ガネしゃんです。いつもご覧いただきありがとうございます。
あなたは自分の仕事の範囲は決まっていますか?
今日は新聞の人生相談で興味深い記事がありましたのでご紹介します。
まずはこちらの記事をご覧ください。
仕事を押し付けられ困る
総務課3年目の会社員です。一応、仕事の範囲は決まっているものの、異動なので担当者があやふやになった仕事、一時的に手伝った仕事など、いつの間にか私の仕事にされ、本来の担当者に戻したくてもスルーされます。聞かれると、ついアドバイスしてしまう自分の性格もいけないのですが、どうしたら担当外の仕事を押し付けられずに済むでしょうか?(50歳・女性)
これに対してのジェーン・スーさんのアドバイスがコチラ
お気持ちよく分かります。がっくりきてしまいますよね。相談者さんは業務を滞りなく進めるために、そしてなにより人の助けのつもりなのに、相手は「ラッキー!」くらいにしか思っていない。腹立たしいことです。私も経験したことがあります。同じような相談を受けたことも、何度もあります。
ベティ・・L.・ハラガン著「ビジネス・ゲーム 誰も教えてくれなかった女性の働き方」という本があります。私は30代の後半で出会いました。読み終わったあと「もっと早く読めていれば!」とじだんだを踏みました。私が信じていた仕事のルールは、完全に間違っていたのです。そのひとつが、まさに相談者さんのおっしゃる「自分が担当する職域以外の仕事に手を出す」でした。以降、仕事で悩む女性には、必ずこの本を薦めています。
たとえば、水がたっぷり入ったガラスのコップが、机の上から落ちそうな場所におかれているとしましょう。気づいている人はほかにいません。これが自宅や友人宅、公共の場での出来事ならば、正解は「サッと動いて安全な場所にコップを動かす」です。しかし、会社という組織ではその振る舞いがのちのちあだになることもある。コップが落ちるのに間に合わなかったら、自分のせいにされてしますこともあるでしょう。仕事人生はまだ続きます。ぜひご一読ください。
その本がコチラ☟
1977年のアメリカで出版されたこの本が、今の日本にもそのまま適応されるのが
驚きです。恥ずかしながら私はアラフィフ手前でこの本を知りました。
作者プロフィール
ベティ・L・ハラガン
25年にわたり企業で働いた後、ビジネスコンサルタントとして独立。主に企業社会の中で女性活用を専用分野とする。「Working Women」誌の人気コラムニストとしても活躍した。
福沢恵子(フクザワケイコ)
1958年東京生まれ。早稲田大学在学中に女子学生の作る就職情報誌「私たちの就職手帖」を創刊。朝日新聞記者、東京家政大学人間文化研究所助教授などを経て07年より日本女子大学客員教授(キャリア開発論)
水野谷悦子(ミズノヤエツコ)
1951年東京生まれ。’71年から20年間外資系企業の重役秘書などを務め、’84年日本女性管理職協会の設立スタッフとなる。その後アメリカにてクリスチャンインナーヒーリングを学び、現在千葉の教会で牧師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです。)
目次
第1部 まず、ゲームの基本を知ろう
(ビジネス社会の基礎知識;会社で働くことの本質;ビジネス・ゲームの実際;女性が会社で居心地が悪い理由;女性のための頭脳プレー)
第2部 あなたのキャリア・プラン
(あなただって管理職になれる;目標にたどりつくために;「勉強すること」そして「お金」;大学生のために)
第3部 ゲームに勝ち残る秘訣
(仕事場でのルール;賢い自己主張法;成功のためには何を着るべきか;ビジネス・ゲームの落とし穴)
感想
40年以上も前に書かれた本が今でも十分に役に立つビジネスの本って…と少し残念に思います。けれど現実はまだ日本で、雑用は女性という考えを持つ方も多いみたいです。当たり前って何?管理職になるという事は「いかに他人に仕事をさせるか」
組織で仕事をされている方、上司、部下どちらの立場の方でも是非読んで欲しい本だと思いました。