ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。
今日は本の紹介【飛ぶ教室】です。
ドイツの寄宿制の学校に通う5人の友情物語です。
歳は15歳位でしょうか。私の娘と同世代でまっすぐな男の子たち。
優等性で正義感の強いマルティン。けっしてがり勉ではありません。
両親に捨てられ船長に育てられたヨーナタン。
頭が切れるのでどこか孤独なセバスチャン。
ボクサーになる事を夢見るマティアス。
ちっちゃくて気の弱いウーリ。
5人それぞれが個性的。
学校でもこんな感じですよね。頭が良い子。運動の出来る子。気が弱い子。優しい子。
なぜか、こういうタイプが仲良かったりするんですよね。
ちょうどクリスマスの物語なので、今の季節にピッタリの小説だと思います。
まだ異性への関心はない「友情」の話。
そして彼らを見守る2人の大人「道理さん」と「禁煙さん」
ダメな大人は軽蔑されるけれど、この2人の大人は彼らに慕われています。
優等生のマルティンの家は貧しいんです。クリスマスの休暇だというのに、旅費がないため帰れない。悲しみを必死にこらえています。
そんな彼が、「道理さん」に優しい言葉をかけられ、泣き崩れる所はなんとも言えないものがあります。
子供の世界にも色々あって、私は「道理さん」や「禁煙さん」のような彼らに慕われるような大人になりたいと今でも思うのです。