ガネしゃんです。
ご覧いただきありがとうございます。
劇団四季のオペラ座の怪人を鑑賞後、映画との違いを観たくなり1943年バージョンと2004年バージョンを観ました。
1943年バージョンの感想はこちら☟
今回は2004年バージョンの【オペラ座の怪人】の感想です。
主な登場人物
エリック
オペラ座の怪人、音楽の天使。
オペラ座で暗躍する人物。万能の天才だが、生まれつき骸骨のように醜い容貌を持つ。
クリスティーヌ・ダーエ
パリ国立オペラの若く美しいスウェーデン人ソプラノ歌手。
ラウル・シャニュイ子爵
クリスティーヌの幼馴染の美青年。クリスティーヌと恋仲に。
オペラ座の怪人 (2004年の映画) | ワーナー・ブラザーズ Wiki | Fandom
あらすじ
舞台は1880年のパリ。
支配人退職日の夜、オペラ座の若手クリスティーヌは急な代役にて喝采を浴びます。
この頃、オペラ座には謎の怪人が住んでいるという噂が!?
怪人は新支配人に対し月給2万フランと5番ボックス席の常時確保などを手紙で要求し、自身の存在を知らせていました。
怪人は音楽の才能に溢れ、投げ縄や奇術の達人でもありました。
そしてクリスティーヌに密かに恋をしていたのです。
数日後、パリ国立オペラでは『ファウスト』を上演します。
そこでは怪人の望みに反して主役はクリスティーヌではなくカルロッタがプリマドンナとなり主役を演じます。
すると上演中カルロッタは声を失い、豪華なシャンデリアが客席に落下し…
【オペラ座の怪人】のみどころ
とても素晴らしい映画なので、見どころはたくさんあります。
どうしてもお金に関する事が気になって、今回のみどころは月給2万フランとしました。
1880年のパリ。当時の1フランは一体いくら?
※あくまで素人が調べた結果での感想です※
1880年のパリ。当時の1フランは一体いくら?
月給2万フランって一体いくらなの?
19世紀後半といえば1850~1900年の50年間ですからその間の、金の価値の上下、それに対する金とフランの交換比率の変動がありますから、一概には言えません。
現在の金の価格も高騰してますし、換算が難しいのです。
当時のフランスフランは19世紀に制定されたジェルミナール・フランという通貨です。
1フラン当たりの金が、だいたい233mgの価値をもつものとされています。
現在(2023年7月2日)の金価格が1g=約9000円なのでこれを当てはめると、金換算の価値は1フラン=現在の邦貨換算約2,097円とうことになります。
参考
エッフェル塔:総工費650万フラン
エレベーター料金は1階までが2フラン、2階までが3フラン、最上階までが5フラン、日曜日は半額となっていたそうです。
その頃の日本の通貨は
・銭湯5銭
・理髪40銭
・週刊朝日12銭
・煙草12銭
フランスのピアノ会社
1フラン=現在の邦貨換算約2,097円
ということになると、月2万フランの要求は、現在にしたら、
2万フラン×2097円で、4194万円にも!?なるのです。
うそおぉぉ~!?
現在の金の価格が1000円とします。
それでも、1フランが1000円として233㎎で233円。
2万フラン×233円で466万円!?
※あくまでも個人が調べた結果です。ご了承ください※
ちょっと、要求高すぎません!?
当時の庶民の給料が気になるところですが…
誰か詳しい方がいらっしゃったら、教えて下さいませ。
【オペラ座の怪人】の感想(ネタバレあり)
寒いはず
季節は冬(雪が降っている)のに薄着で寒くない?とちょっとどうでもいい事を考えてしまいました。
マスカレードは大晦日~お正月にかけてだったはずなので、パリは極寒です。
怪人のストーカーぶりは凄い
怪人の(クリスティーヌを想う気持ち)は凄い。1943年版は父として娘を想う気持ちでしたがこちらは違います。恋愛対象として見ています。
そしてクリスティーヌの行動を全て把握。
マネキンはリアルすぎて怖いし。
墓地に行くシーンもドンピシャで当てて、馬車で送る事に。
いつ寝てんの!?と思ってしまいます。
またクリスティーヌを見守るラウルもめちゃくちゃ薄着でウトウトと外で待つ姿を見ると「さむいやろ」とガウンをかけたくなりました。
(新陳代謝ありすぎや)
恋愛感情とは
2人がクリスティーヌを想う気持ちと、クリスティーヌが2人を想う気持ち。
クリスティーヌが怪人を想う気持ちは複雑すぎますが、幼少の頃の父の思い出、音楽の天使と父とを重ねる想い。
度重なる悪行だけれど、どこか放っておけない気持ち。(だと思う)
幼なじみであるラウルとは、不安な気持ちを守ってくれる安心感と恋愛感情。
もう、深すぎるわ。と思いながら色々と考えさせられた映画となりました。
劇団四季の「オペラ座の怪人」から約1週間。
オペラ座の怪人三昧となった私でした。
劇団四季の感想はこちら👇