ガネしゃん

「人生に悔いはない」生き方がしたい主婦です。

君たちはどう生きるか

100万部のベストセラーでありながら、ようやく手にし読んだ本になります。

 

あらすじとしては、お父さんを亡くした中学2年生の「コペル君」がお母さんの弟にあたる叔父さんとのやり取りを通して「生き方」を考えていく物語になっています。

 

コペル君の本名は本田潤一君で、コペル君というのは、ニックネームになります。

 

なぜ、コペル君と呼ばれるのかは、本を読んでからのお楽しみなのですが、コペル君はこのニックネームを気に入っています。なぜなら、同級生たちにも、そう呼ばれているのですが、初めて呼ばれた時はとても嬉しそうだったからです。

 

友達はコペル君の叔父さんが、そう呼んでいるのを聞いて、そう呼ぶ様になったのですが、その友達もなぜ「コペル君」なのかは、分からないのです。

 

さて、物語は10個の出来事により、構成されていて、ある出来事(ものの見方)(いじめ)(人間のつながり)(貧しいということについて)(偉大な人間とは)(友人との約束裏切り)(これからの生き方について)等です。

 

 

そして、これらの出来事に対して、叔父さんはノートに、コペル君自身で考えて貰う様、綴っています。

 

 主人公のコペル君はまだ、15歳なのですが、とてもしっかりしていて、経験したことについて向き合い、自分の頭でしっかり考え、成長していきます。

 

私は本を読み、中学生の私はおろか、今でも自己中心的な世の中の見方をしていると痛感しました。コペル君は世の中の流れの中の一人が自分であるという見方を自ら理解します。

 

この本の終盤でコペル君は友人との約束を破ってしまいます。

 

その罪悪感にかられて、コペル君は学校に行けなくなります。

 

寒い雪の中外にいてたので、本当に病気になってしまい休む羽目になってしまうのですが、

 

その時のコペル君のような気持ちは誰もが一度は経験したことがあるのでは?と思い心打たれました。

 

コペル君は初め、誰にも相談出来ずにいるのですが、暫くして叔父さんにだけは、真実を語ります。叔父さんのアドバイスにより、コペル君は本来あるべき状況から立ち向かう事が出来るのですが、コペル君は中学二年生にして、様々な経験と叔父さんの教えにより、自己中心ではなく、誰かの為に、自分で考えて決断していく様になります。

 

作者はどう生きるかという、生き方について、コペル君を通して、読者にも問いかけています。

 

「生きるために食べよ、食べるために生きるな」

 

有名なソクラテスの言葉にもあるように、どんな人であろうと相手に教える事が出来ないというものがあります。出来る事といえば、他人を考えさせるようにするだけ。それによって、自らが気づき、自分に何が出来るのかという事分かってもらうしかないのです。

 

この本は自分の信念に従って、生きることは、人生を楽しく、意味のあるものとするんだと教えてくれる本だと、思います。

 

 

君たちはどう生きるか (岩波文庫)

君たちはどう生きるか (岩波文庫)