6月に入って食中毒などにますます気をつけないといけない季節になりました。
私は買物をする時に車を使用しますが、買い物をする時の注意点を書いておきます。
・肉や魚は分けて包む。
・冷蔵・冷凍品は出来れば保冷剤(氷)と一緒に。
・消費期限などを確認する。
・長く持ち歩かずに早く帰る。
帰ってからもすぐ冷蔵庫に買った物をいれるなど、気をつけて安心な食事を楽しみましょうね。
今日のおにぎり
おにぎりとおむすび。呼び方はどちらでも良いような気がしますが、にぎりは「握り」で拳の形で丸っこくって、むすびは「結び」で結び目の三つ角があるんだとか。
レシピの決まりごと
ご飯の量は茶碗一杯分(150g)を基準としています。
プロセスチーズは1個15g、クリームチーズは1個18g
めんつゆは3倍濃縮タイプをそのまま使用
電子レンジでの加熱は500Wが基本
バターは有塩バターを使用
使用しているツナ缶は水煮タイプ
梅干しや鮭など、商品によっては塩分量が異なりますので調味料等で調節して下さい。
食材を洗う。皮をむくなどの基本的な工程は省略している場合があります。
コーンや枝豆などは、基本的に冷凍のものを使用していますが、お好みに合わせて生のものをご使用下さい。
具材の分量はあくまで目安になります。お好みやご家庭にある材料に合わせてご自由に調整してください。
材料
ご飯:茶碗1杯分(150g)
塩:少々
海苔
今日のお弁当
冷凍枝豆、さつまいもの素揚げ、ズッキーニ、コロッケ
さつまいもは素揚げにしてもおいしい。かぼちゃと同様自然の甘味がおいしいです。
ズッキーニは古くなるとあの独特のシャキシャキ感がなくなるのでなるべく早く使わないといけないです…
おいしいアンソロジー
お弁当にまつわるお話。今日は向田邦子さんのエピソード
向田邦子
1929年東京都生まれ。脚本家、作家、社長秘書、映画雑誌編集者を経て、脚本家に。
代表作に「だいこんの花」「寺内貫太郎一家」「阿修羅のごとく」など。おもな著作に「父の詫び状」「思い出トランプ」など。1981年没。
お弁当
7ページほどの中にお弁当のエピソードが2つあります。1つ目は自身の2つ目は父親のこと。どちらも温かいなぁと思いました。
1929年生まれの方が学校給食のお話をされている時代なのですが、お弁当の時間というのは、「嫌でも自分の家の貧富、家族の愛情というか、かまってもらっているかどうかを考えないわけにはいかない時間」そう書かれてあるのは今でも少しあるような気がします。
豊かなうちの子は、豊かなお弁当を持ってきた。大きい家に住んでいても、母親が構ってくれない子は、子供にもそうと判るおかずを持ってきた。
中略
ときどきお弁当を持ってこない子もいた。忘れた、とおなかが痛い、と、ふたつの理由を繰り返して、その時間は教室の外へ出ていた。
そういう子に対して、まわりの子も先生も自分の分を半分分けてやろうとか、そんなことは誰もしなかった。薄情のようだが、今にして思えば、やはり正しかった気がする。
ひとに恵まれて肩身のせまい思いをするなら、私だって運動場でボールを蹴っていたほうがいい。
当時の情景が思い浮かびました。
先生、豊かなお弁当を持ってくる子、おさがりのお弁当箱で持ってくる子、作ってもらえない子、愛情を貰っていない子、それぞれどんな思いでお弁当を食べていたのかと思うと、1人1人の物語が全く違ったものになるんだなぁとしみじみ思ってしまいました。
向田邦子さんは、こう書かれています。
私がもう少し利発な子供だったら、あのお弁当の時間は、何よりも政治、経済、社会について、人間の不公平について学べた時間であった。残念ながら、私に残っているのは思い出と感傷である。
その他にも、向田さんの隣の席にいた女の子が貧しい暮らしではあるけれども、何とも美味しそうな見慣れない漬物を食べる姿にどうしても惹かれ、きっかけは忘れてしまったけれど、一切れ食べさせてもらった味が忘れられなかった話や父親が釣りに夢中でお弁当を無くし、お弁当をご一緒させて頂いた方が勅使川原蒼風(てしがはらそうふう)氏だった話が書かれてあります。
たった7ページなのにこれだけの人とのふれあいの話が書かれてあり、どれも心に響くエピソードだなぁと感じました。
うーん。お弁当って深いなぁ。
今日の名言
どんな職業につこうと、成功に向かう第一歩は、その職業に興味を持つことだ。
サー・ウィリアム・オスラー
興味を持つという事は、自分にとってプラスになる事なんですね。私も知らなかったことを知ると嬉しくなります。