ガネしゃんです。ご覧頂きありがとうございます。
奈良県桜井市。
急な山道を1キロ登らないとたどり着かないお寺【音羽山観音寺】を歩いてきました。
この【音羽山観音寺】はNHKの番組で紹介されていて、母が友人と行った事があり、私も以前から行ってみたいと思っていた場所です。
そこには、とびきり料理上手な尼僧たち3人が暮らしています。
山に自生する植物や、里から到来する季節の野菜で仕上げる、極上の精進料理。
春には摘みたての山菜天ぷら。夏はそうめんを駆使した七夕のご馳走。秋には庭の銀杏が七変化。冬ごもりの間も干し野菜で色とりどりの食卓。
今はコロナの関係で、食事の提供はありませんでしたが、山道を歩いて訪れただけでも清々しい気持ちになりました。
音羽山観音寺
眼病霊験、諸願成就の祈願寺。
NHKのEテレにて4年に渡り放映されていました「やまと尼寺精進日記」のお寺です。
寺伝によれば、藤原鎌足公を談山妙薬寺(現在の談山神社)に祀った際、鬼門除けの寺として丑寅の方角音羽の地に一宇を建て、鎌足公御作の梅の木の観音像を祀ったのが始めと伝えられています。奈良時代の観音信仰が篤かった頃は、霊場として賑わい、壮大な堂宇がこの山中に軒を連ね、そのありさまは音羽百坊と称されました。
『多武峰略記』には、天平勝寶元年(749年)に心融法師が当山を創建したとの記述があり、また京都清水寺の開祖延鎮僧都が霊感を得て堂宇を建立したのが始まりとの記録もあります。
清和天皇の貞観18年(867年)に「音羽流れ」と記録に残る豪雨と山津波で、堂宇がことごとく崩壊し、残った一寺といわれます。
眼病平癒の霊験は古くから遠方にも知られ、多くの人々に維持されて現在にいたります。
音羽山観音寺公式サイトー音羽山観音寺について - 音羽山観音寺 公式サイト
音羽山観音寺へのアクセス
音羽山観音寺は奈良県の桜井市南音羽という場所にあります。
桜井市の市街地から多武峰街道を登った先にあります。
◎交通アクセス
◆電車・バスをご利用の場合
桜井駅(JR・近鉄)南口のバス乗り場から
『談山神社』行きのバスに乗り
『下居(おりい)』バス停下車1.7km(徒歩約50分)
※お寺までは桜井市観光協会様の動画をご参考下さい。
◆自動車の場合
県道37号線下居バス停付近に案内の看板がございます。
参道下の駐車場から1.5km(徒歩約45分)
※無料駐車場有り
駐車場
駐車場は2か所あります。一つ目は写真がないのですが、車が約7台位止めれます。看板も分かりやすく、比較的広い駐車場になります。
駐車場の入口には、登山用の杖がおいてあります。
思ったより急な坂道なので、是非使用して頂きたいです。
こちらは下に駐車された方には衝撃ですが、下の駐車場に停めてから徒歩にして約10分程の所に4台程止めれるスペースの駐車場があります。
下から登ってこられた方、体力に自信がない方はここから登られるとかなり体力的には楽かと思います。
長い道のり
奈良県桜井市の音羽山にある尼寺の音羽山観音寺。
さぁ、ここからは参道まで徒歩でしか行けない道のりです。
いっしょに登ろうね!と看板がとても温かく感じます。はい!いっしょに登ります!
森の中のとてつもなく長い急坂がつづきます。
途中何度も尼さんの絵や看板が迎えてくれるのと、お生い茂った木が涼しくて癒してくれます。写真を撮りつつ休憩。
健脚な方なら30分程度で到着するかも知れませんが、私は駐車場から40分程度かかりました。日頃の運動不足を感じます。
食料品など、物品はどうやって運ぶのだろう?と思っていたら、トロッコがありました。
これで運ばれているんですね。
最後の階段を上がりきると、正面に本堂が見えてきます。
本堂に向かって右手には、樹齢300年以上と言われる奈良県指定天然記念物「お葉つきイチョウ」がありました。
まれにですが、ぎんなんがつく珍しいものだそうです。
美しいショットが撮れました。
途中岡山から来られた方もいてNHKの番組で知り訪れたとのこと。
帰りも登山の恰好をされた方々と何度もすれ違いました。
有名なんですね。
この日は残念ながら住職さんにお会いする事が出来ませんでしたが、『扶養家族』の番犬のオサムを見れたし、癒されて朝からとても気持ちが良い日となりました。
もし、訪れる機会があればおすすめしたい音羽山観音寺です。
拝観について
◆拝観時間 9:00-16:30
(2022年2月より原則毎週火曜日定休日。火曜日が17日の場合は振替え)
◆拝観料 無料
※只今コロナウイルスの影響のため、精進料理の受付は停止されています。
再開の際はホームページとFacebookにて確認してくださいね。