ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。
あなたが会社に就職しようとする場合、あなた(働く人、労働者)と会社(雇う人、使用者、事業主)との間で「働きます」「雇います」という「約束=労働契約」が結ばれます。
どういう条件で働くのか?
契約内容も労働者と使用者の合意で決めるのが基本になります。
労働契約を結ぶ事によって会社は「労働契約で定めた給料を払う」という義務があります。
また働くあなたも「会社の指示に従って誠実に働く」という義務を負う事になります。
労働契約が労働者と使用者の合意で決めるのが基本だから。。といってこの契約を「自由に結んでもいいですよ!」となるとどうでしょう??
働く側はどこかに雇って貰って給料をもらわなければ、生計を立てていくことができません。
だから、雇ってもらうためには、給料や働く時間に不満があっても、会社の提示した条件どおりに契約を結んでしまわなければいけないかもしれません。
また、もっと高い給料で働きたいと言って会社と交渉しても「ほかにも働きたい人はいるから、嫌なら働かなくていい」と会社に言われてしまえば、結局会社の一方的な条件に従う事になってしまう事になります。
こんな風に、全くの自由にしてしまうと、実際には立場の弱い労働者にとって、低賃金や長時間など劣悪な労働条件の、不利な契約内容となってしまう可能性があります。
そうならない様に、労働者を守るために「労働法」があります。
労働法について知識を付けておくことが、あなた自身の「権利を守る」ことになるのです。
労働法の保護を受ける「労働者」には雇われている人は全て含まれます。
正社員だけではなく、パートタイム労働者やアルバイトも「労働者」です。