今週のお題「住みたい場所」
ガネしゃんです。いつもご覧いただきありがとうございます。
住みたい場所。
こんな所に住みたいなぁという場所が思い浮かびました。
それは『ちいさいおうち』のような静かないなか町です。
といっても「時のながれ」と共に町は変化していくのですが…
本書のポイント
静かないなかに、ちいさいおうちがたっていました。
リンゴの木や畑にかこまれて、たいへんしあわせでしたが、まわりに工場がたち、電車が通って、にぎやかな町になると、ちいさいおうちは、白いヒナギクや、リンゴの木がお月さまの光の中で踊っているいなかの景色を夢見てさびしく思うのでした。。
人間の生活に自然がどんなに大切かを、詩にみちた文章と、美しい動きのある絵で見事に描き出した絵本の改訳決定版。
この本は、1942年にアメリカの最優秀絵本としてコールデコット賞を受けました。
著書プロフィール
バージニア・リー・バートン
1909年8月30日アメリカのマサチューセッツ州ニュートンセンター生まれ。
父はマサチューセッツ工業大学の学監、母はイギリス生まれの詩人で音楽家。バートンはカリフォルニアの美術大学で絵の勉強をするかたわらバレーも学び1931年にボストンで絵の教えをうけた彫刻家ジョージ・ディミトリオスと結婚。以後海辺の小さな村フォリー・コーヴに住み、画家として、デザイナーとしてまた絵本作家として活躍。
感想
きれいなピンク色の壁にすてきな窓と玄関。小さいけれど丈夫でしっかりしたつくりの
『ちいさいおうち』
朝になるとお日様がのぼり、夕方にはお日様がしずみます。
夜にみるきれいなお月さまや星。
春になれば、リンゴの花が咲き、夏になると丘には沢山の花。
秋には黄色やオレンジの紅葉。冬が来ると真っ白な雪景色。
理想と現実は異なりますが、こんな所に住みたいなぁと子供の頃思ったものです。
ただ、『ちいさいおうち』はこんな素敵な光景をずっと見る事は出来ませんでした。
なにも変わらずにそこにいるだけなのに周りはどんどん変化していきます。
小さかった私はだんだん悲しくなったのを思い出しました。
そうして読み続けていくうちに…
今は便利になって昔の様にはいかないけれど、私が田舎好きなのは小さい頃こういう本に沢山出会えたからなのかもしれません。
自然を感じる事ができ、のんびり過ごせたら幸せだなぁ~と思います。