ガネしゃんです。ご覧頂きありがとうございます。
人間関係って難しいですよね。
あの人にこんな事言われて嫌な気持ちになった、
メモを取ってくれない、ルールを守らない。
後悔や忘れたいのに忘れられない事など…
人間関係や老いとの向き合い方、生き方のヒントをこの本は教えてくれています。
読みたくなったキッカケ
91歳で現役医師。
患者さんからは、心に響く言葉をかけて貰ったと安心される。
心はカラッと、人づきあいはサラッと、人生はすっきりと。
過去は忘れて、未来の心配も保留に。
後悔しない、競争しない、我慢しすぎない「今」の歩き方とは?
「また寄りたくなる」と評判の漢方心療内科医の「軽くなる」生き方指南書。
この宣伝文句を新聞の記事で見た時、
「どんな声かけで多くの方を安心させられるのだろう?」
と思いました。
本の表紙に笑顔で写っている著者の顔は、なるほど話したくなる優しい笑顔でいつでも見守ってもらえそうな感じがします。
その笑顔に惹かれて早速読んでみました。
著書の紹介
藤井英子(ふじい・ひでこ)
漢方心療内科藤井医院院長。医学博士。現在も週6で勤務する91歳の現役医師。
1931年京都市生まれ。京都府立医科大学卒業、同大学院4年修了。
産婦人科医として勤めはじめる。
結婚後、5人目の出産を機に医師を辞め専業主婦に。
育児に専念する傍ら、通信課程で女子栄養大学の栄養学、また慶應義塾大学文学部の心理学を学ぶ。計7人の子どもを育てながら、1983年51歳のときに一念発起してふたたび医師の道へ。
脳神経学への興味から母校の精神医学教室に入局。
その後、医療法人三幸会第二北山病院で精神科医として勤務後、医療法人三幸会うずまさクリニックの院長に。漢方薬に関心を持ち、漢方専門医としても現場に立ってきた。
89歳でクリニックを退職後、「漢方心療内科藤井医院」を開院。
精神科医と産婦人科医としての視点から、心のケアに必要な漢方薬を処方することを人生の役目とし、日々診察に当たる。
「心配には及びませんよ」「大丈夫ですよ」という声かけに「それだけでほっとした」という声も多い。
精神保健指定医。日本精神神経学会専門医。日本東洋医学会漢方専門医。
目次
1章:人間関係はほどよく忘れる
2章:自分をいたわるは忘れない
3章:過去はほどよく忘れる
4章:小さな挑戦は忘れない
読みやすさ
冒頭にカラーページがあり、字も大きいので読みやすいです。
どのページからも読む事が出来るので、気になった箇所から読む事が出来ます。
3つのおすすめ理由
自分を大切にする
自分を大切にすると言っても具体的にどうすればいいのか分からない。と思われるかもしれません。具体的に書かれてあるので、分かりやすかったです。
この本の書かれている事は、私が日頃心がけている事も書いてありました。
・人と自分の間にきちんと境界線を引く
ハリネズミのジレンマという童話があるのですが簡単に説明すると、
お互い程よい距離を保つ方が上手くいくというお話です。
私も人と自分の間にきちんと境界線を引いています。
・一番身近な人に「ありがとう」「ごめんなさい」を言う
家族に、何かをしてもらった時「ありがとう」と伝えていますか?
(家族だから分かってるはず)では伝わりません。
家族に何かを手伝ってもらって「ありがとう」と一言加えるだけで、
とても嬉しそうな顔をします。
そんな顔をみると、こちらも嬉しくなって心もスーッと気持ちのいい風が流れます。
・「みせかけだけ」はやめよう!
仕事でも何でも、「うわべだけ」は相手にすぐバレます。
その時は上手くいっても、後で必ずしっぺ返しがきます。と私は思っています。
どんな時でも誰に対しても、誠心誠意取り組みたいものです。
・比べるは忘れる
人と自分を比べるより自身が「どうやれば心地よくなるか」「安心できるか」を考える
比べるつもりはなくても、ついつい比べてしまってる時ってあります。
そんな時、「自分が心地よくなる」方法を探すと楽になる気がします。
人間関係と過去はほどよく忘れる
・わかってくれないをわすれる
自分の気持ちを大事にし、自分がどうしたいか?考えた時、きちんと相手に伝えるという事が大切だという事です。
いつも誰かに遠慮して、自分がいやなことを言わず、言いたい事も言えずに生きていると身体に不調として現れます。
相手を責めるのではなく、「私はこうして欲しい」と伝える事は大切だと思います。
・良かった過去もほどよく忘れる
いいことも悪いことも、ほどよく「忘れる」ほうがいい。
過去の勲章を常に身につけておくより、「そんなことより、今」とサラリと生きる姿がまぶしいです。
会社にいませんか?
口だけ動いて手が動いていない人:「あの頃は~」
「そんな事より、今この仕事お願いしますね!!」
自分をいたわることと小さな挑戦は忘れない
・やりたいこと「だけ」やる
自分への「年齢制限をやめる」
新しい事を取り入れるということは、何歳からでも始められます。年齢でやりたい事が出来ないなんてことはありません。
出来る、出来ない関係なく、やりたい、やりたくない、いつも主語を自分にして考えるといいそうです。
・「お願いします」を気持ちよく言う
できることは自分でやり、できない事はお願いする。
「お願いします」をきちんと言える人でいたいと思います。
私も自分で出来る事は自分でし、出来ない事は素直にお願いします。
その方がお互いに上手くいく気がします。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「いやなこと」
「ちょっとした心のひっかかり」
「執着」
これらは忘れて、そのぶん本当に大切にしたいことに、心を注ぐ。
先生に「だいじょうぶだよ」「自分をいたわって」と声をかけられたら、
誰もが安心できそうです。
さっぱりと生きていく事。
どれも分かっているようで、出来ていない部分もあるのでは?
今日も自分自身を大切にしましょうねヾ(@⌒ー⌒@)ノ