「インサイドヘッド2」が2024年8月1日に公開されるので、その前に「インサイドヘッド」を観ることにしました。
「インサイド2」では5つの感情の他に「シンパイ」「イイナ」「ハズカシ」「ダリィ」が加わります。
【インサイドヘッド】のあらすじ
ライリーは、笑顔がかわいい活発な11才の女の子。
活き活きとした笑顔をみるだけで、安定している生活を送っているように思います。
そんな彼女の頭の中をのぞいてみると、5つの感情が存在しています。
ライリーをいつも明るく楽しい気持ちにすることが役割のヨロコビ。
嫌いなものを「イヤだ」と拒絶する役割のムカムカ。
腹が立った時に「腹立つ」と怒りを爆発させる役割のイカリ。
危険から「危ない」とライリーを守る役割のビビリ。
でもライリーを悲しませてしまうことしかできないカナシミの役割だけは謎に包まれているのでした。
そんな5つの感情たちは、頭の中の司令部で、ライリーを毎日幸せにするため日々奮闘していました。
ある日ライリーは、父親の仕事の関係で住み慣れた大好きなミネソタを離れ、見知らぬ街サンフランシスコに引っ越すことになります。
不安定になった彼女の心は、感情たちに思わぬ大事件を起こすことに。
転校先の教室で自己紹介をしているその時、カナシミがミネソタでの楽しかった「思い出ボール」に触れてしまい、ライリーは泣きじゃくってしまいます。
この前から悲しみの行動は少しおかしいんですよね。
けれど、何故おかしいのか誰も分からないのです。
自身でもワケがわからないカナシミの無意識にボールに触れてしまう衝動で、ついにヨロコビとカナシミは司令部の外に放り出されてしまいます。
2つの感情を同時に無くしてしまったため、頭の中の世界は異変の兆しを見せ始めるように…
ヨロコビとカナシミは巨大迷路のような「思い出保管場所」に迷い込み、ヨロコビ不在の司令部も大混乱となります。
その頃ヨロコビとカナシミは自分たちも今まで見たことが無かった驚きと色彩に満ちた世界で大冒険を繰り広げていました。
そして司令部を目指しライリーを再び笑顔にするために2人は力を合わせます。
【インサイドヘッド】キャラクター
ヨロコビ(Joy)
主人公。
ライリーの感情を主導するポジションにいます。
いつも明るく楽観的。
ライリーを悲しませることしかできないカナシミを心配している。
何とか思い出ボールにカナシミを触れさせないようにするのですが、カナシミと共に行動することで、本当の幸せが何かを気づく。
肌色で大きな青い目とブルーの髪で、黄緑色のノースリーブワンピースを着ている。
カナシミ(Sadness)
もう1人の主人公。
カナシミなのでネガティブではありますが、感情たちのなかで一番感情に関する知識があります。
常にネガティブで、ヨロコビのアイデアをことごとく否定しながら、ウジウジしています。
自身が思い出ボールに触れただけで、悲しい思い出に変えることに自信をなくしている。
前向きになりたい気持ちはあるのですが、ついマイナス思考になってしまう。
青い少女で、ブルーの髪。白いセーターにメガネをかけています。
イカリ(Anger)
怒りっぽくいつも偉そうな態度をとっている。
口だけではなく、自身にも厳しい。
怒りが爆発すると、頭が燃えます。
真っ赤な顔に赤い目をした男性。スーツ姿。
ムカムカ(Disgust)
せっかちで過保護体質。お姉さんのような存在。
ふてぶてしく、他力本願な所がありますが、ライリーの事を想っている。
緑色で、セットされた緑の髪。ピンクのスカーフが特徴。
ビビリ(Fear)
ライリーを守るため、危険がないかいつもビビッている。
危険を察知する能力は飛びぬけていますが、やり過ぎなところがあります。
平和主義で争いが嫌い。
細長い紫色をした男性。赤紫色の蝶ネクタイをしている。
※これらの感情たちはライリーだけでなく、他の人達にも存在しています※
ライリー
11歳の女の子。
金髪で青い目をしています。
両親と親友のメグを大切にしている優しい女の子です。
アイスホッケーが大好きでチームに所属しています。
ライリーのパパとママ
ライリーのことを心から愛している優しい両親。
仕事の関係で忙しくなり、ライリーの心の変化に気づけていない。
ビンボン
ライリーが幼少時代に作り上げた空想上のおともだち。
ヨロコビとカナシミの手助けをしてくれます。
涙はキャンディ。
インサイドヘッド司令部
ヨロコビたち感情が住んでいる場所。
高い塔の上にあります。
思い出ボール
ライリーの思い出がその都度ボールとして出てくる。
思い出に合わせて、それぞれの感情の色になっています。
特別な思い出ボール
ライリーの人生にとって重要な意味がある出来事があると出てくる。
それらが描かれた思い出のボール。
脳は映画の様に単純なものではないけれど、そんなボールがあれば特別な思い出は色あせることなく、ずっととっておきたいと思いました。
性格の島
特別な思い出と繋がっている5つの島。
島は「ホッケーの島」「おふざけの島」「家族の島」「友情の島」「正直の島」があります。
それぞれが特別な思い出に合わせて出来上がった島。
これらの島がライリーの性格を作り出しています。
この島がバランスによって崩れ壊れることも。
人間の頭の中は本当に些細な事で崩れ落ちるのだと思います。
記憶のゴミ捨て場
古くなった思い出ボールを捨てる所。
ここに捨てられた思い出は、完全にライリーから忘れ去られます。
人間は忘れることが出来るから前に進めるのですが、なんだか悲しい気持ちになります。
長期記憶の保管場所
思い出ボールが収納されている棚。
ライリーの頭の中の大部分を占めています。
ライリーの苦手な食物
アメリカではブロッコリー
日本ではピーマン
【インサイドヘッド】の感想
ヨロコビはライリーを明るくさせているのは常に自分だと思っているところがあるのですが、そうではありません。
感情たちはそれぞれの役割があってこそ、ライリーはバランスが取れているんですよね。
悲しむことが悪いことではないということ。
何かで自分が悲しんでいるとき、周りから無理に楽しいことをしようと言われても楽しくないし、しなくてもいいんですよね。
そんな時はカナシミの出番。
辛かった時に寄り添える存在。
一緒に泣いてくれたり、辛かったねと言ってもらえたり。
悲しむことで、自分を落ち着かせて充分にいたわってあげること。
それが出来てから、楽しい事が出来るんですよね。
悲しい気持ちや辛い気持ちを無理に閉じ込めなくてもいいんだ。
ヨロコビはカナシミと共に行動することで、だんだんと気づいていきます。
映画を観ているこちらは、ライリーが自分を押し殺すことで、崩れていくのをみるのが辛いです。
子供の成長と同時に親も仕事が忙しくなりつい、子供を後回しになったりします。
誰も望んでやっているわけじゃないけれど、「今忙しいから」とか「あとでね」とかって子供が話したい時に話を聞けなかったりする事ってあります。
そんなちょっとしたに日常のなんてことない日常の積み重ねがいつしか不満をため込んでしまいある日爆発してしまう。
どの小説や映画でも書かれていることですが、一度立ち止まってその人の事を見ること。立ち止るということ。
しっかりと見てみよう。
ちょっとした事。子供が初めて歩いた時のこと。初めて笑った事。初めて言葉に出来た事。
そんな時のことを思い出して、改めて子供の成長を喜ぶと共に頭の中の感情が正常に働いているか確かめてみたい。そう思いました。
ライリーが住んでいたミネソタ州ってどんな所?
ライリーが育ったミネソタ州はミシシッピ川のが町の中心を流れています。
直行便で約11時間30分。
市街へは車で15分〜20分。
水と緑が美しい自然に寄り添った街になります。
またアートやカルチャーの街でも知られていて、ミネアポリス美術館、ウォーカー・アートセンター・フレデリック・R・ワイスマン美術館などがあります。
文学では、「大草原の小さな家」が有名です。
大草原の小さな家
アメリカのローラ・インガルス・ワイルダーによる児童小説が原作。
西部開拓期に中西部を幌馬車で移動しながら暮らす一家を描いた物語。
冬はマイナス20度を下回る日もあり、冬になると1万以上あるミネソタの湖が凍り、公園にも無料のアイスリンクが設置され、氷が張った公園や湖で住民たちがホッケーを楽しむ姿もあります。
ライリーはこういった環境のなか、アイスホッケーを楽しんでいたのでしょうね。
サンフランシスコ
父親の仕事の関係でサンフランシスコに転校するライリー。
車でサンフランシスコへ向かうシーンではゴールデンゲートブリッジや坂の多い街並み、ケーブルカーといったサンフランシスコの観光名所も描かれていました。
サンフランシスコは日本から直行便で約9時間30分です。
主な見どころ
フェリービルディング
フェリー乗り場とショップ、飲食店が入った小さめ複合施設。
フェリーの待ち時間にどうぞ。
アルカトラズ島
かつては刑務所だったアルカトラズ島。
現在は国立公園となっていて観光名所となっています。
映画「ザ・ロック」の舞台にもなりましたね。
アルカトラズ島には何時間でも滞在することはできます。
アルカトラズ島は大変人気のあるツアー。
日本からの予約が便利です。
ゴールデンゲートブリッジ
ゴールデンゲートブリッジは全長2.7㎞
歩いても行けます。往復するなら2~3時間かかることも。
車で途中下車し少し歩くこともできます。
ロンバードストリート
世界で最も曲がりくねった道として有名な観光名所ロンバードストリート。
私も知人の車で行った事がありますが、傾斜が28度ということもあり、車で上り下りが出来るように急なカーブをいくつもつくられています。
当時運転免許を取りたての私は自分では絶対に運転したくないと思いました。
【インサイドヘッド】あらすじやネタバレ感想とミネソタ州の街のまとめ
ミネスタを離れサンフランシスコでも楽しく過ごすライリー。
【インサイドヘッド2】では成長したライリーにどんな困難が待ち受けているのか今からとても楽しみです。
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