ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。
日曜日の朝刊で毎回楽しみにしている記事があります。心療内科医の海原純子さんの「新・心のサプリ」という記事でいつも「なるほどなぁ」や心がほっこりする記事が多いです。
今日はそんな記事から「生クリームの中の蛙」というお話を紹介します。
生クリームの中の蛙
昔、生クリームの瓶に落ちてしまった2匹の蛙がいた。2匹ともしばらくして自分達が沈み始めていることに気がついた。生クリームは濃い液体で浮いているのが難しかったのだ。そこで2匹は手足をばたつかせて浮いていようとした。しかしこれは労力がいることですぐに沈んでしまい顔を出して浮くのが難しくなってきた。1匹は「こんなことをしてもどうせだめ」とあきらめ沈んでいった。もう1匹の蛙のほうは我慢強いというか「いくら死が迫っているとはいえ最後まで生きるんだ」と足をばたつかせていた。重い液体の中では1センチも進めず元の場所に浮いたままなのに同じ場所を何度も足を動かし続けていた。
するとさんざん足を動かした為に突然生クリームが固まってバターになり蛙は驚いてひとっ跳びして瓶の縁に飛び移り帰っていったのだという。
「どうせやってもだめ」と思ったり「もう年だから」と年齢を言い訳にしたりして努力を放棄する傾向がある時のヒントが隠れている。
この寓話、蛙が死と向かい合った中で「出来る限り自分ができることをする」というところが心にしみる。蛙は足を動かすのだがそれは単に動かすという動作ではなく自分が出来る事を精一杯生ききるという事の象徴なのだと思う。
予想外の出来事で、私達の人生は生クリームの瓶に落ちた蛙の様になることがある。その時、自分がどう生きるか、を問われたような気がする。結果として蛙のようなハッピーエンドにはならなくても、出来る事を続ける事の美しさを大事に生きて生きたい。
精一杯生ききる
「出来る限りのことを精一杯する」とこの記事を読んで強く思いました。
一生懸命やってる人をみると応援したくなる。自分も、もっとやってみようって思う。協力しようって思う。そんな風に誰もが思えばこの世の中も良くなっていくのになぁと思います。