ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。
前回と同様、今から少し脳トレしてみませんか???
まずは、以下の文章を読んで下さい。
時は2217年。コンピュータは飛躍的な進歩を遂げました。人の脳を完璧に解析し、その人の記憶や性格まで導き出してしまいます。
そして、そこから未来を予測できるようになったのです(*´▽`*)
人々はコンピュータに自分の子供を解析させ、最も適した職業を選ぶことも出来ます。
自分の好みを分析させて住みたい街を選ばせたり、自分の能力を分析させて才能のある道を見つけ出したり、読みたい本はコンピュータが瞬時に選んでくれたりと便利な事ばかりです。
企業の側から見ても、会社に必要な脳を選ぶ事が出来る様になり、スカウトもコンピュータが自動でやってくれます。
自分の能力がどれほどのものなのか現状が分かるだけでなく、現在の脳の状態から未来も予測する事ができます。無駄な努力をする事もなくなり、人生を無駄なく送ることが出来る様になりました。
結婚も一気に身近なものになりました。
自分の脳情報をコンピュータに登録し、自分に合った異性をコンピュータに見つけさせ、一度も会う事がなくとも運命の人が見つかります。
この機能により顔も知らぬまま結婚を決める人さえいるほどです。
警察も難しい捜査を行う必要さえなくなります。
事件が起これば少しでも疑いのある人を片っ端から捕まえてコンピュータに脳を調べさせれば、瞬時に記憶が検索され、犯人かそうでないかが分かります。
このため、犯罪率そのものが低下し、街は以前より安全になりました。それどころか将来犯罪を起こしそうな人まで分かる様になりました。
犯罪を起こす確率が高い人はあらかじめ逮捕して厚生プログラムを受けさせることが可能になったのです。
これでさらに街の安全度は上がります。
国は国民の平和と安全と快適な生活、そして国の発展の為に12歳以上の国民に1年に1度脳情報を登録することを義務付けました。
果たしてこれは望むべき未来の姿なのでしょうか???
コンピュータが有能過ぎると人々はコンピュータに頼るようになり、思考が弱くなると思います。弱くなった思考の代わりにコンピュータがさらにその穴を埋めていきます。
例えば、子供が大好きな絵を仕事にしたいと思い、頑張ってたのに脳情報を登録した際に、視覚に関する後頭葉の状態から画家には向いていないと結論づけられ、美術学校はこの結果からどこも入学を許可しないだろうと知る事になります。
両親は画家の道を諦めさせ、変わりにコンピュータがはじき出した向いているという機種であるエンジニアを勧めます。
あなたは、自分の絵は芸術だからコンピュータには分からないと反発心を抱きますが、世間はコンピュータが認めた人間の描く作品ばかりを高く評価するでしょう。
そうなれば、誰も認めてくれない芸術は無駄なものに見えてきます。
また、別の人は手芸の趣味が高じて店をオープンしました。
なかなか愛嬌のある絵柄が一時人気になりました。
しかし、その人の手芸の才能は並程度と知った人々は、その愛嬌のある絵柄に魅力を感じなくなりました。なんせ才能は凡人なのです( ゚Д゚)
素人の作品だと批判するようになり、この絵柄はそれほど価値のあるものとは感じられなくなったのです。
まるでコンピュータに支配されているような世界は本当に幸せなのでしょうか?
私は人が好きです。感じ方は人それぞれで良いと思います。
機械に頼らず、自分で悩み考えた事なら納得できます。
自分で決めた目標なら頑張れる、人と交わした約束も目標の1つです。
目標を達成でき、報告し一緒に喜べる、喜んで貰える等々、、
間違いもあるし、回り道かもしれません。けれど大切な事は人とのコミュニケーションだと私は信じています。