ガネしゃんです。いつもご覧いただきありがとうございます。
私が小学生の時、足の裏のほくろを取りました。
がんの中でも特に悪性度が高いことで知られる皮膚がんの一種メラノーマ(悪性黒色腫)。
「ほくろ」や「シミ」との識別が難しいので診断が遅れがちです。
自分の「ほくろ」が「皮膚がん」かどうかを見分ける簡単な判断基準を書いてみたいと思います。
ほくろが皮膚がんかどうか見分ける方法
まず、色・形・大きさをみます。
色は色調が変化する事。
形はいびつで大きい
大きさは6ミリ以上は注意が必要だと言われています。
症状は?
初期にはかゆみや痛みがありません。
進行すると何もしていないのに、傷が出来たり出血します。
足の裏にあるほくろは注意
私は生まれた時から足の裏に「ほくろ」があり、母親が「こんな所にほくろが」と気づいたら、知人から「足の裏のほくろは怖いがんの可能性がある」と言われて心配になり、皮膚科を受診しました。
かかとにあった「ほくろ」は次第に大きくなり、大きさは7ミリで形がややいびつ。
切除した方が良いという事で切除しました。
幸い組織は良性で異常はありませんでした。
正常なほくろ
診察方法
まずは見た目で判断。
分かりにくい時はダーモスコープという特殊な拡大鏡で観察。この拡大鏡で色素の分布がメラノーマに特徴的なパターンが分かるそうです。
悪性が疑われる時は組織を採取し詳しく調べる病理組織検査をします。
早期な場合は病変と周囲の皮膚を小さく切除するだけで完治します。
メラノーマは、肌の色に関係するメラニン色素を作る細胞「メラノサイト」ががん化します。
ごく小さいうちからリンパ管や血管を通って全身どこにでも転移する極めてたちの悪いがんです。
日本人では足の裏や手のひら、手足の爪に生じるタイプが多く、特に足の裏は約30%も占めています。
パターンに特徴
ダーモスコピーの検査では病変のある皮膚表面に超音波診断で使われるゼリーなどを塗り、さらにガラス板をあてます。そこに強い光を照射しながらレンズで病変を10~20倍に拡大して観察すると、肉眼では見えない皮膚内部の色素の分布が見えてくるのだそうです。
ダーモスコピーで観察すると、通常の「ほくろ」では紋の「溝」に一致してみられる色素沈着が、メラノーマでは「丘」の部分にみられるという特徴的パターンがあるそうです。
メラノーマができやすい年齢は?
ほとんどが30代以降だそうですが、年齢が上がるごとに増えていくようです。
原因は?
はっきりとは分かっていないそうですが、医師曰く紫外線の影響もあるそうです。
日本人に多い足の裏にできるものは、紫外線の影響は考えにくく、慢性的な外的刺激も危険要因の一つなんだそうです。
私の場合は足の裏(かかと)の部分だったので毎日起こる摩擦によって大きくなったのだと思われます。
予防方法は?
皮膚科の医師によると、紫外線の影響は若いころから蓄積するので、できるだけ日焼け対策はした方が良いそうです。
またあまりにやり過ぎると別の病気にもなる可能性ので注意が必要です。
なんでもやり過ぎはいけないですね。
メラノーマは悪性度が非常に高いがんです。
ただし、早期発見できればほとんどが治ります。
「新しくほくろが出来た」「だんだん大きくなった」「色が濃くなった」「いびつだ」と感じたら、迷わず皮膚科を受診しましょう。
足の裏にあるほくろは気づきにくいので、時々チェックしてください。