初めて白川郷を訪れたのは、今から10年ほど前。まるで日本昔話に出てくる様な家で、当時「まんが日本昔話」を見ていた子どもたちは、そんな物語に出てくる様な集落を見て「日本昔話みたい」と喜んでいました。
白川郷・五箇山の合掌造り集落
今から15年ほど前に家族で白川郷を目的に旅行しました。
小さかった子どもたちに、自分たちが住んでいる場所以外にも素晴らしい場所が、たくさんあることを知ってもらいたかったんだと思います。
車で迷いながら、何故か初め富山県の五箇山に行ってしまい、何とか岐阜県の白川郷に辿り着いたのが、まるで昨日の様な気がしています。
日本有数の豪雪地帯として有名な地域ですが、私たちが訪れたのは夏。
「雪の降り積もる景色もまた見たいね」と言いながら、汗を拭い見学していました。
10〜30人で暮らす大家族制なだけあって、広々とした空間と養蚕を収入源としていた暮らしも微かに残る記憶として、思いだしました。
結(ゆい)と呼ばれる相互扶助の伝統的慣習や、茅葺屋根のメンテナンス方法も見学しましたが、そういった内容はあまり記憶に残っておらず思い出すのは美しい景色だったという事。それだけ感動したんだと思います。
動画を見ながら、茅葺屋根は、45から60度の傾斜があり、3〜5階建てで一般よりも大きいのが特徴だったなぁなんて、以前から知っていたかのように思い出した気になりました。
合掌造りの合掌というのは、人間が手を併せた際の合掌🙏の時に出来る三角部分が似ているから合掌造りと言われているそうです。
また合掌造りの家の主要な部材のひとつに使われているのが風雪に耐えられる栗の木が使われています。
白川郷は、ドイツの建築家、ブルーノ・タウトが著者「日本美の再発見」で白川郷を紹介した事で知られています。
私が訪れた時は、天気もよく高台から見渡す合掌造りは「あ〜訪れて良かった」と口に出して言うくらい、本当に美しかったです。
私たちは、当時宿泊しませんでしたが、合掌造りの家に宿泊されている方がおられました。
想像するのは、徳利に入ったお酒に、山盛りに装われたお米や味噌汁と漬物。
実際は違うでしょうが、そんな想像をするのも楽しいです。
私も、もし次回白川郷へ旅する際は、せっかくなので合掌造りの家で泊まってみたいと思っています。
静まりかえった夜、何を感じ思うのか。
そんなどこか懐かしい気分を味わってみたいです。
参考にさせて頂いたもの