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【不便でも気にしないフランス人、便利なのに不安な日本人】
本書のポイント
私は心配性です。ルールをキチンと守る真面目な性格です。日本人の考え方が嫌いだと思っているけれど、日本人だなぁと思う事が沢山あります。
私がこの本を手にした理由、私の描いていたフランスと同じか知りたかったからです。
本書を読み終えて、誠実で清潔で安全な日本に住んでいる事を改めて幸せだと感じました。
著者プロフィール
西村・プペ・カリン
1970年6月7日生まれ。AFP通信東京特派員。パリ第8大学の後、ラジオ局やテレビ局を経て1997年に来日。2000年からフリージャーナリストとして「Journal des Teleoms」「Le Point」などで執筆。2004年よりAFP通信東京特派員。
訳者
石田みゆ
1984年横浜生まれ。翻訳会社、出版社勤務などを経てフランス語書籍の翻訳に携わる。訳書に「フランス人ママ記者、東京で子育てする」(大和書房)など。
目次
はじめに
フランスと日本、愛し方が違うの?
フランス人は「おしゃれ」なの?
「フランスは子供に優しい」って本当?
日常に「地震」がある日本人の考え方
なぜ日本人は「お金の不安」がとまらない?
日本人は働きすぎ?日本の鉄道とコンビニ、そして宅配便はすごい
フランス人は「政治」がお好き?
フランスと日本の未来に乾杯!
感想
フランスと言えば、オシャレでシックなイメージが子供心にありました。
きっとそれはテレビや雑誌等でフランス人女性というのは、芸能人だけでなく、一般の人も1人残らずオシャレで美しいという紹介をされているからなんだろう。
妄想癖が強い私はもう、フランス人=エレガントというイメージしかありませんでした。
しかしフランスの市民にそんな理想の女性は多くはなく、日本人であっても魅力的な方は沢山いるし、パリではユニクロがシックなイメージで彼女達は好んでユニクロを着ています。
「隣の芝生は青い」のはどこも同じで思い込みというものはどこまでも怖いなぁと感じました。
家の価値では、古い家ほど人気があるフランスに対し、日本では1戸建ては20年も経つと建物の評価額はゼロ。
なにごとにも用意周到な日本人に対して、フランス人はでたとこ勝負な場面が多い。
大学生では大学在学中に内定をもらう日本人が多い中、フランスではほとんどの学生が在学中に内定をもらう事はありません。
内定をもらっても不安な日本の若者に対して、フランスの若者は、そこまで自分達の将来に不安を抱いていないという事は、将来に対しての考え方が対照的だと思いました。
多くの事に対して考え方が対照的ですが、フランスの良い部分や日本の良い部分を考えると、お互いの良い部分を取り入れるとどちらも素晴らしい国になるのになぁなんて考えながら読んでいました。実際にはなかなか出来ない事が多いかもしれません。
1人1人がこういった本を読んで個人が考え意見を出し合うと、良い解決法を見つける事が出来るのではないかなとも思いました。
まずは、身近な人から。
夫や子供達、両親や友人達のお互いの良い所を取り入れる事から始めたいと思います。