ガネしゃんです。いつも見て頂きありがとうございます。
私は毎日新聞を購読しています。
毎日新聞の日曜日「くらしナビ🏠ライフスタイル」で人生相談というコーナーがあります。
作家の高橋源一郎氏が相談者の悩みに回答されるのですが、とても印象に残った記事があったのでここで紹介したいと思います。
相談者は54歳女性の方で、高校2年の息子さんが片目の視力をなくされ今後
両目とも視力を失うかもしれないという事で、気づいてあげれなかった事と今後の事などに加え一番ショックを受けてるはずの息子さんに気遣って貰ってるのが分かり、胸がつまる思いで、親としてどう接すればいいのか?という、相談内容です。
同じ年頃の息子を持つので、どんな回答をされてるのかと内容を読みました。
そこには、高橋氏がイギリスにある子供ホスピスを訪ねた内容が書かれてありました。
高橋氏は数百のこどもたちの生命を見守ってきた園長先生に
「自分の生命が残り少ない事を知る子供たちが何を心配するかわかりますか?」
と聞かれたそう。分かりませんと答えた高橋氏に、園長先生は、
「残される親の事です。自分がどれほど親を悲しませてきたか、そして、死んでしまったらどれほどの悲嘆にくれるのか、それが彼らを苦しめるのです。」
取材をする少し前、こんな事件があったそうです。
長い闘病生活の末、女の子が息を引き取ったように見え、母親が泣き崩れました。その瞬間、亡くなったと思った女の子が目を開け、半身を起こし、母を食い入るように見つめたのです。担当者が「大丈夫よ、お母さんのことは、心配しないで、私たちがいるから、私達が守ってあげるから、心配しないでもういっていいのよ」と優しく声を掛けると、女の子は安心したように目を閉じ、二度と開けませんでした。
高橋氏はそんな、限界に近い場所に置かれた子供達を取材して、彼らの愛はおとなよりはるかに大きく、深いのではないかと思うようになったそうです。
彼らこそ、ほんとうは親かもしれないと。だから相談者にも大丈夫、息子さんは全てを理解されされていると思います。だったら、親としてするべきことは1つ。
息子さんに負けないような愛をと締めくくってありました。
あ~凄いなぁと読んで思いました。
そして、当たり前の様に暮らせてる日常に感謝するのでした(*'ω'*)
嫌がられても、今日もギューって抱きしめようかな( ´艸`)