2023.3.23更新
ガネしゃんです。ご覧頂きありがとうございます。
人生を変えた本
今日ご紹介する本は ミヒャエル・エンデの
【モモ】
ご存知の方も多いと思います。
世界中で愛される不朽の名作【モモ】
タイトルだけ知ってる、あるいは聞いた事があるという方も多いのではないでしょうか?
子供向けと思いきや大人にとっても充分、
人生を変える本であると私は思っています。
人生を変えてくれる本に出会えたら幸せですよね。
ドイツの作家ミヒャエル・エンデが1973年に発表した作品で、
ドイツ児童文学賞を受賞された本です。
~あらすじ~
廃墟となった円形劇場に住み着いた粗末な身なりをした少女モモ。
街の人々は相談をしモモの面倒を見ることとなります。
不思議な事にモモに話を聞いてもらうと心が温かくなり悩みが消えていくのです。
モモは街の人にとってかけがえのない存在になっていくのでした。
ところがある日。
街に「灰色の男たち」が現れます。
「時間を貯蓄銀行に貯める」ことで町の人々から「時間」が奪われていき…
「豊かな」時間とは何か?
【モモ】と言えば【時間】がキーワードです。
私にとって「人生」=「限られた時間」です。
限られた時間をいかに自身の「豊かな時間」に費やせるか?
あなたにとって「豊かな時間」とは何ですか?
私が特に印象に残ったのは、
時間を奪う「灰色の男たち」が出てくる第二部です。
彼らはこの物語の眼目ともいえる登場人物。
彼らはいったい何者なのでしょうか?
感想
想像してみて下さい。
あなたは今、仕事に追われています。
時間を惜しんで子供との会話を全く聞いていなかったり…
イライラして怒りっぽく、
時間がないないと言いながら…
ついスマホを見過ぎて時間が経ってしまっています。
気づけば子供達は待ちくたびれて夢の中。
そんな時ふとこんな事を思ってしまいます。
「あ~私の人生ってこんな感じで過ぎていくんだ」
実はこれ以前の私でした。
会話を楽しむための食事時間にスマホばかり見られ目を合わすことなく、
空返事ばかり。
相手がどんな気持ちがするか
もうお分かりですよね?
「大切な時間」ってなんだろう?
何気ない会話、子供や家族との時間。
「灰色の男たち」がいう「無駄な事」とは?
人々にとって大切な時間とは?
あなたにとって、
大切な時間はどんな時ですか?
私にとっての大切な時間
星が広がる壮大な夜空。
風をあび、波の音を聞き自分の心の中にある宇宙を感じる。
以前記事に書いたこんな経験こそが人生を豊かにするのではないかと思いました。
こういった事を
「モモ」は大切に出来ているから、
「モモ」は人々の心を満たす事ができるのだと思います。
相手の話をいつまでも聞き続ける事は、聞き手に心の余裕がないと難しいです。
私達はあわただしい毎日をつい送ってしまいがちですが、
そんな時「モモ」を思い出します。
子供や人との会話、私はしっかり彼らの話を聞いているのか?
「モモ」は私達を原点に戻らせてくれると思いました。
「モモ」は映画でもありましたが、
本を読むと主人公を想像できるので、
私は本から読まれることをお勧めします。
物語は「灰色の男たち」から盗まれた「時間」を取り戻すために「モモ」は立ち上がっていきます。
それは本を読んでからのお楽しみということで!