピエルフォン城
パリから鉄道でコンピエーニュ駅まで約1時間
そこからバスでピエルフォン・メリー下車その後徒歩約20分。
パリの北東89キロ、小さな湖を見下ろす丘に建つピエルホフォン城。
14世紀の終わりになって国王シャルル6世の弟、ルイ・ドルレアンが城館を築きました。
建築家はジャン・ル・ノワール。
16世紀になると、城は身内で揉め城は荒れたのですが、ナポレオンがこのお城を買い取り、1857年ヴィオレ・ル・デュックに依頼し城を中世風に復元。
彼はノートルダム大聖堂を修復した事でも有名です。
ピエルフォンは人口2000人にも満たない小さな村で対岸から湖を隔てて眺めるお城はまるでおとぎ話のようです。
こちらのお城はフランス映画「青ひげ」のモデルにもなりロケが行われています。
フランスの代表的なお城
①中世のヴェルサイユと呼ばれる居城【ヴァンセンヌの城】
②多くの王の歴史を物語る城塞【サン・ジェルマン・アン・レーの城】
③青ひげが城主だった城と眠れる森の美女のお城(諸説あり)【ピエルフォンの城】
④フランス第一と言われる名城【シャンティイの城】
⑤戦闘的な城塞も今は廃墟【ガイヤールの城】
⑥大きな城館ではないが静けさがある【マントノンの城】
⑦ディアーヌ・ド・ポワティエが住んだ城【アネの城】
⑧中世からフランスの歴史とともにあった城【ブロワの城】
⑨フランスの代表的な宮殿【シャンボールの城】
⑩数々のエピソードが伝わる城館【ショウモン・シュル・ロワールの城】
⑪ジャンヌ・ダルクの故事を伝える城【シャトー・シノン】
⑫シャルル8世ゆかりの建物【アンボワーズの城】
⑬6人の女城主にまつわるお城【シュノンソウのお城】
⑭中世と近世が同居するお城【ヴィランドリーの城】
⑮中世戦闘的城館の典型【ランジェの城】
⑯ロワールの真珠と呼ばれる城館【アゼ・ル・リドーの城】