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今日は本【ザリガニの鳴くところ】のご紹介です。
読みたくなったきっかけ
本を読む際、私にとってタイトルは大事で「面白そうだな」というタイトルから選ぶ事が多いのですが、今回のきっかけは85歳になる師匠のお勧めでした。
字も比較的大きく本屋大賞翻訳小説部門一位という事・ハリウッド映画も11月18日から公開されたということで興味が湧きました。
著者
ディーリア・オーエンズ
ジョージア州出身の動物学者、小説家。
ジョージア大学で動物学の博士号を、カリフォルニア大学デイヴィス校で動物行動学の博士号を取得。
現在はアイダホ州に住み、グリズリーやオオカミの保護、湿地の保全活動を行っている。69歳で執筆した本作が初めての小説である。
登場人物
キャサリン(カイア)・クラーク
湿地のほとりの小屋に住む女性
ジョディ
カイアの兄
テイト・ウォーカー
村の青年。ジョディの友人
チェイス・アンドルーズ
村の青年
物語のあらすじ
ノース・カロナイナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアは湿地の小屋でたったひとり生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のために彼女のもとを去ってゆく。以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく…みずみずしい自然に抱かれて生きる少女の成長と不審死事件が絡み合い、思いもよらぬ結末へと物語が動き出す。
感想
読み始めると目が離せなくなり、ゆっくりと読むつもりが一気に読んでしまいました。
私にも息子と娘がいるので、どうしても重ねて読んでしまい胸が痛む部分もありました。
主人公の気持ち、周囲の目、もし自分が同じ立場だったら、、、等々。
「愛」「家族」「孤独」「生命」とは?
この本で考えさせられる事がたくさんある様に思いました。
誰でも孤独や生きにくさを感じる事ってあると思います。
そんな時、誰かが必ずあなたを必要としている事を思い出して欲しいです。
広大な自然が持つ「優しさ」と「残酷さ」が彼女に教えてくれたこと。
最初題名からは想像がつかなかったのですが、本を読み終わった今
「ザリガニの鳴くところ」とはどこにあるのか?が少しだけ分かった気がします。