ガネしゃんです。
ご覧頂きありがとうございます。
この数日間は読みきかせにおすすめの絵本をご紹介しています。
3歳~4歳になると、食事や排せつ、衣類の着脱がほとんどできる様になります。
「なぜ?」「なに?」をたくさん言える様になります。
たくさんのことに関心がある時期でもあり、約1000語を話せるようになっていきます。是非絵本の世界での体験も増やしてあげて下さい。
- いつだってともだち
- 大きくなるっていうことは
- げんきなマドレーヌ
- 3びきのやぎのがらがらどん
- すてきな3にんぐみ
- だるまちゃんとてんぐちゃん
- てぶくろ
- どうぞのいす
- わたしのワンピース
- ピーターのいす
いつだってともだち
モニカ・バイツェ 文
エリック・バトゥー絵
講談社 2000年
あらすじ
アフリカの大草原のぞうの群れの中にピンクの子ゾウベノがいました。ベノには赤い水玉模様のフレディという親友がいます。
けれども、フレディは別の草原へと引越しすることに。
落ち込むベノに、ふくろうのホレイカから3つの大切な事を教えて貰います。
その大切な3つとは???
その教えを聞いてベノは次第に元気を取り戻していきます。
感想
大好きなお友達や家族。ずっと一緒にいたいけれど、いつかは別れの時がやってきます。
いつだってともだちは、別れのつらさからどうやって、乗り越えていけばいいのか?のヒントを教えてくれます。
大きくなるっていうことは
中川ひろたか 文
村上康成 絵
童心社 1999年
あらすじ
大きくなるっていうことは、洋服が入らなくなったり、新しい歯がはえてきたり、、おおきくなるっていうことはどういうことか?成長することを実感できる本です。
感想
読みながら、大きくなるってどういうことかな?と聞いてみると、子どもによってはユニークな答えが返ってきそうです。
子供達は入らなくなった服や靴をみて、自分が大きくなったんだと実感したのではと思います。
げんきなマドレーヌ
ルドウィッヒ・ベーメルマンス作・画
瀬田貞二訳
福音館書店
あらすじ
パリの寄宿学校に住む12人の女の子たちの中で一番小さいマドレーヌちゃん。
いつも元気いっぱいのマドレーヌちゃんが、ある晩、大きな声で泣いています。
マドレーヌちゃんは大丈夫でしょうか???
感想
パリと聞くとオシャレと反応してしまう私。そんなパリでのお話。イラストまでおしゃれにみえてしまいます。マドレーヌちゃんの性格を言い当てっこしたり、泣いちゃった理由やマドレーヌちゃんの気持ちを一緒に考えるのもいいですね。
本を読んだ後のおやつはマドレーヌになったのを思い出します。
3びきのやぎのがらがらどん
ノルウェーのおはなし
マーシャ・ブラウン絵
せたていじ訳
福音館書店
あらすじ
ある村に「がらがらどん」という名前の大・中・小の大きさをしたやぎがいました。山の草を食べるためには長くて大きな橋を渡らなければなりません。そこには恐ろしいトロルが待ち構えています。
3匹のやぎはトロルをやっつけることができるでしょうか???
感想
幼稚園や保育園でも劇として選ばれている本です。子供達を見ていると、どの世代にも、怪獣をやっつけるんだ!って子が何人かいてて、すごいなぁと思いました。怖くて絶対いやだって子もいれば、やりたいけれど、恥ずかしいという子もいるし、本当に、いろんな性格があってみていて楽しかったのを覚えています。
すてきな3にんぐみ
トミー・アンゲラー作
いまえよしとも 訳
偕成社 1969年
あらすじ
黒マントに黒ぼうしの三人組が、ある日盗んできた宝石をどうするのか?と女の子にきかれます。女の子ティファニーに聞かれた三人組はどうするのかな???
感想
表紙を見ると、黒マントに黒ぼうし、真っ赤なまさかりを持ってなんだか怖そうと思ってしまいますが、すてきな三にんぐみなんです。
何がすてきなのか?子供が興味を持ってくれていたら、一緒に話すのもいいかもしれませんね。
子供達に読み聞かせしていたとき、子どもたちから感想を言われて、そのままお話することが多かったなぁと思います。
大人になった今ディズニーのモンスターズインクを思い出しました。
だるまちゃんとてんぐちゃん
加古里子 作・絵
福音館書店 1967年
あらすじ
だるまちゃんとてんぐちゃんは仲よし。だるまちゃんは、てんぐちゃんの持っているものをなんでも欲しくなってしまいます。だるまちゃんがお父さんにねだるとお父さんは奮闘してくれるのですが…
感想
加古里子さんの絵本は大好きで、だるまちゃんシリーズは先輩のママ友に教えて貰ったのがきっかけです。特にだるまちゃんとてんぐちゃんは、子供達のお気に入りでした。絵探しゲームになっていたり、日本の郷土玩具になっていたり、この1冊で視点を変えると何回でも発見があります。そして平和なんです。ケンカもしない、いじわるもなし。身近にあるもので想像して作り出すだるまちゃんと子供に寄り添うお父さん。とても心が温まる絵本です。
てぶくろ
ウクライナ民話
エウゲーニー・М・ラチョフ 絵
うちだりさこ 訳
福音館書店 1965年
あらすじ
おじいさんが森の中で落とした片方のてぶくろ。そこで暮らすことになったねずみちゃん。そうしたら、次々と動物たちがやってきて…
感想
こちらの絵本も、何度読んでもほっこりする絵本です。
「実際にはありえない」そんなお話でも子供達は楽しそうに、物語を聞いていますし、ドキドキしながらページをめくっていきます。
物語にはない動物も入れてあげようと言った子供に優しいなぁと思ったり、もう絶対にスペースがないだろうと思っても「いれて」と言われると「どうぞ」って入っていくのを楽しそうに見ている姿もほっこりしました。
どうぞのいす
香山美子 作
柿本幸造 絵
ひさかたチャイルド 1981年
あらすじ
うさぎさんが作った「どうぞのいす」
そこにどんぐりを置いてろばさんが寝てしまいます。
そこへくまさんがやってきて…
「どうぞいす」はどうなっていったでしょう???
感想
こちらもやさしい気持ちになれる絵本です。
表紙のうさぎさんがとってもかわいい。
「どうぞ」でえんりょなく貰っていくどうぶつたち。
そのかわりに、みんな何かを置いていくのです。
眠っているろばさんが目を覚ますと???
わたしのワンピース
にしまきかやこ 絵・文
こぐま社 1969年
あらすじ
うさぎさんがお散歩をしていると、空から真っ白な布が落ちてきました。
その白い布でうさぎさんは真っ白なワンピースを作ります。
うさぎさんはそのワンピースを着ておでかけにいくのですが…
感想
子どもへ読む絵本は、昔からある絵本。私自身が子供の時に読んだ、読んで貰った絵本もたくさんあります。「わたしのワンピース」も私がちいさかった頃に読んだ絵本ですが、次々と模様が変わる絵本にうっとりした記憶があります。
そんな素敵なワンピースを着ておでかけしたいって誰もが思うと思います。
私は作れなかったけれど、母はいくつかワンピースを作ってくれました。
そんな思い出はいつまでも心に残っています。
ピーターのいす
エズラ・ジャック・キーツ 作・絵
木島 始(きじまはじめ)訳
偕成社 1969年
あらすじ
ピーターに家に妹のスージーが生まれました。
今までピーターのものだったゆりかごやベッドがピンクに塗り替えられてしまったピーター。そんなピーターは赤ちゃんの頃の写真をもって家出します。
けれども、ピーターが座ろうとしたその椅子は、小さすぎて入りません。
ピーターが決意したこととは???
感想
表紙を見てもわかるように、ピーターにとったら自分のモノを妹にとられた気分でおもしろくありませんよね。弟や妹ができた時はうれしいやら、ちょっぴり複雑です。そんなおにいちゃん、おねえちゃんになった子供に読むとまた違った読み方になりますよ。私の子供達も5歳離れているのですが、お兄ちゃんが1人の時、妹が1人の時、そして2人ともに読み聞かせをしました。
今回は動物と椅子の登場が多かった絵本になりましたが、まだまだほんの一部です。あまり年齢に関係なくたくさんの絵本をいっぱい読んで下さいね!!