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本書のポイント
女はなぜ、助け合えないのか。。。
「8000円のランチに行けるか、行けないか」で「ママカースト」が決まる!?
女性の間に生まれる「カースト」の苦しみは、社会的な成功だけでなく「女としての幸せ」というダブルスタンダードで計られることにある。「恋愛・婚活カースト」や「女子大生カースト」「オフィスカースト」などの「女子カースト」の実態と対処法を探ると共に、そこから見える旧態依然とした会社組織や貧困、シングルマザーなどの日本の課題点に迫る。
私がこの本を手にしてから数年近く経とうとしています。あれから何か変わったのかな?と最近もう一度読んでみました。結果、何も変わっていませんでした。
では、早速内容を見ていきましょう。
著者プロフィール
白河桃子(しらかわ・とうこ)
東京都生まれ。慶応大学文学部卒。少子化ジャーナリスト、作家、大学講師。「女性が輝く社会の在り方研究会」委員。2008年に刊行した山田昌弘氏との共著「婚活時代」(ディスカバー携書)が20万部のベストセラーに。著書に『「婚活」症候群』(ディスカバー携書)『「婚活」バイブル 晩婚・少子化時代に生きる女のライフプランニング』(講談社プラスアルファ新書)『女子と就活 20代から「就・妊・婚」講座』(中公新書ラクレ)などがある。
目次
第一章 なぜ女性は格付けをしたがるのか?
第二章 「女子カースト」の実態
第三章 今の日本は多様性社会への過渡期
第四章 「女子カースト」のその先に
感想
第2章についてはカーストの種類別になっています。
下記における3つのカーストを私の経験も踏まえて感想を書いてみたいと思います。
ママカースト
長男が生まれた当時はアパートに住んでいましたが、今後の事を考え幼稚園に入る前に中古住宅を購入しました。近所の方も良い方で何よりも閑静な住宅街で子育てする環境には良い場所だと思いました。
幼稚園では初めての子供ということもあり、当時私もママ友作りに頑張っていたのだと思います。2~3人のグループが集まって結局8人のママ友グループになっていました。ほとんどが初めての子育てという事で、不安な事を話したりとそれなりに楽しかったのですが、誰かの家にお邪魔した後は順番に次の家を訪れるという暗黙のルールが出来てしまい、1度だけでしたがとても疲れました。
幼稚園に慣れると私も仕事を始めたので、浅い付き合いになりましたが、初めてランチをしたときは、夫の職業とそれぞれの年齢を言いあう事があり、なんだか変なプレッシャーを感じました。
幸い?似たり寄ったりで私の場合はカーストには至りませんでしたが、友人の所では、社宅の間でも上司と部下の関係で会社の人間関係が家族の生活にまで持ち込まれているという話を聞きました。
恋愛・婚活カースト
今の30代、40代は未婚・晩婚化の波が押し寄せ、全体的に初婚年齢が上がった世代。一方で今の20代は結婚が早い層と遅い層にはっきりと分かれます。早い人は凄く早いし、遅い人は遅い。さっさと結婚する人と、しない人に二極化しています。
彼氏がいる、いないカーストから始まり恋愛・婚活カーストに悩む女性。
結婚してない知人2人と久しぶりに会うとお互いに結婚したかどうかを聞きます。
これは一体…無意識のカースト??変に勘ぐってしまいます。。
オフィスカースト
これはなくならないのかしら?と思ってしまいます。
今でも子育て中の方は肩身が狭い思いをしている気がします。
ここは、小見出しとして記しておきます。
ワーキングマザーが作る新しい働き方
時短で広がる様々な働き方
仕事の評価とは違うところにあるオフィスカースト
立場を守るための威嚇行為
業務でマウンティングするな!
男性社員のヒエラルキーとはどう違う?
従来の上下関係に「男性からの目線」が絡む
美人が出世すると必ず出る陰口働く女性は二重の土俵に乗せられている
カーストに苦しむのは女性自身に罪がある!?
私が何度か相談に乗った事で多かったのが、立場を守るための威嚇行為です。
お局様のような女性が自分の尺度でカーストを作る。
今までどれだけ似たような話を聞いただろう?
他の女性社員にマウンティングするのは、そうでもしなければ自分の社内での立場を守れないから。それでも周りは何も言えない。そんな相談が多い様に思いました。
生きやすい世界にするために
問題が起きた時あなたはどうしますか?
人のせいにしますか?あきらめますか?
子どもの頃の私は受け身の選択が多かったです。
けれども自分の人生。選んだのは私。
どんな時でも結局は自分が選んだ事なんです。
自分は何が出来て出来ないのかをしっかり見極めて、居心地の良い環境を自ら作り出せるようになりたいものです。
関連図書
「どうせ何をしたって無駄よ」(状況は変えられないものだと思っている)
この「どうせ」ちゃんはカーストに悩む女子たちそのものかもしれません。