ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。
今年84歳になる私の師匠は長年音楽に携わるお仕事をされていました。
もう随分と昔の話ですが師匠がまだ若かりし頃、ある歌のコンクールで見事優勝されました。
そのコンクールでは賞金の他に「ラジオの番組で歌う」という特典があったそうです。しかし、ラジオ番組を勝ち取ったのは当時2位だった人だそう。
当然師匠は抗議しに行かれました。
そこで師匠は上のお方に
「○○君(師匠の名前)人生というものは「プラスアルファ」なんだよ。と軽くあしらわれ、とても悔しい想いをしたそうです。
当時まだ20代と若かった師匠は世の中の事を知らず、現実を思い知らされたと話されていました。
大きなダメージを受けた彼女はそこから「世の中」の理不尽さを身をもって経験し学んでいかれたそうです。
そんな師匠が私にいつも伝えてくれることは、
「きっかけを作るのもチャンスを掴むのも全部含めて自分の実力はこんなもの」
と今の自分を受け入れる事が大切だという事です。
「運があっても掴めないと運がないのと同じこと」
「あの時こうしていれば」「本気を出せば出来た」「親に反対されたから」は言い訳にしか過ぎない。
早々に自分の実力を知る=今の自分を受け入れる事
それを知った上で毎日生活していくと運が入ってくる事もあるし、掴む事も出来る。
自分の実力を知ろうとせずに、文句だけ言っても結局は出来っこないのだと教えてくれます。
だから「今」一生懸命毎日を生きてそこから常にスタートさせるのです。
世の中は理不尽な事の方が多いのかもしれません。
その中で自分の置かれた場所で頑張ろうと辛い時、師匠の言葉を思い出します。