日本人の3人に1人は高血圧と言われています。塩分を摂りすぎると血圧が上がり、脳や心臓などの太い血管の負担となって動脈硬化が進むことで、脳梗塞、心筋梗塞などのリスクが高まってしまいます。また腎臓の負担にもなるので、注意したいです。
今日のおにぎり
レシピの決まりごと
ご飯の量は茶碗一杯分(150g)を基準としています。
プロセスチーズは1個15g、クリームチーズは1個18g
めんつゆは3倍濃縮タイプをそのまま使用
電子レンジでの加熱は500Wが基本
バターは有塩バターを使用
使用しているツナ缶は水煮タイプ
梅干しや鮭など、商品によっては塩分量が異なりますので調味料等で調節して下さい。
食材を洗う。皮をむくなどの基本的な工程は省略している場合があります。
コーンや枝豆などは、基本的に冷凍のものを使用していますが、お好みに合わせて生のものをご使用下さい。
具材の分量はあくまで目安になります。お好みやご家庭にある材料に合わせてご自由に調整してください。
材料
ご飯:茶碗1杯分(150g)
ツナ:1/2缶
レタス:1/4枚
卵:1/2
マヨネーズ:小さじ:1/2
砂糖:小さじ1/2
作り方
ツナは汁気をよく切ってマヨネーズを混ぜる。
レタスは千切りにし、卵は砂糖を加えて炒り卵にしておく。
ご飯とすべての材料
今日のお弁当
焼きズッキーニ、ブロッコリー、うずらの卵煮、ベーコンとほうれん草の炒め物
おいしいアンソロジー
お弁当にまつわるお話。今日は阿川佐和子さんのエピソードです。
阿川佐和子(あがわさわこ)
1953年東京都生まれ。慶應義塾大学文学部西洋史学科卒業。
81年「朝のホットライン」のレポーター、83年から「情報デスクToday」のアシスタント、89年から「筑紫哲也NEWS23」のキャスター、98年から「ビートたけしのTVタックル」にレギュラー出演。99年に壇ふみ氏との共著『ああ言えばこう食う』で講談社エッセイ賞、『ウメ子』で坪田譲治賞、2008年『婚約のあとで』で島清恋愛文学賞を受賞。
新書『聞く力―心をひらく35のヒント』小説『うから はらから』など著書多数。
『正義のセ』(2013年2月28日刊行)に続き、『正義のセ 2』『正義のセ3』は3月同時刊行。
かつぶし弁当
かつぶしと書いてあるので、「かつお節」弁当の事だなぁと思いますよね。
その「かつお節」ですが、私がイメージする「かつお節」は、袋1パックに入っているものですが、作者が言う「かつお節」は「かつお節」を削るところから始まります。(当時はパック入りの「かつお節」なんてものがなかった時代です)
「かつお節」を削る。
私は人生で1度だけ「かつお節」を削る経験をしたことがあります。
あれは、田舎の豆腐屋さん。
有名なお豆腐屋さんで、朝早く行かないと売り切れてしまいます。
我が家も朝早くに出発し豆腐を買いに行った時に、味見かお金を払ってなのか、忘れましたがお豆腐に「かつお節」を乗せて食べる事が出来ました。
その「かつお節」が、削り箱の上に置いてあって自分で食べる分だけ削るというもの。
夫は子どもの頃何度か削った事があるらしいので、削り方を教えて貰いながら削りました。
こちらの「かつお節」は何度も削られてあるので、そのまま削ればよかったのですが、本来ならば、どこの面を削ると一番かたちの良い「かつお節」が削れるかを見極めるところから始まります。
そうして”ここぞ”と思った面を見つけると、力を入れすぎず、抜き過ぎずで削っていくそうです。
慣れていないと粉々になった「かつお節」
上手い人が削ると、カンナで削ったようなうすーい、一枚の「かつお節」が出来上がります。
削りたてのかつお節の美味しいこと。
噛めば噛むほど味がじゅわ~っと染み出てくるあの感じがたまりません。
そんな「かつお節」をお醤油に浸して、お弁当箱に薄めに敷いたご飯の上に「かつお節」をうすーく乗せ、その上に海苔をぺたぺたっとかぶせていく。
それを三段くらいにするのが「かつぶし弁当」なんですね。
あ~そんなの絶対美味しいに決まってる。
当時「かつお節」が削れたそのお豆腐屋さんも今ではもうそのサービスはされていません。
面倒だなって思う作業ですが、それが最高に美味しい食材。
当時のかつぶし弁当を今でも食べられる作者が羨ましい。
今日の名言
人間が臨終に際して、子孫に熱中する心を伝えることができれば、無限の価値ある財産を残したことになる
トーマス・A・エジソン