ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。
娘は中学2年生。陸上部です。
最近「毎日練習してるのになかなかタイムが上がらない」と愚痴をこぼしています。
- 皆さんも思い当たる節ありませんか?
- 英語の学習方法
- 原因①
- 原因②
- 具体的方法
- 全国通訳案内士試験ってどんな試験?
- 外国語のプロとして活躍するための登竜門ともいえる試験です。以前よりは合格しやすくなっています。
- 短期間で合格をつかみ取ろう
- 環境に適応し変化するものが生き残る
皆さんも思い当たる節ありませんか?
「毎日コツコツと勉強しているのに、なかなか点数が上がらない」とか「英検2級には合格できたけど、準一級は連続して不合格」「TOEICのスコアが700点を超えたあたりから伸びなくなった」等。
これらは「中級の壁」というそうです。
今日は全国各地で講演、セミナーを実施されている社会保険労務士、申請取次行政書士、中小企業診断士、全国通訳案内士の資格をお持ちの「松本光正」さんのコラムをご紹介したいと思います。
引用が多くなりますが、良い記事なのでご紹介させて頂きます。
英語の学習方法
英語の学習方法でみていきます。下の図をご覧ください。
①初級の頃は学習内容も易しく、新しい外国語を学習することは新鮮で楽しい。
②中級になると内容が複雑になり、覚える事が増えてくる。これまでのような成長を実感できない。
③学習がつらくなってきたので中断。実力は急激に落ちてしまいます。
④数か月も経つと、すっかり忘れてしまいます。
⑤学習を再開するも、実力の伸び方はこれまでと変わらない。
このサイクルを繰り返していると、何年、何十年経っても「中級の壁」を超えることが出来ず「外国語が出来る」ようになることはありません。
このような状態になってしまう原因は2つ考えられると松本氏は書いています。
原因①
一つは、学習を始めた時のステップ1(短期集中で発音・基本文法・基本単語を覚えるが徹底できていなかったことです。特に発音をあいまいにしたままステップ2(とにかく聞く・話す・読む)に移行してしまうと正しい音が聞き取れなくなります。発音とリズムが良くないと新しい単語や文を覚えるのに時間がかかってしまいます。
原因②
もう一つは、中級に入ると学習に新鮮味が感じられなくなり、内容も複雑になってくるため、学習量が少なくなってくることです。ステップ2では、外国語だけで物事を考える新しい回路を作るためにとにかく外国語の世界に浸る事が必要です。
これらを克服すると「中級の壁」を超える事ができます。
具体的方法
㋐とにかく外国語に浸ることで、外国語の新しい回路が出来た事に気付く
㋑上級になると、仕事で使う専門用語を増やしていき、ビジネスの場で実践する
㋒外国語学習から離れても、実力の低下速度は緩やかで中級以下まで落ちることはまずない
㋓学習を再開すれば、すぐに以前の実力を取り戻すことが出来る
㋔プロを目指すのであれば、専門的な教育をうける
㋐で「中級の壁」を超えるには、外を歩いている時に目に入ってきたものを外国語で行ってみるというのも効果的です。これを続けていくと外国語で独り言をつぶやくようになってきます。
㋒のように外国語を使う機会がなくなって学習を中断していても、急に仕事で外国語を使う必要に迫られる時があります。そういう時はこれまで使っていたメインのテキストを1冊取り出してきて、最初から最後まで音読します。すると㋓のようにこれまで鈍っていた勘が一気に戻ってきます。
※「中級の壁」を超えると超えないでは、天と地の差。
ステップ2の実践あるのみです。
全国通訳案内士試験ってどんな試験?
◆受験資格
特になし
◆受験言語
全10言語(英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語、タイ語)
◆1次試験
マークシート方式(一部の言語は記述式)
実施日程:8月上旬
試験科目:①外国語②日本地理③日本歴史④産業・経済・政治および文化に関する一般常識⑤通訳案内の実務
合格率:16%(2019年)
◆2次試験
口述式
実施日程:12月中旬
実施方式:約10分間の個人面接
試験科目:①逐次通訳・・試験委員が読み上げる日本語を外国語に訳した後、通訳ガイドの具体的な場面が与えられた上で、外国語での質疑応答
②プレゼンテーション・・その場で提示された3つのテーマ「大政奉還」「リモート飲み会」「神輿」などから1つを選び外国語で説明した後、外国語での質疑応答
合格率:48%(2019年)
※筆記試験には免除制度がある
「外国語」は各言語の検定1級で免除、英語はTOEIC L&Rの900点以上でも可
「日本地理」「日本歴史」「一般常識」も検定や大学入試センター等で免除あり
※前年度に合格した筆記試験科目は、翌年度のみ免除申請が可能
「カタカタするBOX」はLSS (id:little_strange)さんのこちらのブログから!
外国語のプロとして活躍するための登竜門ともいえる試験です。以前よりは合格しやすくなっています。
戦後に始まったこの試験。かつては通訳案内業試験と呼ばれていました。当初は合格率数%という大変難関な国家試験でした。そのレベルは英語でいうなら英検1級+αというイメージでした。
その後少しずつ優しくなってきて、2006年に通訳案内士試験と名前が変わった際にかなり合格しやすくなりました。現在のレベルは英検準1級+αといった所です。
かつての通訳案内業試験時代の合格者であれば、すでに簡単な通訳が出来るレベルにありました。
しかし現在の全国通訳案内士試験の合格はこれから通訳入門を始めてよろしい、という事を意味しています。まだ自信はないけれどもなんとか「外国語ができます」と言えるレベルです。プロの通訳を目指すのであれば、専門学校等で通訳技術を学のが一般的です。
全国通訳案内士はこれまでずっと業務独占資格でした。「報酬を得て、外国人に付き添い、外国語を用いて、旅行に関する案内をすること」は資格がないと行う事が出来なかったのです。
しかし2018年からは資格がなくても通訳ガイド業務を行えるようになりました。ただし資格がない者が全国通訳案内士と名乗る事はできません。つまり業務独占資格から名称独占資格に格下げになったということです。
これは当時急増していたインバウンド需要に応えるためというのが理由ですが、以前から横行していた無資格ガイドを公に認める様になったという事でもあります。
それにしても資格の格下げというのはなかなかある事ではありません。通常、各士業は全国連合会や都道府県単位会とは別に、政治連盟を組織して、社会的地位の向上や独占業務の維持拡大の為に活動しています。しかし全国通訳案内士には全国的な組織が一切なく、いくつかの自主団体があるだけということが大きく影響したものと考えています。
では資格を取得する事に意味がなくなったのかというと、勿論そういうわけではありません。なにより国家資格があることで外国人のお客様に安心感を提供できます。有資格者同士のつながりから仕事の機会が増えたり、能力の向上に結びついたりもします。
短期間で合格をつかみ取ろう
注力すべきは2次口述対策。通訳トレーニングの手法を取り入れて繰り返し練習しましょう!
1次試験合格のハードルは決して低くありません。そのためどうしても筆記試験にばかり気がとられてしまいますが、忘れてならないのは、目標はあくまでも「外国語が出来る」ようになることだという事です。1次試験は「外国語習得のための2ステップ」でいうところのステップ1.2次の口述試験がステップ2にあたります。ここは出来るだけ2次試験対策に力を入れたい所です。
1次試験の「外国語」については、英語であれば前回の連載でお話ししたようにTOEICを毎回受験して900点を取得し免除を利用しても良いでしょう。
「日本地理」や「日本歴史」は大まかな流れさえ掴んだら、観光地に関連する項目に絞って学習することで足ります。年によっては非常にマニアックな問題が多数出題されることがあります。その場合は合格基準点が通常の7割から引き下げられますので心配はいりません。
2次試験対策は、最終的には過去問を使って面接のシミュレーションを数多く行うということになります。その前の土台作りとして役にたつのが通訳になるためのトレーニング手法です。例えば、音声を聞きながら影のように後を追って発音していくシャドーイングや1つの文を最後まで聞いて口頭で繰り返すリピーティングです。それぞれ専門のテキストを購入しても良いですし、NHKのラジオ講座を使って練習する事も出来ます。
環境に適応し変化するものが生き残る
「外国語が出来る」ということは外国人とあらゆるコミュニケーションが取れるという事です。外国人をおもてなしするだけでなく、その場に応じた最適な言葉や言い回しを選んで話す能力も必要です。日々のコミュニケーションを重ねていくことで信頼関係も出来ていきます。
娘は中学2年生。
今は反抗期「やりたい事が見つからない」 と悶々とした日々を送っています。
これから勉強していくうえで興味がある事にはなんでもチャレンジしていって欲しいし「こういったお仕事もあるんだよ」と伝えていく事も出来ればと思っています。あくまで興味があればですが。
私が偉そうに言える立場ではないのですが松本氏が書かれているように、
外国語を学ぶという事はその国の文化や歴史、人々の生活や考え方についても学ぶ必要があります。
何をするにも「人を知る」「知りたい」という気持ちが大切だと常に思っています。
コロナが収束した後の日本で生き残るためには、どうすればいいのか?
私も含めて子供達も常に成長していくためには、自ら勉強し考えていく必要があるのだと思います。
より良い日本になっていく事を願っています。