ガネしゃんです。
ご覧頂きありがとうございます。
週末の朝、夫が淹れてくれるコーヒー。
前の晩に2人が飲むコーヒーの分だけ生豆から焙煎してくれます。
朝から部屋いっぱいに広がるコーヒーのなんとも言えないあの香りは贅沢そのものだと思っています。
そんな贅沢なコーヒーを2人でいただく時間が私にとって至福のひとときです。
コーヒーが大好きな夫は何冊かコーヒーに関する本を読んでいます。
特におすすめの本が、今回【とほん】で見つけた一冊がこちら。
【たぶん彼女は豆を挽く】
前から読みたかった本なんだよねぇ
たぶん彼女は豆を挽くを読んだきっかけ
タイトルからどんな内容の本か私は分かりませんでしたが、夫が前からずっと読みたかった本だそうです。
文庫サイズの薄めの本です。
夫が読み終わった後、せっかくなので私も本を読んでみました。
この本はコーヒーを知らない人でもコーヒーに興味を持てる本です。
とてもていねいな日常生活を暮らすきっかけになる本だなと思いました。
※ていねいな生活とは、日々のちょっとしたことに時間や手間をかけひとつひとつ丁寧に向き合う暮らしのこと。
たぶん彼女は豆を挽く
著者:庄野雄治(しょうのゆうじ)
タイトル:たぶん彼女は豆を挽く
定価:600円+税
出版社:発行mille books 発売:サンクチュアリ出版
ページ:187ページ
2010年6月に発表され、書下ろしの原稿を加えられて再編集されています。
この表紙が素敵で、コーヒーに併せた色みとコーヒー豆が描いてあるシンプルな表紙ですが、そっと棚から手に取ってみたくなる、そんな1冊です。
ここで、著者の庄野雄治さんについてご紹介します。
庄野雄治(しょうのゆうじ)
1969年徳島県生まれ
大学卒業後旅行会社に勤務
2004年に焙煎気を購入しコーヒーの焙煎を始める
2006年徳島市内にaalto coffee Webアアルトコーヒーを開店
2016年に同じく徳島市内に14g(ワンフォージー)を開店
主な著書
だれもいない場所を探している
何の経験もないまま、徳島でコーヒー屋を始めた夢も希望もなかった男が楽しく幸せに暮らしていくために実践した37のアイデア。
凡人には、凡人の生き方がある。一流でも二流でも三流でもない、普通の人が、地方でお店を続けていくために本当に必要なこと。
コーヒーの絵本
コーヒーの基本から淹れ方までお話仕立てで楽しく分かりやすく教えます。
可愛らしくほのぼのとした絵とともに、コーヒーの話が展開するので美味しいコーヒーの入れ方が本当に良く分かります。
家でコーヒーを淹れてみたいけど面倒そうという方にこそおすすめ。
コーヒーと小説
近代小説にも造詣の深い庄野雄治が、コーヒーに良く合うすこぶる面白い短編小説を厳選。
現代に生きる私達にこそ響くとても読みやすい10選。
珈琲屋のくせにではなく、コーヒー屋だからこそ作れた、ちょうど良い短編集です。
庄野さんの本は今回が初めてでしたが、とても読みやすいので、これらの本も是非読んでみたいと思います。
会いにいきたい
アアルトコーヒー、この本を読むと10人中9人は飲んでみたくなります。
私もその1人です。
もちろん夫もです。
残念なのですが、現在は新規の方の購入はされていないとの事。
だったら、お店までコーヒーを飲みに行こう!!
少し先にはなりますが、楽しみが増えました。
いつかお店に行った際は、感想をブログで書きたいなぁと思っています。
本の構成
写真は夫が手作りでコーヒー豆焙煎した当時の写真です
こちらの本は大きく分けて2部構成になっています。
前半はささやかだけれど、コーヒーに役立つことが書かれてあります。
後半は、アアルトコーヒーの日常についてです。
対談をしながらのコーヒー教室の内容、ハンドドリップに興味がある方は是非お読みくださいね。
後半部分はお店を持つことについて
お店を持つにあたってのエピソードやコーヒーに対する思いが込められています。
たぶん彼女は豆を挽くの感想
夫が淹れてくれるコーヒーの香りとただ淹れてくれたコーヒーを美味しくいただくだけの私ですが、コーヒーって奥が深いことと、私ってコーヒーが好きなんだという事は確かだと思いました。
庄野さんのコーヒーに対する思いが伝わってくる1冊なんだよね~
特に良いなぁと思ったのは、庄野さんはコーヒーの淹れ方教室もされているのですが、教えてもらう人が普段使用している道具持参の所です。
実際に使用している道具で淹れるから、淹れ方も上手くなって、コーヒーをより楽しめるんだろうなぁと思いました。
そして自分に正直に生きること。
これって凄く大切で、なかなかできる事じゃないなと思いました。
自分がやりたい事。
頭で考えるだけじゃなくて実際に思い描いて、声に出してやってみる。
そのためにやるべきことは何か。
【たぶん彼女は豆を挽く】この本はちょっとだけあなたの背中を押してくれる、そんな本でもあるように思いました。