ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。
本書のポイント
かけがえのない人を失った時…どう乗り越えていくか
日本の平均寿命は50歳に満たない時期が長くありました。
現在日本の平均寿命は男女共に80歳を超えています。
寿命とは生命の命とその長さの事で生まれてから死に至るまでの時間の事です。
私の周りには80代で元気な方もいらっしゃいますし、30代、40代で
病気や不慮の事故で亡くなられた方もおられます。
人の寿命は分かりません。
かけがえのない人を失ってしまった時、人はどう乗り越えていくのでしょうか…
著者プロフィール
絵本作家。美術学校に通っていたころから絵本作家を目指し、卒業制作としてつくっていた『BADGER'SPARTING GIFT』でデビュー。
今日ご紹介させて頂くえほん【わすれられない おくりもの】
だれからも頼りにされ、したわれていたアナグマが死んでしまいました。
大切な友を失った悲しみでみんなどうしていいか分からない。
でもアナグマは野原のみんな1人1人にすてきなおくりものを残していったのです…
感想
作者のスーザン・バーレイのこの感動的な絵本は、友人同士の在り方や、たがいに心や技を伝えあっていく事の大切さ、人間の生き方を静かにかたりかけています。
長いトンネルの向こうへ行ったアナグマは残されたみんなへ形に残らないおくりものをしていました。
そのおくりものは、知識や遊び、工夫などです。
【形には残らないけれど、身体に染みついて絶対に忘れられないもの】なんです。
残されたみんなはアナグマとの思い出を語り合ううちに、アナグマとの楽しい思い出は教えて貰った知恵や遊びや工夫が生活の豊かさや楽しさを残してくれたのです。
これは私が常に意識している事でもあり、生活していくにはお金や物が必要でありますが、それだけでは幸せになれるとは限りません。
本当の幸せとは?
豊かさとはなにか?
本当の贈り物とは?
この本はそのことを教えてくれています。
優れた絵本には読む人それぞれの思いや経験によってさまざまな新しい発見があります。
新型コロナウイルスの影響で外出自粛で子供も大人も心身共にストレスが溜まります。
絵本を通して、心を元気にしたり考え方を見直してみませんか?
家族と家で共に過ごせる事に感謝して【わすれられないおくりもの】を沢山作りたいものですね。