ガネしゃんです。いつもご覧いただきありがとうございます。
5月末で退職される予定の方もちらほら聞きます。他人事ではないので、自分はどういう生活を送りたいのかを考えながら、今私が出来る事を精一杯やっています。
それでは今日も毎日新聞の紹介記事から社会人でも学び直しが出来るんだという事を書いてみたいと思います。
即戦力の制度新設
教育訓練給付は雇用保険の制度で、失業率が4%台に急伸した1998年に雇用安定と再就職支援を狙いにスタートした。厚生労働省が指定した講座を受講すると、受講費用(入学金と受講料)の一部を補助する。
教育訓練給付制度には3つの種類がある。
一つ目は「一般教育訓練給付」
働く人の職業能力アップを支援するため、資格取得などの講座を対象とする。受講修了から1か月以内にハローワークに申請すると、受講費用の20%(上限10万円)
を受給できる。指定口座は厚労省の検索システムで探す事ができる。簿記、英語、プログラミング、ウェブデザイン、大型自動車免許、宅地建物取引士など幅広く、口座数は1万以上もあります。
二つ目は「特定一般教育訓練給付」で2019年10月新設した。「速やかな再就職や早期のキャリア形成」を目的とした即戦力のある資格取得講座が対象で、「一般」の倍にあたる受講費用の40%(上限年間20万円)が受給できる。
ただし「一般」と異なり、事前申請が必要だ。ハローワークでキャリアコンサルタントと面談して就業目標や職業能力について記したジョブカードを受け、受講開始1か月前までに必要書類とカードを提出する。受講が終了したら1か月以内に申請する。
指定口座は、税理士、社会保険労務士など独占業務のある資格やIT資格の取得講座、介護職員初任者研修のほか、出産や育児の為にキャリアを中断した女性の職場復帰やキャリアアップを支援するプログラムもある。
受講中生活支援も
三つ目は「専門実践教育訓練給付」で時間をかけて専門知識や資格を得たい人が対象だ。14年10月に始まり、18年1月に給付額を拡大、19年4月には受講期間が最長3年から4年になった。
指定口座は専門性が高いものに限り、介護福祉士、看護師など独占業務のある資格取得、情報処理など専修学校の職業実践専門課程、専門職大学院、大学の職業実践力育成プログラム、一定レベル以上のIT資格、第4次産業革命スキル(AI人口知能データサイエンス)などの分野がある。「特定一般」同様、ハローワークでキャリアコンサルタントと面談し、受講開始1か月前までに手続きする必要がある。
支援内容はかなり手厚い。
受講費用の50%(上限年40万円)が受給でき、資格取得から1年以内に雇用された場合、さらに20%(上限年16万円)が上乗せされ、受講期間1年の場合は最大56万円。同4年では最大224万円だ。受講中、6か月ごとにハローワークに申請し、その都度受給する仕組みだ。
「専門実践」の指定口座は昼間通学が多く、期間の長いため、受講のため離職する人も多い。そこで、21年度までの時限措置として、生活支援のための「教育訓練支給給付金」もある。「専門実践」の受給者が失業中で、受講開始時に45歳未満、講座が通信制・夜間制でない場合、失業手当の受給後、受講が終了するまで、失業手当の80%相当額が受給できる。例えば、30歳(雇用保険加入7年)の人が自己都合で離職した時の給与が30万円だった場合、失業手当は月約17万9000円が約3か月間受けられる。その後、支援給付金として8割にあたる月約14万3000円が見込めるわけだ。
サイトに詳細掲載
教育訓練給付はいずれも雇用保険に3年以上加入しているか、3年以上の加入を満たしたうえで、離職から1年以内の人が対象。ただし、初めて給付を受ける場合なら加入期間は「一般」「特定一般」は1年。「専門実践」は2年でいい。
過去に教育訓練給付金を受給したことがある場合、新たに受給するには、前回から3年以上たっている必要がある。
契約社員やパート職など非正規雇用でも雇用保険に加入していれば対象になる。雇用保険の加入期間が途切れていても、未加入期間が1年以内ならそれ以前の加入期間と通算できる。ただし、雇用保険に加入していない自営業者や公務員は対象外だ。
教育訓練給付は98年のスタート当初、英会話教室が急増する「スクールバブル」をうんだり、不正受給がはびこったりするなど問題もあったが、指定講座を絞り込むなど改善が進み非正規雇用の若者の支援や社会人の学び直しなど中長期的なキャリア形成という位置づけを明確にしている。特に「専門実践」は給付額も大きく、キャリアアップのためにかなり役立つはずだ。
指定講座は4月開講が多い。事前申請が必要な場合、時間がかかるため、早めに準備したい。また制度はたびたび見直しが行われており、今後も変更される可能性は高い。利用を考えている場合は、厚労省やハローワークのサイトで最新情報をチェックしよう。
まとめ
私の友人達も今専門実践教育訓練給付を受給しながら、「看護師」「言語聴覚士」の資格を目指しています。
1人はシングルで子供を育てながらです。前向きな友人達にとって「学び直し」はとてもありがたい制度だなと思います。