ガネしゃんです。
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読み聞かせにおすすめの絵本を数日間に分けてご紹介しています。
読みきかせに!おすすめの絵本10選【4歳~5歳】
4歳ごろから、言葉がぐぐっと育ちます。習得できる言葉は2000語にもなります。
全身のバランスをとる能力も発達し、体の動きも活発になります。
物事を相手の立場にたって考える事も出来るので、思いやりの気持ちができます。
5歳ごろには、基本的な生活はほぼ自立し、運動機能はますます発達してくるので、体全体の遊びも出来る様になります。
自分のイメージも明確になり、自己主張もできます。友達との関わりも円滑になってきます。
- 読みきかせに!おすすめの絵本10選【4歳~5歳】
- こんとあき
- はらぺこあおむし
- みんなうんち
- わすれられないおくりもの
- はなのすきなうし
- いえでだブヒブヒ
- かばくんとおとうさん
- おとうさんだいすき
- だいすきっていいたくて
- ちいさいおうち
こんとあき
林 明子 作
福音館書店 1989年
あらすじ
「こん」は「あき」が生まれたときにおばあちゃんが作ってくれたキツネのぬいぐるみ。大切にしていた腕がとれてしまって、おばあちゃんに直してもらいに行きます。おばあちゃんの家にいくまでに、たくさんのハプニングがありますが、見ていると気持ちがとても良くわかります。
感想
キツネのぬいぐるみ「こん」が「あき」を想う気持ちがじーんってきます。
おばあちゃんが「あき」を想う気持ちが強いんでしょうね。おばあちゃんが暮らすまちは、鳥取県。さきゅうの町(鳥取砂丘)だからなのですが、絵本をきっかけに、西日本はいきやすかったので、その場所へ旅行にいくことも多かった我が家は、より一層絵本に親しむことが出来たのではないかと思います。
はらぺこあおむし
エリック・カール 作
もりひさし訳
偕成社 1976年
あらすじ
日曜日のあさに生まれたちっぽけなあおむしくん。おなかがぺっこぺこ。
月曜日に食べたものは?火曜日に食べたものは?たくさん食べてお腹いっぱいになったあおむしくん。最後には…
感想
ページをめくるたびに、小さなあおむしくんの成長がわかり、食べた後には穴があいているしかけになっているので、なんだか自分も食べた気持ちになって、何度も何度も読んでいました。子供達は何度も読み聞かせをしているうちに、自分で読む様になり、最後は暗記していました。今でも大切にとってあります。
みんなうんち
五味太郎 作
福音館書店 1977年
あらすじ
子どもにとって興味のあるそしてとても大切な「うんち」。
動物のうんちにはいろんな種類や形があります。
最後は子供達が大好きなお父さんまで描かれていますよ。
感想
子供達は「うんこ」シリーズが大好き。
動物のうんこは動物園に行っても見れますが、絵本でもなかなか興味を示してくれまた。絵本を読んで、図鑑で確かめて、動物園でも確認。うんちの色や形、大きさ、お尻の形までわかるので、是非読んでみてあげて下さいね。
わすれられないおくりもの
スーザン・バーレイ 作・絵
小川仁央 訳
評論社 1986年
あらすじ
冬のはじめ、森の中で年を取ったアナグマさんが亡くなります。
アナグマさんは、物知りで賢くて、みんなからとても頼りにされていました。
大切なアナグマさんを失ってしまった森のみんなはどうしていいのかわかりませんでした。
けれども、アナグマさんはそんなみんなに、生きるための知恵や工夫をちゃんと残しておいてくれました。
感想
大人でも小さな子供にとっても、「死」と向き合うことはとても大切だと思います。そしてそれを伝えるのは難しいけれども、絵本を通してなら伝えやすいと思います。今は子どもたちも大きくなりましたが、ときどき、絵本を読む時もあります。絵本を読みたくなる時って大人になってもあります。
落ち込んだ時。悲しくなった時。子供の頃に読んでもらったあたたかみやなつかしさ、大人になってからの感じ方。
読んだ後読んで良かったときっと思えます。大人になっても、絵本から学べることがたくさんあると私は思っています。
はなのすきなうし
マンロー・リーフ 作
ロバート・ローソン 絵
光吉 夏弥 訳
岩波書店
あらすじ
ふぇるじなんどは、ちょっとみんなと違っていて、飛んだり跳ねたりするよりも、大好きな木の下に座って花の匂いを嗅ぐのが大好き。
そんなふぇるじなんどをお母さんは「どうしておまえはほかのこどもたちといっしょに、とんだりはねたりしてあそばないの?」とたずねます。
「ぼくはこうして、ひとり、はなのにおいをかいでいるほうがすきなんです」ふぇるじなんどの答えをきいたお母さん。ふぇるじなんどくんの事を受け入れます。
感想
ふぇるじなんど君の意見を受け入れるお母さん牛がカッコいい。私はどんな時でも子供の事を受け入れたんだろうか?子育てしながら、頭では分かっていても出来ているか分からない自分に言い聞かせるように、絵本を読むことがあります。
やっぱり絵本っていいなぁと思います。
いえでだブヒブヒ
柳生マチコ 作
福音館書店 1997年
あらすじ
子ブタのブウとトンとヤンは、タオルを取りっこしたり、人参を食べなかったり、おもちゃを散らかしたり……いつもお母さんに怒られています。「いうことをきかないこは、うちのこじゃありません! 」、とうとうお母さんの堪忍袋の緒が切れて、3匹の子ブタに言い放ちました。すると、3匹の子ブタは家出を決意して、さっそうと家を出ます。そして、うさぎさんちやわにさんち、からすさんなど、次々よその家へ行くのですが……。
感想
どんなに愛されている子どもでも家出してくなる瞬間ってあると思います。
我が家の子供達も、ケンカして家を飛びだしたこともあります。
それでも、ちゃんと帰ってきます。
「けっこういいうちだよね」
「おにわもいいかんじだし」
「たべものもあるしね」
かばくんとおとうさん
ひろかわさえこ 作・絵
あかね書房 1993年
あらすじ
きょうは日曜日。
かばくんは、おとうさんとおるすばん。
二人でおにぎりを作っていたら、おとうさんがいいことを思いつきました♬
感想
こどもと一緒に遊べる大人ってカッコいい。子どもっぽいんじゃなくて、ぜーんぶ分かっているから、大人なんじゃないのかなて思います。
お父さんが作ってくれたおうちで、食べたおむすびの味はずっと忘れない。そういう思い出がたくさんあるって素敵だな。
おとうさんだいすき
司修 作
文研出版 1978年
あらすじ
「ぼくのお父さんはね…」森の朝は、どうぶつの子どもたちの自慢話でにぎやか。
船の船長さん、とか大きな車を運転しているんだよとかって。
でも子ぐまだけはションボリ。
感想
大人になると、子どものときの気持ちを忘れてしまいます。
嬉しかった気持ちも嫌だった気持ちも、笑顔になれるような声かけが出来たらなと思います。
だいすきっていいたくて
カール・ノラック 文
クロード・K・デュボワ 絵
河野万里子 訳
ほるぷ出版 1998年
あらすじ
ある朝、ロラの口のなかはすてきな言葉でいっぱいでした。このすてきな言葉をだれかに贈りたい!!けれど…
感想
幸せのまほうのことばってありますよね。
「だいすき」もその一つかと思います。
子どもたちが大きくなるにつれて、なんだか恥ずかしかったり、タイミングを逃したりでなかなか伝えにくくなってしまいます。
「だいすき」って伝えるのも、また受け取るのもとっても大切。
「ことば」って大切だなと改めて思います。
ちいさいおうち
バージニア・リー・バートン文・絵
石井桃子 訳
岩波書店 1965年
あらすじ
しずかないなかに、ちいさいおうちがたっていました。
やがてどうろができ、高いビルがたち、まわりがにぎやかな町になるにつれて、ちいさいおうちは、ひなぎくの花がさく丘をなつかしく思うのでした。
感想
アメリカで出版されたのが、1940年代、日本で出版されたのが、1960年代。こちらの絵本はかつて私が読んだ絵本です。なくしてしまってはじめて気づくそんな絵本かもしれません。