週末はちょっと贅沢な豆から挽いた本格コーヒー。
最高のコーヒータイムにするなら、カップまでこだわってみませんか?
今回はコーヒーインストラクターの夫が惚れたイギリスビンテージ陶磁器【ホーンジー】のコーヒーカップをご紹介します。
- 【HORNSEAホーンジー】との出会い
- 【HORNSEAホーンジー】
- 【HORNSEAホーンジー】のデザイン
- アンティークショップ【Brick Lane Antiques 】
- 【HORNSEAホーンジー】のコーヒーカップで飲むと味がまったりする
【HORNSEAホーンジー】との出会い
初めて【HORNSEAホーンジー】と出会ったのは小さなカフェにて。
独創的だけれどどこか惹かれる魅力的なカップに引き寄せられました。
その小さなカフェで飲んだコーヒーの味わい。
カウンターに並べられた【HORNSEAホーンジー】のカップはどれも「私を見て」と言わんばかりの美しさでした。
モダンで洗練されたデザインだけれど、あたたかみのある色使い。
こうして最高のコーヒータイムを楽しむため【HORNSEAホーンジー】を求めてアンティークショップ巡りがはじまりました。
【HORNSEAホーンジー】
【HORNSEAホーンジー】の誕生は、1949年。
イギリスのヨークシャー・ホーンシーで、コリン・ローソンとデスモンド・ローソン兄弟がビーチにくる観光客向けにおみやげ品を売ろうと会社を設立したのが始まりです。
ローソン兄弟は出資金で小さな窯を買います。
作った経験もなかった陶磁器でしたが、なんとコリンがデザインしたおみやげが大ヒットします。
行動するとヒットすることもあるんですね。
その後、売り上げがメキメキと伸び、加えて優秀なスタッフがやって来ていつの間にかおみやげ屋さんから食器メーカーへと発展。
こんな事ってあるんですね。
大変な事もあったと思いますが、自分がデザインしたものが爆発的に売れるなんて嬉しかっただろうなと思います。
1954年には65人もの従業員を抱える会社にまでなりました。
より大きい工場にすべく、彼らは広い土地へと移転します。
彼らの凄い所は、デザインの素晴らしさだけではありませんでした。
新しい工場では工場見学や遊園地などを作り大人も子どもも楽しめる場所にしたのです。
こんな楽しい場所があれば、来場者が年間100万人にもなりますよね。
こうして【HORNSEAホーンジー】はイギリス全土で知られるようになったのです。
【HORNSEAホーンジー】のデザイン
イギリスではアフタヌーンティを楽しむため、高級品だったコーヒーカップたち。
そんなカップを誰もが気軽に楽しめるようにしたのが【HORNSEAホーンジー】。
芸術大学生だったコリンは北欧のテキスタイルデザインをイメージさせ、おしゃれであたたかみのあるコーヒーカップを生み出したんですね。
そんな彼が生み出した独創的な【HORNSEAホーンジー】の代表的なデザインを見ていきましょう。
HEIRLOOM(エアルーム)
1966年にホーンジー社が最初に作り出しました。
色はオータムブラウン、レイクランドグリーン、ミッドナイトブルーの3色。
我が家にやってきたコーヒーカップはレイクランドグリーン、ミッドナイトブルー。
私が特に気に入っているのは何といってもこの色合い。
ミッドナイトブルーだけあって、もう見ているだけでうっとりします。
SAFFRON(サフラン)
1970年に発表された女性に人気のSAFFRON(サフラン)は丸い形を組み合わせたデザインが印象的。
イエローとオレンジで組み合わせたサフランのお花をイメージしています。
BRONTE(ブロンテ)
1972年に発表されたBRONTE(ブロンテ)は有名な文学家から名前を付けたデザイン。
キャラメルとダークの異なる2つの茶色がベースとなっています。
酸化銅を使って出す独特のグリーンの色が素晴らしいです。
FLUER(フルール)
こちらは女性デザイナーサラ・バーディが手掛けたFLUER(フルール)。
けしの花をイメージした花柄と優しい色使いが人気。
TAPESTRY(タペストリー)
1973年にはホーンジーとしては、ちょっと珍しい淡い色合いのTAPESTRY(タペストリー)シリーズ。
こちらもサラ・バーディがデザインしたTAPESTRY(タペストリー)はくぼんだ部分に特殊な釉薬を使った柔らかいタッチが特徴です。
CORAL(コーラル)
サンゴ色とブラウンの組み合わせが面白いCORAL(コーラル)シリーズは、1980年から3年間製造されました。
こちらも数が少ないのでレア物として人気になっています。
残念ながらホーンジーは2000年に解散となり製造中止となっているので、今手に入れることが出来るものはヴィンテージのみになります。
アンティークショップ【Brick Lane Antiques 】
私は蚤の市で開かれていた【Brick Lane Antiques 】さんのお店で【HORNSEAホーンジー】に一目ぼれし、夫と購入しました。
デザインや色合いといい2人共大満足です。
出会うまでに数年かかってしまいました。
それまで値段は安かったのですが一部分欠けていたり、デザインが良くても色がきにいらなかったりと色々ありましたが、出会う時にはピッタリはまるものなんだなと思います。
今回蚤の市で購入しましたが、少し他の箇所を回って帰りに覗いてみると結構売れていたので、タイミングは大切です。
気さくな店主さんとのおしゃべりも楽しかったです。
ありがとうございました。
気になった方はこちら☟
ブリックレーン アンティークス(@brick_lane_antiques) • Instagram写真と動画
【HORNSEAホーンジー】のコーヒーカップで飲むと味がまったりする
アンティークの「一点もの」【HORNSEAホーンジー】
早速家に帰ってコーヒーを飲みました。
それまでに飲んでいたコーヒーカップと飲み比べをしてみるとあら不思議。
味が全く違うのです。
まろやかで上品な味わい。
時が刻まれて巡り巡って我が家にきてくれたコーヒーカップ。
ヴィンテージとなった【HORNSEAホーンジー】であなたも最高のコーヒーを味わってみてはいかがでしょうか。