ガネしゃん

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【高野山金剛峯寺】におまいり

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高野山で訪れたいのが、壇上伽藍と弘法大師の御廟を祀る奥の院、そして全国に末寺をもつ高野山真言宗総本山である金剛峯寺の3つ。

世界中の人々が高野山に訪れています。

 

高野山

高野山は歴史や文化、自然などが凝縮した素晴らしい景趣を誇っています。
高野山の広い境内の中には様々な名所が存在します。

高野山を巡る | 高野山真言宗 総本山金剛峯寺

 

壇上伽藍(だんじょうがらん)

壇上伽藍

大門から檀上伽藍へは徒歩約10分。

空海が高野山開創の際、最初に諸堂を建立された場所になります。

拝観料は500円。

朝8時30分から17時まで(最終受付は16時45分まで)

 

お大師さまが高野山をご開創された折、真っ先に整備へ着手した場所です。お大師さまが実際に土を踏みしめ、密教思想に基づく塔・堂の建立に心血を注がれました。その壇上伽藍は、〈胎蔵曼荼羅〉の世界を表しているといわれています。高野山全体を金剛峯寺という寺院と見たとき、その境内地の核にあたる場所で、古来より大師入定の地である奥之院と並んで信仰の中心として大切にされてきました。以後の各諸堂の案内順番は、高野山に伝わる『両壇遶堂(りょうだんにょうどう)次第』に則っています。

名所一覧 | 高野山真言宗 総本山金剛峯寺

金剛峯寺(こんごうぶじ)

蟠龍庭(別殿)

高野山真言宗の総本山で、高野山内の中心的寺院になります。

檀上伽藍から徒歩約3分。

拝観料は1000円。

8時30分~17時まで(最終受付は16時30分)

少し肌寒くて上着を着てちょうど良い感じでした。

 

正門(せいもん)

金剛峯寺前駐車場から境内に入る際、最初にくぐる門が正門です。

右の方に小さなくぐり戸があるのですが、このくぐり戸は一般の僧侶が出入りするためのもの。

昔はこの門を正面から出入りできるのは、天皇や皇族、高野山の重職だけだったんですね。

入口の門1つでも厳しいルールがあったことが分かります。

 

天水桶(てんすいおけ)

天水桶(てんすいおけ)

金剛峯寺の屋根は檜の皮を何枚も重ねたものになっています。

その屋根の上に桶が置かれています。

これを天水桶というそうですが、これは普段から雨水をためておき、火災が発生したときに火の粉がとんで燃え上がらない様にと桶の水をまいて少しでも火を食い止める役割なんだそうです。

 

経蔵(きょうぞう)

大阪天満の伊川屋から釈迦三尊と併せて寄進されたものです。

 

鐘楼(しょうろう)

金剛峯寺の前身青巌寺の鐘楼。

 

大広間と持仏間(おおひろまとじぶつま)

大広間は重要な儀式・法要が行われます。

金色に輝くきらびやかな襖絵は見事です。

 

梅の間(うめのま)

襖の絵は梅月流水(ばいげつりゅうすい)といわれ、描かれている絵から梅の間と呼ばれています。

 

柳の間(やなぎのま)

山本探斉(やまもとたんさい)による柳の絵が描かれているので柳の間となっています。豊臣秀次が自害したことから「秀次自刀(じしん)の間」とも呼ばれているようで、それを聞いてか知ってか分かりませんが、柳の絵が寂し気に見えてしまいました。

別殿(べつでん)

秋の楓など、西側には四季の花鳥が鮮やかに描かれた襖絵、東側には高野山草創までの風景が描かれています。

弘法大師を高野山へと導いた白黒2匹の犬の絵を見ると、賢そうな顔に見えてきます。

 

新別殿(しんべつでん)

3月~11月に僧侶により法話が開催されています。

ここではセルフサービスのお茶も頂けるので時間があればお茶を飲みながらお話をきくのもいいですね。

 

蟠龍庭(ばんりゅうてい)(別殿)

2340㎡の広さがある日本最大級の石庭。

雲海の中で向かって左に雄、向かって右に雌の一対の龍が向かいあって奥殿を守っているように表現されているそうです。

龍を表す石は、四国の花崗岩、雲海を表す白川砂は京都のものが使用されています。

 

書院上段の間(しょいうんじょうだんのま)

以前は天皇、上皇が登山された際の応接間として使用されました。

現在は高野山の重要な儀式に使用されています。

 

奥書院(おくしょいん)

以前は皇族の休憩所として使用されていました。

現在は儀式として使用されています。

防寒用として座敷内には囲炉裏があって、冬は薪をたいて暖をとったそうです。

 

台所

江戸期以降、実際に大勢の僧侶の食事を賄ってきた場所。

 

たくさんの襖絵も良かったのですが、最後の台所は興味深かったです。

 

水飲み場は湧き水を高野槇の水槽に溜めて、大きなかまどは現在も使用されているのです。

 

炭をおこす場所には防火対策として大きな煙突があり、天井から釣り下ろした台には食べ物が保存されていました。

 

紙を垂らすことでネズミの侵入も防いでいたんですね。

 

おもしろかったのは、1つの釜で約七斗(98キログラム)のご飯を炊くことが出来る大釜が3つ並んでいて、3つで一度に二石(約2000人分)のご飯が炊けるということ。

 

昭和50年代まで、年末の餅つきの際に使用されていたようです。

 

 

「金剛峯寺」という名称は、お大師さまが『金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)』というお経より名付けられたと伝えられています。
東西60m、南北約70mの主殿(本坊)をはじめとした様々な建物を備え境内総坪数48,295坪の広大さと優雅さを有しています。

総本山金剛峯寺とは | 高野山真言宗 総本山金剛峯寺

奥の院

高野山の信仰の中心であり、弘法大師さまが御入定されている聖地です。

 

紀伊山地の霊場と参詣道の記事はこちら👇️

 

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寺内にはみどころがたくさんあって、初めて見学しましたが拝観できてとても良かったです。

 

今回は日帰りでしたが、次回訪れる際は、宿坊で泊まって夜の高野山の雰囲気も味わってみたいと思うくらい素敵な場所でした。

 

壇上伽藍、奥の院、金剛峯寺はお勧めの場所です。