ガネしゃんです。
ご覧いただきありがとうございます。
11月8日(水)に発売された町田そのこさんの【夜明けのはざま】(ポプラ社)という本が気になります。
町田そのこさんは、「52ヘルツのクジラたち」で本屋大賞を受賞。
その他の作品に「ぎょらん」「宙ごはん」などがあります。
今回発売された【夜明けのはざま】は、家族葬を営む葬儀場を舞台に、親友や昔の恋人など大切な人の「死」と直面し、自らの「生」と向き合う人々の心の動きを描かれている本で、新聞広告を見て読みたいと思いました。
あらすじ
舞台は、地方都市にある家族葬専門の葬儀社「芥子実庵(けしみあん)」。葬祭ディレクターの佐久間真奈は仕事にやりがいを感じていたが、恋人からのプロポーズで、「結婚するなら、仕事を変えて欲しい」と言われてしまう。
そんな時、衝撃的な知らせを受ける。
一人娘の結婚について悩むシングルマザーや昔の恋人を失った主婦、いじめを受けた過去を持つ葬儀社スタッフなど、さまざまな痛みを抱えた人々が「死」と向き合う5篇の連作。
読みたい理由
作者の町田さんは、「だれかの背中を押したい」と言われています。
友人や家族であっても、寄り添って「大丈夫だよ」ってなかなか言えないんですよね。
本人自身も大丈夫かどうかなんてわからないから。
それでも役に立ちたい。
何も言わなくてもただ側にいるだけ。
それが出来るのはその気持ちを経験し、理解しているということ。
何も言わずともより近く寄り添えるのかもしれません。
世の中には自治体の電話なんかもあるけれど、それがなかなか繋がらない。
たとえ電話が繋がったとしても、たらい回しにされたり、思っていた対応じゃなかったり…ということも多いです。
そんな時は、本を読むのが早いのかも知れません。
そんな余裕がない人もたくさんいるかもしれません。
それでも「本が背中を押してくれる」と分かっているなら読む価値はあるんじゃないかと思うんです。
この本を手にして読んだ後は、アウトプットしたいと思います。
そして私も含め心に傷を追った人やその家族に、少しでも希望の光や安心を見いだせたらと思います。
作者の町田さんは、夜明けのはざまについて「心の痛みに寄り添う物語」とおっしゃっているそうです。