おにぎりは簡単に作れて、何処でも手軽に食べられて日本人で良かったと思える食べ物だなぁと思います。
今日ご紹介する杉浦日向子さんが書くエピソードはおにぎりに関するもの。
想像するとおにぎりが食べたくなります。
今日のおにぎり
天かすにだししょうゆを加えたおにぎりは味がおにぎりに染みて美味しいです。
レシピの決まりごと
ご飯の量は茶碗一杯分(150g)を基準としています。
プロセスチーズは1個15g、クリームチーズは1個18g
めんつゆは3倍濃縮タイプをそのまま使用
電子レンジでの加熱は500Wが基本
バターは有塩バターを使用
使用しているツナ缶は水煮タイプ
梅干しや鮭など、商品によっては塩分量が異なりますので調味料等で調節して下さい。
食材を洗う。皮をむくなどの基本的な工程は省略している場合があります。
コーンや枝豆などは、基本的に冷凍のものを使用していますが、お好みに合わせて生のものをご使用下さい。
具材の分量はあくまで目安になります。お好みやご家庭にある材料に合わせてご自由に調整してください。
材料
ご飯:茶碗1杯分(150g)
枝豆
天かす
干しエビ
今日のお弁当
ちくわとえびの煮物、大根餅、ヘレ肉とピーマンの甘辛炒め
昨日のお弁当は野菜ばかりで質素すぎへん?と言われてしまいました。
そういえば、お肉を入れてなかったかも。
ふたを開けて思わず微笑んでもらえるおかずを作りたいなぁ。
おいしいアンソロジー
お弁当にまつわるお話。今日は杉浦日向子さんのエピソードです。
杉浦日向子(すぎうらひなこ)
(1958-2005)東京生れ。文筆家。「通言室乃梅」で漫画家としてデビュー。以来、一貫して江戸風俗を題材にした作品を描き、1984(昭和59)年『合葬』で日本漫画家協会賞優秀賞、1988年『風流江戸雀』で文藝春秋漫画賞を受賞。『二つ枕』『百日紅』『東のエデン』『ゑひもせす』など漫画作品のほか、『江戸へようこそ』『大江戸観光』『隠居の日向ぼっこ』『お江戸風流さんぽ道』などエッセイストとしての著書も多いが、『ごくらくちんみ』『4時のオヤツ』では小説家としても腕の冴えを見せた。2005(平成17)年7月、下咽頭がんのため46歳で逝去。最後まで前向きで明るく、人生を愉しむ姿勢は変わらなかった。
おにぎりころりん
雑木林で一仕事を終え、休憩に入った男性が丸太に腰を下ろしてお弁当を広げる様子を書かれているのですが、働いた後のおにぎりって美味しいんですよね。
男は積まれた丸太に腰を下ろし、首に掛けたタオルで手をごしごし拭いて、工具袋から弁当包を取り出した。中には、大ぶりの白いにぎりめしが三つ。隅に、たくあんと古漬け茄子。にぎりめしのひとつをつかみ、ちょっと傾けて眺めてから、がぶり、もぐもぐ。足を放り出して、天を仰いだ喉が、ごくん。
具は嘗味噌(なめみそ)。もの喰う男の後ろ姿は、耳とエラのあたりの、骨と筋肉がひくひくもっこりもっこり大きく動くのがよく見える。
女もそうなのだろうが、刈り込んだ毛に、そこの部分は、むき出しで日光にさらされ、がっちりした骨格だから、なお目立つ。
ホルスタインの幼牛が、授乳器の乳首に吸い付く動きとそっくりで、見るたび、「憐憫」ということばが浮かぶ。
ふたつめは、梅干し。種をふいっと吹き飛ばし、たくあんぽりぽり。みっつめは、焼いた荒巻き鮭の塩っ辛い腹身が、焦げた皮ごとごろり。
水筒から湯気のあがる焙じ茶をゆっくり注ぎ、ひとくち。
「憐憫」という言葉は思い浮かびませんでしたが、そのおにぎりを一生懸命噛みしめているといった感じは想像出来ます。
他にもコンビニのおむすび。種類も沢山あってどれも食欲がそそります。
デパ地下のおむすびは色とりどりで小さめサイズ。これならいくつでもいけそう。
お茶碗に入れたご飯だと、そんなに食べられないのにおにぎりにすると同じ量でもつい、食べ過ぎてしまう。不思議な食べ物です。
今日の名言
何か一つ趣味を持たない限り、人間は真の幸福も安心も得られない。植物学、蜘蛛やカブトムシの採集、バラやチューリップ、スイセンの花づくり、釣り、登山、骨董、その他どんなものに興味を持とうと、その人の人生は素晴らしいものに変化する。趣味という馬を乗りこなせる限り、何の趣味でもかまわない。
サー・ウィリアム・オスラー
今は読書にはまっています。夢中になって読みますが読んだ後、感想を書こうとすると、むむむ、自分はこの本のどの部分に感動したのか?
再度本を確認することとなっています。