ガネしゃん

「人生に悔いはない」生き方がしたい主婦です。

悪者ぞろいの家に【幸福】が訪れる訳とは?

ガネしゃんです。いつもご覧頂きありがとうございます。

 

今日は物語を通して【ものの見方が変わる座右の寓話】をご紹介します。

 

 

ガネしゃんは幼少期から物語が好きです。

今でも寓話を読んで、ものの見方や考え方、生き方について考えています。

 

寓話の面白い所は物語を通して、教訓や真理を伝えてくれる所です。

 

難しい言葉で書かれている本だと読む気が失せてしまいます。

 

それが物語だと登場人物が時に動物になり、より具体的で読み手はお話に夢中になっていきます。

 

あっという間に、物語の世界へと引き込まれ、いつの間にか、お話を通して人生についての考え方が身についていくんだと思います。

 

子供の頃に読んだ懐かしい物語がこの本には沢山あって、そのどれもが、ものの見方や考え方を改めて考えさせてくれるヒントになるかもしれません。

 

戸田智弘(とだ ともひろ)

1960年愛知県生まれ。北海道大学工学部、法政大学社会学部卒業

著書に「働く理由」「続・働く理由」「学び続ける理由」以上ディスカヴァー

「海外リタイア生活術」(平凡社新書)「元気なNPOの育て方」(NHK生活人新書)

「就活の手帳」(あさ出版)「自分を変える読書」など

 

 

 

 第1章 視点と視野と視座

 

1.6人の盲人と象

2.ラクダと水に浮かぶ棒きれ

3.オアシスの老人

4.泣き婆さん

5.アリとセミ

6.山の木と雁

 

あなたにとって「良い」ことでも、誰かにとっては「悪い」かもしれない

 

私たちはある出来事やある状況に遭遇すると軽々しく「それは良い」「それは悪い」と判断しがちである。しかしよくよく考えてみると「良い」とも「悪い」ともいえない事のほうが多い。なぜなら「良い」「悪い」は立場によって異なるからだ。

例えば、コロナ。

ガネしゃん家族にとってコロナは旅行や大学、中学生活に大きなダメージを与えました。

 

悪い事ばかりだったのか?と考えてみると、そうでもありませんでした。

 

夫はテレワークで、通勤時間としての時間がなくなり、その分家族で過ごす時間が増えました。

 

息子は大学での友人を作る事はほとんど出来ませんでしたが、その分高校時代の友人やバイト先での友人との親密な付き合いが出来ました。その他、趣味に没頭出来た事等です。

 

コロナでマスクやアルコール等の売り上げがアップした会社もありました。

 

このように、誰もが同じ立場ではないので立場によって世の中の見え方や気持ちが違ってくる。

 

コロナはガネしゃん一家にその事を教えてくれました。

 

第2章 幅広い認識としなやかな思考

 

7.無知の知

8.京の蛙と大阪の蛙

9.ナスルディンのカギ

10.双子の運命

11.目をなくしたカバ

 

ガネしゃんは、こうだと思ったらずっと走り続けてしまう事があります。

 

時々立ち止まって休息をとり、自分の走り方を見直す必要があるのです。

 

また、知っていると思っていたことが間違った解釈の仕方や「知っている」という事で早合点してしまう事もあります。

 

「集中してよく聞く事」

「人の話をしっかり最後まで聞く事」

「確認すること」

 

ガネしゃんは子供の話を何か別のことを考えながら聞いて怒られます。

 

忙しいとついやってしまうのですが、どんなに忙しくてもしっかり子供の話を聞くように心がけています。

 

また話の途中で話に割り込むのは相手に対して失礼です。

 

文章も同じで飛ばし読みをすると、早合点のもとになります。

 

子育ても勉強も大切なのは、

「よく聞かないで分かったつもりになること」

「十分に確かめないで勝手に判断すること」

 

これは本当に大切な事で、ガネしゃんの課題でもあります。

 

第3章 思慮深さと正しい判断

 

12.墨子と占い師

13.夫婦と三つの餅

14.ラクダの頭

15.北風と太陽①

16.北風と太陽②

17.大きな岩と小さな岩

 

あなたにとって大切な時間ってどんな時ですか?

 

時間は誰もが平等に持つものですが、時間は限られています。

 

自分にとって大事ではないもので時間を埋めていくと、自分にとって大事なものに割くべき時間を失ってしまいます。

 

ガネしゃんは、自分にとって大事な事に時間を使うよう心掛けています。

 

第4章 聡明さと創造的な仕事

18.二人の商人

19.三杯の茶

20.2ズウォッティのモイシュ

21.靴のセールスマン

22.鳥コレラ・ワクチンの発見

 

使える人材とは?

この1週間で3冊の本を読んだのですが、使える人材について共通して書いてある事がありました。

使える人材

子供の頃に親の手伝いをした経験がある

使えない人材

子供の頃に親の手伝いをしたことがない

 

3冊共に同じ内容の事が書いてあったのですが、何事も経験がものを言うということです。

お手伝いの経験と仕事力

お手伝いというのは、親から家庭内の仕事の一部を指示されて任される。

その過程でコミュニケーションする力、段取りする力、計画する力、問題解決する力、最後までやり遂げる力などが自然に身につくと予想される。

お手伝いは親も助かるし、子供の考える力も養える、学校での様子や家族皆がコミュニケーションを取れる絶好の場です。

 

この機会に沢山お手伝いしてもらいましょう♪

第5章 強い組織の精神

23.悪者ぞろいの家

24.樽の中のワイン

25.ひばりの引越し

26.水槽の中のカマス

27.ゴーグルをつけろ

※ネタバレ注意 悪者そろいの家のネタバレがあるのでご注意下さい

自分が「悪い」と思えば、周りが「良く」なる

 

「悪い人がそろった家」は自責思考の人の集まり、「善い人がそろった家」とは、他責思考の人の集まりと言い換えられる。自責思考とは「何か問題が起こったとき、自分に原因があると考え、自らの言動の改善を試みる思考」の事。

一方他責思考とは「何か問題が起こった時、他人に原因があると考え、他人に対して言動の改善を迫る思考」の事。

 

この寓話を家族の話ではなく会社という組織の話に置き換えてみよう。

自責思考の人が集まった組織は問題に対してみなが当事者意識を持つので強い。一方、他責思考の人が集まるとみなが問題を他人事としてとらえるので、組織として弱いと言えるだろう。

 

基本的に、出来る社員は自責的、ダメ社員は他責的というのは間違っていない。

ただし自責思考は万能ではない。

 

注意点は二つ。

一つは、極端な自責思考は有害だということ。

行き過ぎた自責思考はストレスを生み、うつ病や精神疾患につながる危険性を持っている。

もう一つは、自責思考が強すぎると、自分以外の他人の仕事、システム、社会環境などへの関心が薄くなってしまうこともあるので注意が必要だ。

 

第6章 働く姿勢と働く意味

 

28.ごましお頭と二人妻

29.与えられたタラント

30.ぶどう畑の雇われ人

31.三人のレンガ職人

32.子どもをしかる父親

33.効率の悪い畑仕事

 

自分の強みを知っていますか?

人はかけがえのない存在でその人にしかない才能が必ずあります。

 

その才能を活かせるかどうかは、本人次第。

 

今自分がするべきことは自分の才能を活かすこと。

 

与えられた力を最大限に出し切ることです。

第7章 正義の心と共同体

34.天国と地獄の長い箸

35.西瓜泥棒

36.百万分の一の命

37.キツネとクマ

38.スープの石

前章では、自分の才能を最大限に出し切る事でした。

 

この章では「与えられる人」になろうとするのではなく、

「与える人」になろうとすること。

 

誰かに何かをやってもらう事を考えずに、自分が他人に出来る事は

何か?と考える事で心の広さがあらわれるということです。

 

第8章 科学技術と社会の関わり

39.カエルとサソリ

40.猿と井戸の月

41.魔法使いの弟子

42.水車小屋の男

 

考えるということは、大切な事ですが、物事を考える場合、

順序を考えるのが大切です。目的が何なのかを考えないでいると、

本来の目的がなんだったのかを見失う事になっていまいます。

第9章 人生の道理と「有り難う」

43.二人の旅人と熊

44.二匹のヤマアラシ

45.狩人と鳥

46.盲亀浮木

47.ファミリー・クリスマス

 

44.の二匹のヤマアラシはハリネズミのジレンマで以前のブログにも

紹介しているのですが、自分にとっての心地よい距離というものは、必ずしも相手と一致しません。お互いが良い距離を保つことでバランスが取れるという事を知っておくと

良い関係でいれると思います。

www.yumepolly.com

 

第10章 欲望との付き合い方

48.倒れるまで

49.コスタリカの漁師とアメリカ人旅行者

50.三つの願い事

51.地獄

 

ガネしゃんは、つい「ないものねだり」をしてしまいます。

「○○だったら」なんて考えるとキリがありません。

ここで大切なのは、ないものに目線をやるのではなく、いま「ある」ものに

目を向ける事。

 

それは、健康であったり、家族であったり。今自分がある能力であったりです。

 

いまあるものがなくなった時の事を考えると、「毎日を感謝」せずにはいられません。

第11章 学びの心得と学ぶ理由

52.がんばる木こり

53.半分の煎餅

54.空の茶碗

55.馬と蟻の知恵

 

自分にはチャンスが巡ってこないと思っていませんか?

もしかしたら、何度かチャンスが訪れているのかもしれません。

そのチャンスを活かすのも自分次第です。

 

チャンスを逃がしてしまう3つの原因

1つ目

チャンスだと気づいていない

2つ目

もたもたしているうちに逃げてしまう

3つ目

自信がない

 

幸運を取り逃がさないように、毎日を大切に過ごしたいものです。

第12章 挑戦と持続可能性

56.象と鎖

57.吊るされた愚か者

58.カエルの登山

59.空を飛ぶ馬

60.生クリームに落ちた三匹のカエル

61.塚原卜伝と弟子の会話

 

行動しなければ現状は変わらない

変化への対応について、書かれてある本です。

これはシンプルな絵本でも同じ内容が書かれてあります。

www.yumepolly.com

 

第13章 自分の物語の描き方

62.海綿を背負ったロバと塩を背負ったロバ

63.三年寝太郎

64.握り飯の近道

65.二人の禅僧

66.人間万時塞翁が馬

 

「急がば回れ」ということわざがある様に人生は早道や近道よりも遠回りや回り道をした方が面白いという内容です。

 

失敗したら失敗した分だけ経験があります。それがまた人生を豊かにしてくれます。

大切なのは挑戦し、失敗しても起き上がって前に進む事です。

何度も転んでも立ち上がってまた前を向いて進んでいきましょう!

第14章 生と死のつながり

67.閻魔王の七人の使者

68.「死の意味」と「生の意味」

69.接ぎ木をする老僧

70.四人の妻

71.ヤゴとトンボ

 

人生はいつどうなるか分かりません。

ガネしゃんも色々と経験してきました。

 

人生の中でそれは突然やってくるものです。

 

ガネしゃんは自身の経験から常に「今日が人生最後の日かもしれない」そう思いながら生活しています。

どんな時でも一生懸命、そして感謝の気持ちを忘れないように、人との出会いを大切にこれからも生活していきます。

第15章 どんなときでも「ものは考えよう」

72.こぶで有難い

73.ましての翁

74.キツネとブドウ

75.堪忍は1つ

76.ロバと親子

77.一休和尚の遺言

 

いかがでしたでしょうか?

どの物語も前向きに、そして考えさせられる事ばかりです。

物語をとおして、ものの見方を考えて見てくださいね。