ガネしゃんです。ご覧頂きありがとうございます。
パン好きなので、我が家にはパンに関する絵本が多いです。
ご紹介する【絵本】ゴリラのパンやさん。
こちらのパンは強面(こわおもて)のゴリラのおじさんが作ります。
美味しそうなパンなのですが…
作者 白井三香子(しらいみかこ)
作品
ゴリラのパンやさん
今回ご紹介の本です。
まほうつかいはおひるねちゅう
自分の思い通りにならないと、気がすまない人いませんか?
このお話の魔法使いは森のみんなのおかげで、自分の間違いに気づきます。
そしてみんなもそれを受け止めてくれます。
はれぎをきた12ひきのちびねずみ
あなぐまのおばさんが洗濯した花模様のカーテンが風で飛んでしまいます。
次の日、ネズミさんのパーティーに出席したあなぐまのおばさんが見たのは?
12つきのおくりもの
12の月の精がくれるプレゼントとはいったい?
ともだちできたから
きつねは、冬のそなえてあちこちの家から食べ物をぬすんできました。やがて吹雪がやってきて…
しましまちゃんはおにいちゃん
しましまちゃんのおうちに、あかちゃんねこが6匹生まれました。しましまちゃんは、おにいちゃんになったのです。6ぴきのあかちゃんはどに行ってもしましまちゃんの後をついていきます。
【ゴリラのぱんやさん】のあらすじ
秋も終わりを迎えようとしたころ、ゴリラが丘の上にパン屋さんを開きました。
「コッ コッ コッ コッ いい におい!」
さっそくやって来たのは、三匹のニワトリです。
ちょうどそのころ、ゴリラはかまどを覗いて、パンの焼き具合を確認していました。それなので、ニワトリが来たのに遅れて気づき、慌てて「へーい、いらっしゃい!」と大きな声を出してしまいます。
ニワトリ達はその大きな声に驚いて、パンも買わずに逃げ出しました。
「あれれっ。どうしたのかな。ちゃんと みせばんを して いないと だめなんだな、きっと」
ゴリラはがっかりしながらそう考えていると、今度はヒツジがやって来ました。そこで、ゴリラは先ほどの反省を活かして「いらっしゃい!」と落ち着いて声を掛けます。
ところが、ヒツジはゴリラの顔を見るや否や、パンも買わずに慌てて逃げ出しました。
「ちょっと あいそが たりなかったんだな、きっと」
今度はタヌキがやって来ると、ゴリラはその反省を活かして、ニッコリ笑顔で「いらっしゃーい!」と声を掛けました。
ところが、ゴリラの大きな歯に驚いて、タヌキまでもパンを買わずに逃げ出してしまうのでした。
「うーん、こまった、どうしよう。これじゃ パンが うれないよ」
その夜、ゴリラは一つも売れなかったパンを食べながら、あれやこれやと考えました。そして翌日、子ウサギ達がやって来ても、ゴリラはカウンターから姿を見せませんでした。その代わり、指人形を使って応対しました。
すると、子ウサギ達は喜びながら、チョコパンやアンパンやドーナッツ、クリームパンを注文してくれたのです。
ところが、それでもゴリラの試行錯誤はやっぱり上手くいきません。そこに威張りん坊のキツネがやって来て、子ウサギ達に悪さをすると、ゴリラは「こらあ!」と顔を出して怒ってしまい……。
さて、そのゴリラの姿を見た子ウサギ達の反応とは。
【ゴリラのパンやさん】の対象年齢
ゴリラのパンやさんの対象年齢は、3歳~6歳くらいです。
子どもが登場人物の主人公にもなっているので、聞いている子供や読んでいる子も自分自身が話の内容に入っていける感じです。
【ゴリラのパンやさん】の読み聞かせ
ゴリラのパンやさんのお話は、テンポよく場面展開が広がっていくので、読み聞かせをするには、読みやすいかと思います。
登場人物のゴリラの声の大きさであったり、びっくりするお客さんや子供たちの声なんかを変化させると、子どもは、反応を示すと思います。
【ゴリラのパンやさん】の感想
人は見た目で判断しがちです。
自分の仲間とは異質な人たちに対し、強い警戒心や疑いの気持ちを抱きます。
外見や先入観で判断された時、どんな気持ちになるのか?
その気持ちを考えるきっかけとなる本です。
この本に出てくる「小さいうさぎさん」たちはゴリラさんに一体どんな対応をするのでしょうか?
私も「小さいうさぎさん」達が持つ「心の目」をずっと持ち続けたいなと思います。