ガネしゃん

「人生に悔いはない」生き方がしたい主婦です。

国指定史跡【出島和蘭商館跡(でじまおらんだしょうかんあと)】と出島ワーフ

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今回の旅行のメインである軍艦島ツアーの前に少し時間があったので、【出島和蘭商館跡(でじまおらんだしょうかんあと)】へ行くことに。

思っていた以上に見どころがたくさんあり、満足できました。

 

国指定史跡【出島和蘭商館跡(でじまおらんだしょうかんあと)】

 

出島和蘭商館跡(でじまおらんだしょうかんあと)でまず良かったのは営業時間が、8:00からオープンしているということ。

 

限られた時間の中で、8時オープンだと時間を有効利用することが出来てとても助かりました。

 

そしてこの時間だと人が少ない。

 

なのでゆっくりと見学することが出来ました。

 

 

江戸時代に唯一、ヨーロッパとの貿易を許されていた出島。

 

江戸時代へタイムスリップしたかのような空間で当時の暮らしを体験です。

 

黒い帽子をかぶっているオランダ人や使用人のインドネシア人など出島には西洋の学問、日時計などの技術やコーヒー、植物など西洋の文化が届けられていました。

 

カピタン部屋

 

オランダ商館長(カピタン)が暮らしていた棟では、商館長や商館員たちの暮らしぶりが細部まで再現されていて、当時の様子が分かります。

 

夏場は目の前に広がる海をみながら涼んでいたのかなぁと思われる涼所(すずみどころ)の部屋や、大広間には迎賓館としても利用されていた重要な部屋もありました。

 

海を眺めながら何を思っていたのでしょうか。

 

商館員たちは1日2回、カピタン部屋の2階で食事をしていたそうです。

 

その料理を作っていた場所を見学するのが興味深かったです。

 

いつの時代も食ベることは楽しみの1つ。

 

きっとスパイスが効いていて美味しかったんだろうな。(と信じたい)

 

また、キリスト教が禁じられていたため、オランダの冬至を祝うと称して行われていたクリスマスパーティーの様子が再現されてありました。

 

遊女とラクダ

出島には遊女以外の女性の出入りは固く禁じられていました。

 

当時出島に住むオランダ人たちは、妻子を連れてくることを許されなかったので、幕府が認めた例外措置だったようです。

 

異国の地でしかも出島だけ、という環境の中、妻子を連れてこれないなんて辛いです。


唯一の措置が遊女たち。

 

当時の遊女がどういった女性かは分からないのですが、外国の言葉を話せたのかエリート女性だったのでしょうか。

 

そんな遊女たちは、彼らにとって天使のような存在だったのかもしれません。

 

長崎の遊女の中には、プレゼントとして受け取った貿易品を換金するといったこともあったようです。

 

そして遊女の中にはラクダをプレゼントされた遊女もいたんだとか!?

 

江戸時代初期にオランダから輸入していた主なものは生糸。

 

日本が輸出していたのは、銀でした。

 

江戸時代中期以降はビロード、砂糖、ガラス製品などを輸入し陶磁器や漆製品などが輸出されるように。

 

そんな中でのラクダといったプレゼント。

 

遊女の1人はラクダを2頭もらい、対応に困ったようです。

 

デジタル遊女がそう語って去っていきます…

 

その後のラクダの話も知りたかったな。

 

貴重だった砂糖

三番蔵(さんばんぐら)には砂糖など、さまざまな輸入品が収められていた蔵になります。当時砂糖は貴重だったので、砂糖蔵と呼ばれる場所が他にもありました。

 

グラニュー糖やざらめなど、今でも砂糖はおいしいです。

 

そんな砂糖を使ったお菓子などが展示されてありました。

 

それらお菓子は現在でも充分通じるおいしいお菓子としてあります。

 

【出島和蘭商館跡(でじまおらんだしょうかんあと)】

営業時間:8:00~21:00

出島入場料:大人520円 高校生200円 小・中学生100円

 

私は長崎駅から路面電車を利用。

長崎駅前から「崇福寺」行に乗車し「出島」電停下車。

そこから徒歩4分で着きます。

 

出島の歴史|【公式】出島〜dejima〜

 

長崎出島ワーフと長崎県美術館でランチ

長崎出島ワーフ

長崎出島ワーフには、海鮮料理や中華料理、イタリアン、カフェなどがあり海を見ながらランチをと思っていたのですが、想像していたよりも観る所もなく、個人的には少し想像が膨らみすぎてしまった感じでした。

夕方からはライトアップもされるみたいのなので、夜のワーフだとまた違った印象を受けたのかもしれません。

 

ランチもその場で食べたいものが特になかったので、どうしようかと考えていたら向かいにある長崎県美術館にひとまず立ち寄ってみることに。

 

長崎県美術館

県立ではない長崎県美術館です。

 

こちらは訪れる予定はなかったのですが、長崎県美術館でのカフェはオシャレで心地よさそう。館内もほどよく涼しいのでランチはこちらでいただくことにしました。

長崎県美術館ランチ

角煮ごはん1200円

らいす大盛り200円

ミルクセーキ700円

 

甘辛く味付けされた角煮に、たっぷりの野菜がおいしい。

 

ミルクセーキは、しゃりしゃりして、ジェラートとアイスクリンを混ぜ合わせたような味。

 

外が暑かったので、一気に汗がひいて、とても美味しかったです。

 

スタンプラリー

スタンプラリーってなぜか集めたくなるんです。

旅の記念の1つとして、5種類のスタンプを集めてみました。

 

出島のおみやげ

 

出島や長崎にちなんだみやげが揃うミュージアムショップ。

 

カピタン部屋の壁紙に採用されている「唐紙」のハガキがあったり、コンプラ醤油差しなどの商品も人気なんだそうです。

 

私は、出島のこんぺいとう(700円)とかわいいオランダ人のイラストが描かれたスプーン(330円)を購入。

 

当時の暮らしぶりが再現されてある部屋をみていると、数々のアンティークの物が並べてあり、それだけで楽しくなります。

 

所要時間は約1時間。

 

ゆっくりな時間が流れて訪れた後は心が落ち着いた感じがする【出島和蘭商館跡(でじまおらんだしょうかんあと)】はおすすめです。

 

出島和蘭商館跡 - 長崎市ウェブサイト(文化財課)